天才病理医Dr.Yandel 医学・解剖学的な仮説を披歴する

適者生存原理の作用についての考察
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病理医ヤンデル @Dr_yandel

体調が良くなっていないので、今日も医学・解剖学的知識に基づいたまじめなはなしをします。これは証明された話ではなく、あくまで「仮説形成」の段階ですので、検証はされていませんが、仮説形成法自体は科学の発展に必要な一段階である、という立場からあえて申し上げさせていただきます。

2017-07-28 07:48:25
病理医ヤンデル @Dr_yandel

おしっこすると尿が先割れになって縦に二方向に分かれる現象は多くの男性が経験していると思うのだが、あれはつまり、尿道の出口のところが完全な円ではなく「横にひしゃげたひょうたん型」をしているから起こる現象である たぶんこれには意味がある

2017-07-28 07:49:31
病理医ヤンデル @Dr_yandel

人間が分泌したり排泄したりする液体には大きく分けて2種類があり、「サラサラ(漿液性)」と「ねばねば(糖成分を含む、粘液など)」である。これらが分泌される場所には明確な解剖学的差異があり、サラサラ漿液の出口は基本的に細くてよいが、ねばねば粘液だと「詰まってしまう」ので、少し穴が広い

2017-07-28 07:50:43
病理医ヤンデル @Dr_yandel

では尿道からは何が分泌されるかというと、それは「サラサラの尿」が基本で、たまに「ねばねばの精液」が出る。これは話を複雑にする。サラサラの尿を出すだけのために尿道を狭くスムースに形成すれば、道が狭い分逆流を防ぐことができ、感染防御にもなる。しかし、

2017-07-28 07:51:38
病理医ヤンデル @Dr_yandel

尿がサラサラだからといって尿道をあまり狭くしてしまうと、いざどろどろの精液が出る時に「詰まってしまう」ことがある。人間の体はこの「詰まり」に対しては非常にもろい(心筋梗塞だって胆石だって一種の「詰まり」である)ので、精液が詰まってしまうのはよろしくない

2017-07-28 07:52:35
病理医ヤンデル @Dr_yandel

そこで、「普段、サラサラ尿を通すときには尿道をあまり広げず、いざどろどろ精液が通るときには広がるしくみ」を用意しておく必要がある。そのために外尿道口は円ではなくひしゃげたひょうたん型をしているのではないだろうか(適者生存の原理によってひょうたん型のタイプが残った、ということ)

2017-07-28 07:53:36
病理医ヤンデル @Dr_yandel

ほか、どろどろ粘液系の物質が排出されるダクトにはしばしば「分泌液」が出て潤滑の役割をするのだが、尿道において分泌液をあまりしょっちゅう流していると、「失禁」につながってしまう。失禁すると生存において何が不利なのかはわからないが

2017-07-28 07:55:29
病理医ヤンデル @Dr_yandel

とりあえず陰茎をサラサラ尿のダクトとして使っているときには、潤滑油である分泌液は不要で、どろどろ精液のダクトとして使うときだけ潤滑油を出す。これがいわゆるカウパー腺液である。実によくできているなあと思うし朝から書く単語として人が許されるレベルぎりぎりの話でしたが終わります

2017-07-28 07:56:24
病理医ヤンデル @Dr_yandel

みんな医学の話になると妙に反応するけどやっぱり人体ってまじめに考えておきたいんだなーって思うよ 今日はもうやりませんが次回やるとしたら「なぜ背中が性感帯になりうるのか」についての仮説をお話すると思いますのでご期待下さい

2017-07-28 08:02:32