貴方はれいんの啄白で『僕の居場所』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 うんうん!
2017-10-13 08:21:23かたん、と窓が鳴る。窓を開ければ桟に小さな菫の花があった。「借りてるぜ」軒下には送り主。「ずいぶん愛らしい家賃だね」「好きだろ?」「あぁ、好きだとも」借金取りから逃げているのか、それとも会いにきているだけか。どちらでもかまわない。彼が野の花を手土産に訪れてくれるだけで幸福だ。
2017-10-13 20:19:56貴方はれいんの啄白で『そのセリフ、そっくりそのまま返す』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 はわわ…
2017-10-11 00:53:27「君は!どれだけ無茶をしたら気が済むのだい?!」胸座を掴まれ揺さぶられる。あぁ、もう、ただでさえ目の前がぐるぐる回ってるのにやめてくれ。「どれだけ、心配したか…!」言わせてもらうが、何のために俺様がしんがりを引き受けたと思ってんだ。なのに戻ってきやがって……無茶はどっちだよ。
2017-10-11 01:00:02貴方はれいんの啄白で『救うのは僕じゃない』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150
2017-10-10 00:25:13司書から「石川先生は新作を書かれないのでしょうか」と問われたとき、僕は「時期尚早だよ」と答えた。見て御覧。彼が僕の詩集を読む眼差しを。あんな目をして詩を読む男が書かない訳がない。書け、書け、だなんて尻を叩く必要などどこにもないのだよ。彼は自分で立ち上がってくる。詩人だからね。
2017-10-10 00:34:50貴方はれいんの啄白で『酷い男』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150 ヒュ~~~
2017-10-09 00:29:49酒好きで、遊び好きで、女好き。これだけなら良かった。見限ることも簡単にできていたと思うのだよ。どんなに仕方がない男でも彼には煌めく星のような才能があった。それが僕の心を掴む。そして、彼の気の向くまま振り回される。嗚呼、酷い男。僕は君から目を背けることすらできないのだ。
2017-10-09 00:45:02喪失状態になった友を見舞って補修室に来る。それ自体はよくある話だ。だが、北原くんは違う。ベッドに横たわる石川くんの口許に手をかざし、呼吸の確認をする。脈をとる。頬に触れてその冷たさにハッとし、また呼吸を確認する。石川くん、早く目覚めてやってくれないか。痛ましくて見ていられない。
2017-10-08 10:20:57貴方はれいんの啄白で『あなたと一緒にいたいんだもん』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 ヒエッ……かわいい……
2017-10-04 23:14:52「俺様を囮にして逃げろ」馬鹿なことを君は言う。嫌だねと拒否すれば「北原!」と、怪我人らしからぬ声で怒鳴る。そんな元気があるなら弾を込めておくれ。最後の一発に賭けようじゃあないか。ひとり格好良く死んで御仕舞いにはさせないよ。僕を誰だと思っているのだい?君の男を舐めないでくれるかな。
2017-10-05 08:19:10貴方はれいんの啄白で『「新手の誘い文句ですか?」』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150 もっと積極的に!
2017-10-01 15:36:24「ちょっと話があるのだけれど」そういって部屋に誘われてお説教。長丁場になりそうだからと茶も出てくる。借りたら返したまえ。新作は書かないのかい。書くと言えば最近万年筆の調子が。次々と変わる話題。説教はどっかいっちまってる。俺様と話したいならそう言えよな。寝床でゆっくり話そうぜ。
2017-10-01 15:47:20貴方はれいんの啄白で『はい、あーん?』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150 ひゃあああ!かわいい!!
2017-09-27 22:05:50つまみを作ってくる、と石川が席を立てば、僕も付き合うよ、と北原がついてくる。北原が料理をするわけではない。味見係としてだ。ぽんぽんと輪切りにしたズッキーニをガーリックバターで炒めて醤油を一回し。「ほらよ、あーん」「あー」甘え甘やかし、こんなの誰にも見せられない。二人だけの秘密だ。
2017-09-27 22:27:01貴方はれいんの啄白で『どっちが、』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150 カワイ~~
2017-09-24 11:50:36「ほんっと変わったよな~!前は俺様の後ろにくっついて歩いてたのに」可愛かったなぁ、と溜め息を吐かれても困る。あの頃は兄弟のようなものだった。今は、決定的に違うだろう?「三歩下がって着いていけばいいのかい」そう言えば、たちまち頬が赤くなる。可愛らしくなってしまったのは君の方だよ。
2017-09-24 11:58:24貴方はれいんの啄白で『桜は、まだ咲かない』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150 んんん……;;;
2017-09-23 09:10:53その蕾はいつもそこにあった。それこそ、前世から。君との思い出は決して暖かなものばかりではなかった。冷たい風が吹き荒ぶ心の中では、この蕾が綻びることはないだろう。そう思っていた。でも、君が隣にいるだけで、心が暖かくなってしまうのだよ。ねぇ、もしも咲いてしまったら、どうしてくれるの?
2017-09-23 10:02:25貴方はれいんの啄白で『痴話喧嘩は他所でやれ』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150 ギャワイイ
2017-09-20 00:18:48「大体ね、君が…」「なんだよお前だって…」僕のアトリエで喧嘩をするのはやめて欲しい。「キャバクラ行ったぐらいで怒るなよ!お前は俺様の女房か!」「だ、誰が君の女…房…」白さん、真っ赤だ。石川くんも釣られて赤くなっちゃって。続きは部屋でやってくれないかな。こんなの犬も食わないってね。
2017-09-20 00:30:54貴方はれいんの啄白で『名前を呼んで』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150 いいよいいよ~!
2017-09-19 16:44:35「なぁ北原……」石川は北原を名前で呼ばない。「そろそろ、名前で呼んでほしいのだけれど?」小さな不満を口に出すと石川の頬に赤みが差す。「いいのかよ……」「もちろん。構わないよ」すれ違い様に耳元で「今夜行くからな」と囁かれ、北原は動揺した。そうだ、閨でだけ、彼は名前を呼ぶのだ。
2017-09-19 16:56:57