《ETV特集「原爆と沈黙」(2017年8月12日放送)で知り、考えたこと》

自己ツイートをまとめました。 なお、中に出てくる「歌手」は、私(1962年生まれ)よりも年上の人物です。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

#ETV特集 そうか、長崎出身のあの歌手は、「長崎市には被差別部落はない」とされていた時期に生まれ育ち、バイオリンを習い、東京に出てきたのか。 永井隆は、長崎の被爆者に祈りを強い、沈黙を強いた人だったのか。 なるほど、山下俊一氏が福島県に来たのは、私達にも沈黙を強いる為だったのか

2017-08-13 00:01:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今夜の #ETV特集  は、本当に学ぶことが多い番組だった。 なぜ、長崎では被爆体験が怒りの文脈で語られないか? 長年の謎の答えの端にたどり着けた気がする。 そして、山下俊一氏の自己規定の一部も。

2017-08-13 00:10:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

#ETV特集 さらに、長崎市の人々が、原爆被害をどこか、よそよそしげに語る理由も理解できた。対外的にはともかく、本音の部分では「原爆は長崎に落ちたのではなく、浦上に落ちたのだ」と認識していたのだ、と。 丁度「福島原発事故は『福島市』の事ではないから『フクシマ』と呼ぶな」と同じ。

2017-08-13 00:30:54
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

長崎で10年間、夏に開かれていた音楽イベントは、長崎出身のその歌手が主導して開催されていた。8月の長崎で開催しているにも拘らず、戦争の話も原爆の話も出てこない、不思議なイベントだった。 2012年夏に、福島市で開催された音楽イベントとの相似性を改めて思いださなければならない。

2017-08-13 08:43:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

長崎市は、戦争と原爆を忘れるために、 福島市は、原発事故の発生と継続を忘れるために、 明るく楽しく、怒りを忘れた音楽イベントにしなければならかったのだ。 長崎市は被爆者の事も忘れて、 福島市は避難と被曝の継続を忘れて。 被害者であっても、自己の被害と怒りを忘れて。

2017-08-13 08:47:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

被害者が怒りを忘れて、楽しく歌い、歌を聴くことによって、 得をするのはいったい誰だ? イベントが終われば、被害者は被害の現実に引き戻される。 しかし、そこにはテレビカメラも新聞記者も付いていかない。 テレビカメラも新聞記者も、所属する組織に戻り、 加害者が発信するニュースを流す。

2017-08-13 08:51:04
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原発事故の加害者でもある日本政府は、 「原発事故による避難者を定義しない。 定義しないので、人数を数えることはできない。」と「閣議決定」している。 これが、「4大公害」を経験した日本の「公害の乗り越え方」だ。 この「乗り越え方」を「世界に伝える」と安倍首相は宣言している。

2017-08-13 09:08:09
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

日本政府による、被害者を正視しない「乗り越え方」を他国が学習したら、 その伝達を許した日本の国民は、傍観者ではなく、加害者の一人になる。 それでも、良いのだろうか?

2017-08-13 09:14:02
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

例えば、長崎出身の件の歌手は、 2011年夏、毎週行っている深夜の公共放送の番組の生放送を福島放送局で行い、 「知ってますよ、100ミリシーベルトまでは、影響ないんでしょ!」と言った。 傍観者は、やがて加害者になる。 念の為に。50mSv累積被曝で労災認定された原発作業員もいる。

2017-08-13 09:24:13
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

お分かりだろうか? 「長崎出身だから、原爆の事も被曝の事も良く知っているはずの歌手」は、 実際には、長崎の原爆の事も、放射性物質による被曝の事もよく知らないのに、 さも知り尽くしているかのように、虚偽を語ったのだ。 詳しくは知らないが、件の歌手は山下俊一氏の知人でもあるらしい。

2017-08-13 09:27:22