「グランドオーダー・フォー・ザ・フューチャー・オブ・ネオサイタマ」♯エピローグ
- chiyotsu1015
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◆許可◆今日FGO+ニンジャスレイヤーの二次創作小説のエピローグを投稿します。夜は騒がしいかもしれませんがよろしくお願いします◆願望◆
2017-08-03 07:59:02◆今からニンジャスレイヤー+FateGOのクロスオーバー小説を流します◆実況タグもあります◆#njFateGO でよろしくお願いします!!◆
2017-08-03 19:14:35「もう行くのかー」エーリアスが残念そうに言った。「いつ帰れなくなってしまうかも分かりませんので……」オキタも残念そうだ。「出来る事なら買い物とかしたかったですね」「今から甘味でも買いに行くか?」「いえ、止めておきます。美味しかったら留まっちゃいそう」225
2017-08-03 19:15:50「たったの2日間だったのに、とても長かったなあ」マスターは呟いた。「皆さん本当にありがとうございました」「下手したら世界が終わる所だったし、私達だけじゃ倒せなかったかもしれない。こちらこそね」「ガンドー=サンはどうするんだ」「キョートも戻ったらしいし帰るぜ。実際疲れた」226
2017-08-03 19:19:35『それじゃあ先輩、準備を』「うん……」マスターは躊躇いつつ帰還準備を行う。「マスターよ」フジキドが呼び掛けた。「ハイ」マスターは向き直る。「……オヌシが迷った時は、あのイクサでの勇姿を思い出すがいい。あの時のオヌシの決断的行為によって最後まで立ち向かえた者も居るからな」227
2017-08-03 19:24:00「エッ?」「オタッシャデー」「皆さんもオタッシャデー!」「待って!まだ言いたい事が……!」『接続時間には限界があります!先輩早く!』「チクショウ!ニンジャスレイヤー=サン!」「何だ」マスターの意識が飛びかける。「いつかまた会いましょう!」「ああ」フジキドは頷いた。228
2017-08-03 19:27:47ニンジャスレイヤー達は動かなかった。「また会えるかしらね」「会えるだろ!どっかでさ」「会う時はまた世界消滅寸前かもしれんがな、なんてよ」「今回の奇特な体験は、忘れる事はないだろう」彼等は歩き出した。マスター達の消滅した場所から。喧騒の止まぬマッポー都市へと。229
2017-08-03 19:31:48「ハイ、オカエリ!皆お疲れ様」ダ・ヴィンチの声がマスター達を出迎えた。「先輩!」マシュが駆け寄って来る。「ただいま帰りましたー!報酬に甘味下さい!」「どうせエミヤが作ってるだろう。先に行っとけ」「ヒジカタ=サンも来てくださいって!」新撰組の2人は元気良く走っていった。231
2017-08-03 19:37:01マスターは疲れきっている。「長い2日間でしたね」「ウン。その分満ちていたよ。スゴイ体験も出来たし。そういえば、アカウントの方は」「正常に戻っているみたいだね」ホームズ。「私達のハッキング履歴は消しておいたから不祥事の報告書は書かなくても良いだろう」232
2017-08-03 19:42:40「ニンジャスレイヤー=サン達は、物語の一部に戻ってしまったんですね」マスターは悲哀の感情を浮かべる。「俺達は見守る事しか出来ない……」「おや、忘れたのかね」ホームズが片眉を上げた。「私の以前話したサーヴァントの話を」「エッ?」「サーヴァント達は物語から生まれている可能性だ」233
2017-08-03 19:46:45「……つまり、ニンジャスレイヤー=サンを召喚できる可能性も」「あるね」「召喚室行ってきます!」「先輩今日はもう休んでください!」「イヤだ!俺の体にネオサイタマの空気が染みているうちに召喚する!触媒がそれくらいしかない!」「せめて原作を用意しましょう!」お互い引かない。234
2017-08-03 19:50:28「まあまあお2人共。ニンジャスレイヤー=サンが逃げる訳でもあるまい。今日は一旦休む事にしなさい」ダ・ヴィンチが間に入る。「イヤだー!」「ああもう先輩強情ですね!」「センセイに会いたい!」「彼はセンセイではないと思いますが!?」「やれやれ」ホームズが指を弾いた。235
2017-08-03 19:53:38現れたのはナイチンゲール。彼女が手袋越しに摘まんでいるのは赤黒の布の切れ端。「救助時に鞄に入り込んでいたようです」「……それ使えば」「確実に召喚できるね。だから明日やりなさい」「……分かりました」マスターはようやく食い下がった。236
2017-08-03 19:56:35フジキドは1人、マルノウチスゴイタカイビルの屋上に立っていた。(フユコ、トチノキ。私は少しの間、人間性を取り戻せたかも知れぬ)亡き妻子に昨日の話を胸中で語りかける。その眼前に突如、青い閃光が走った。「何!?」閃光は円を描き、フジキドを覆う。景色が変わる。238
2017-08-03 20:00:59聖杯戦争、サーヴァントとは、等の情報群が脳に入り込む。「何だというのだ!」青い波に勢いよく流され、フジキドの意識が……途切れ……そして。「ニンジャスレイヤー=サン!」昨日聞いたばかりの声。「……オヌシは、マスターか」「ハイ!」239
2017-08-03 20:04:52「本当に来てくれた!……けど、良かったのか?」マスターは喜びから突如不安に落ちる。「主人公不在になってしまうね」隣にいたホームズも呟いた。「だが問題はないだろう。戦闘シミュレーターから新しいバグ……もとい、可能性が見つかった。彼はいつでもネオサイタマに戻れる」240
2017-08-03 20:08:02「便利なものですね……」マシュが感服した。フジキドは少し戸惑い、続けた。「私はオヌシと契約したのだろう。ならば改めてアイサツしておこう」「なら、彼への忠誠を誓って真名も明かしておくべきではないかね?」「良いですか、ニンジャスレイヤー=サン」「……構わぬ」241
2017-08-03 20:13:17ニンジャスレイヤーは両手を合わせアイサツした。「ドーモ、マスター。フジキド・ケンジです」「……ドーモ!フジキド=サン!」マスターは満面の笑みでアイサツを返した。242
2017-08-03 20:15:06