harvardandkaze氏によるガールズ＆パンツァー140字SSまとめ

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貴方は姉妹で『運命という罠』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517

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「西住隊長は罠にかかったことがありますか？ 落とし穴の類とか」 エリカはすぐ愚問だったことを察した。 「すみません、つまらないことを」 「気にするな」 まほは頬杖をつく。 「おまえはどう思う？」 「想像できません」 「まだまだだな」 「え？」 「かかっているよ。一歳の時から」

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貴方はみほで『長く一緒にいた影響』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517

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「ねえねえ、目玉焼きに何かける？」 「塩胡椒」 「醤油でしょうか」 「マヨネーズ一択です！」 沙織の出題にあんこうチームは次々回答する。 「えー、ケチャップいないの？」 「それはオムライスだろ」 「そうかなぁ。じゃあみぽりんは何？」 微笑みはごく自然だった。 「カレーだよ」

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「失策とは？」 「無条件降伏だな」 ミカはまほに傾聴する。 「降伏は恥ではない。だがより良い降伏であるべきだ」 「最悪の中で最善を目指す」 「不幸中の幸いを拾いたいんだ」 するとみほが現れる。 「ねえ。お昼間からお酒飲んだよね？」 「……」 「まほさん。より良い降伏を目指そうか」

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「お姉ちゃん、寒い」 「冬だからな」 震える前にお互い抱きしめ合う。 「あったかい。マホッカイロだね」 「ミホッカイロだろう」 「違うよ。お姉ちゃんの方があったかいもん」 「変わらないよ」 「変わるの」 「わかった。みほまほカイロでどうだ」 「ふふ、私限定だよ」 「もちろん」

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「つまり」 ミカが呻いているまほの肩に手を置く。 「君は丸みに惑わされた」 指先で膨らみを描く。 「大抵の人間がな」 「丸みには人生の大切な全てのことが詰まってる」 「えらく大きく出たな」 「多くの人がそれに気付かないんだ」 「作戦でもあるのか？」 「とっておきさ。のるかい？」

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「そもそもの話だ」 まほはグラスを前に真剣な顔でミカを見る。 「一杯の定義とは何だ？」 「杯を空にすることだろうね」 「そうだ。だから」 半分ほどになったグラスに酒をそそぐ。 「これは一杯ではない」 ミカが拍手を送り、まほは口角を上げるもすぐに青ざめた。 「そんなわけないよね」

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「みほが口をきいてくれない」 「どうしたんだい」 沈んでいる悪友からミカは事の子細を聞いた。 「セクハラだね」 「反省してる。もう三日だ。気が狂う」 「牛乳ならあるよ」 「いらん」 「搾りたてがいいと？」 「傷を抉るな」 「気休めに生搾りでも飲むかい？ 北海道だが」 「殴るぞ」

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「まほのばかばか！」 「ど、どうしたんだ」 みほは活火山になっていた。まほには想定外の反応だ。 「人のこと牛さんみたいに！」 「可愛い。牛乳は好きだ」 「もー！！！」 「実に見事だ」 みほの目が鋭く光る。 「冗談だよ」 しかしまほが青ざめた時は既に遅い。 「……あっち行って」

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貴方はみほまほで『慰めてよ』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517

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みほが落ち込んでいる。 「どうした」 「増えてた」 「何が？」 「……体重」 「微妙な増減はある」 「でも増えてたもん」 さてどう慰めよう。まほは名案を閃いた。 「私のせいだ」 「え？」 「大きくなったからな」 みほが赤面する。 「まほのばか！」 「え？」 「もう知らない！」

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貴方はまほみほで『君以上、僕未満。』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517

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珍しくむくれている幼い長女にしほは眉をひそめた。 「どうしたというの」 「…みほが」 「お姉ちゃんが悪い！」 現れたのは次女だ。 「分からず屋！」 「それはみほだ」 「私の方がお姉ちゃん好きなの！」 「負けない」 立ち尽くすしほに夫が耳打ちする。 「仲が良過ぎて大変だね」

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「お姉ちゃんは舐める？齧る？」 「どちらもだろう」 「どっちかって言ったら？」 「丸呑みを追加するべきだ」 「え⁉︎呑むの？」 「みほはな」 「あれは一口で食べるから美味しいの」 「みほはな」 傍観しているエリカと小梅は顔を見合わせる。 「何のことか分かる？」 「いえ、全然です」

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貴方は姉妹で『お静かに』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150

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「西住隊長ってカッコいい」 「座って目を閉じてても様になるよね」 隊員達を横目にエリカは鼻を鳴らす。 「そんなの当たり前じゃない」 「そうかなぁ」みほが笑う。 「どういうこと？」 すると、まほの頭がカクンと揺れた。 「ね？」とみほは振り返る。 「みなさん、お静かにお願いします」

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「愛と憎しみは紙一重らしい」 「身につまされる」 ミカが笑いまほは顔をしかめる。 「なぜだろうね」 「感情の極致が矛盾しているんだ」 「具体的には？」 まほは煙を吐き出した。 「何もかも私の思い通りになれ。何もかもあなたの思い通りになれ」 「まさしく恋愛」 「アンビバレンスだ」

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貴方はミカまほで『アンビバレンス』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517

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布団には毛布の巻物二本。 「これで大丈夫！」 「それはそうだが…」 「だが？」 「落ち着かない」 「窮屈？」 「違う」 「何？」 「……みほがいないから」 その頬は互いに紅色だ。 「一緒の…ミノムシさんになる？」 「うん」 「あったかいかな」 まほが笑んだ。 「あたためるよ」

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「ごめんね、お姉ちゃん」 「気にするな」 まほの声は鼻声だ。原因であるみほは俯いてしまう。 「私が布団全部取るから…」 「たしかに、巻きの技術は職人だ」 「このままじゃお姉ちゃんが風邪ひいちゃう」 「心配ない」 「あ！いいこと思いついた！」 「ん？」 得意満面のみほは笑う。

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貴方は姉妹で『未練たらしい』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517

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「おや、お姫様だ」 ミカが指さすと、まほは足を止める。 「人違いだったね」 「新手の嫌がらせはやめろ」 「急かしているだけさ」 「荒手のジョッキーか？」 「立ち止まるより走り出せ。何も変わらないよ」 「変化が進化とは限らない」 「退化だと？」 まほは無言だ。 「…やれやれだね」

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貴方は姉妹で『ね、狸寝入りさん』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150

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貴方はみほで『愛される覚悟をしておいて』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/587150