読書：瀬川深さんによる「沖縄戦が問うもの」感想

瀬川深　Segawa Shin @segawashin

諸般の事情で沖縄戦の本を読んでいるのですが…………イヤァ……きついね。自分の無知を恥じるとしか言いようがないぐらいキツい。はっきり言って日本軍が完璧に疫病神。自分の狭い見聞の中でいちばん近い事象はクメールルージュの虐殺だと思う。（続 amazon.co.jp/%E6%B2%96%E7%B…

瀬川深　Segawa Shin @segawashin

承前）そもそも制空制海権取られてて上陸されたら戦争は詰みなんだけど、でも降伏しなかったのは ・降伏する方法がなかった ・とりあえず相手に一撃浴びせてからの方が降伏するにも有利（しかしその方法はない） という最悪な理由で徹底抗戦＆降伏は許さない、を命じられた沖縄。地獄ですね。（続

瀬川深　Segawa Shin @segawashin

承前）例によって補給と兵站の概念のない日本軍が現地住民から食料だなんだと徴用するのは例のごとくなのだが、米軍が迫るにつれてなにかと難癖付けては住民をスパイ扱いして拷問したり殺したりしていくさまはこの映画を思い出した。そのまんま。（続 eiga.com/movie/80462/

瀬川深　Segawa Shin @segawashin

承前）それにしても、これだけ直接間接の知見が山のように積み上がってる戦争なのに、自決の強要は無かったとか裁判起こしてた連中はどんだけ厚顔で恥知らずなんだろうと思いますね。その中の一人は今防衛大臣やってますけどね。（続

瀬川深　Segawa Shin @segawashin

承前）つーかね、こんだけのことをやらかしたらそりゃ沖縄恨むよ。100年の遺恨が残るよ。戦前戦中戦後とこんなに分かりやすい捨て石にされた地域もなかったんじゃないか。ホントいろんな意味で申し訳ないとしか思えないです。せめて知識だけは蓄えておきたい。贖罪になるなんて思わないけどさ。

瀬川深　Segawa Shin @segawashin

承前）沖縄戦で日本軍が発揮したダメさ加減はきちんと現在まで継承されていることは強調しておきたい。現実を無視した根性論、無計画を現場の運用でカバー、あり得ない条件設定と目標設定、議論の不在等々。あぁ俺のご先祖様はバカだったのだなぁと再認識するのはとても辛かった。今の俺たちもだが。

瀬川深　Segawa Shin @segawashin

承前）つまり、もう一回日本が戦争やったらこれと同じこと（＝住民虐殺・補給無視した計画・現実を気合いでカバー・相手の研究はしない・交渉はできない・偉い人は責任取らない、等々）をもう一度繰りかえすんだろうなと確信できるところが辛いです。事実だからやむを得ないがそれでも辛いな……。（終