【年下彼女】村上さんVer.

ぺちか @pechika_udon

【年下彼女】村上さんVer.12 俺の彼女は大学生。 時々こうやって俺を困らせる。 まだ若いお前を縛り付ける権利なんか俺にはないけど、離したくないねん。 なぁ、こんなおじさんやけどずっと一緒におってや？ [end]

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【年下彼女】村上さんVer.11 「お前に何かあったら、て考えたら気が気じゃなくなんねん。やからこれ以上心配させんな」 「...ごめんなさい」 「ん。わかればええねん」 ぎゅう、と抱き着いてくる彼女の頭をよしよし、と撫でる。

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【年下彼女】村上さんVer.10 「子ども扱いしとるつもりはないけど、そう感じたんやったらすまん。でもこない遅なって心配する俺の身にもなれよ」 はぁ、と溜息を吐けば彼女の体がぴくり、と震える。 「子どもやないんやったらそれぐらい考え」 体を少し離して彼女と目線を合わせた。

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【年下彼女】村上さんVer.⑨ 「だから、子ども扱いしないで...！」 「そういうところが子どもやねん。自分の彼女可愛ええ思うて何が悪いねん」 じたばた暴れる彼女の耳に口を寄せて囁くように言うてやる。 「俺からしたらお前はまだ子どもや。でも可愛ええ彼女でもある」

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【年下彼女】村上さんVer.⑧ 「え？ちょ...！」 「信ちゃんのばかぁ！」 ぽかぽか、と力の入らない手で俺の胸を叩く。 その姿がめっちゃ可愛くて。 俺はぎゅっとに抱き締めた。 「...何よ。こうすれば私が黙るって思ってるの？」 「いや、単純に可愛ええなぁ思うて」

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【年下彼女】村上さんVer.⑦ 「保護者としての務めや」 「子どもじゃないもん...！」 彼女はソファから立ち上がって、キスをしてきた。 突然のことに固まる俺。 「私、信ちゃんが思ってるより子どもじゃない...。子ども扱いしないでよ」 彼女の目からぽろぽろと涙が落ちる。

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【年下彼女】村上さんVer.⑥ 何とか家に連れて帰って、ソファに横たえる。 ...全くこんななるまで飲むなって言うてるやん。 「ほら、水」 「ん...」 手渡した水をごくり、と飲む。 「...何で迎えに来たの？」 「お子様が遊ぶ時間はとうに終わってたからな」

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【年下彼女】村上さんVer.⑤ 「何でここにいるの...？」 「迎えに来たに決まってるやろ。あほ」 「...あほちゃうもん」 「じゃあ、ガキやな」 彼女の友達に礼を言って、荷物を持って外に出る。 彼女は真っ直ぐ歩くことすらしにくいようだった。 ...飲み過ぎやねん、全く。

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【年下彼女】村上さんVer.④ 「飲み過ぎや、アホ」 いないはずの信ちゃんの声が聞こえる。 とうとう幻聴まで聞こえるようになったのかな。 ...あほらし。 お酒を飲もうと手にしたグラスが誰か取り上げられる。 「やから、飲み過ぎやって言うてるやろ」 ...信ちゃん？

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【年下彼女】村上さんVer.③ 飲み会に行った彼女が帰ってこん。 もうすぐ終電の時間。 メールをしても電話をしても反応なし。 ...何してんねん！アイツ。 俺はいてもたってもいられず、車のキーを引っ掴んで家を出た。 『飲み過ぎだって！』 「いーの！もっと飲むの！」

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【年下彼女】村上さんVer.② 「おぉ。友達付き合いも大事やからな。気ぃ付けろよ」 「...うん」 折角の飲み会やのに、何かテンション低くないか？ 「どした？」 「んーん、何でもない！」 何着ていこうかな、なんて鼻歌交じりに寝室へ消えていった。

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【年下彼女】村上さんVer.① 俺の彼女は大学生。 あまりの年の差に最初は適当にあしらっとった。 でもこいつの根性と積極性に結局は根負けして付き合うようになった。 「信ちゃん。あのね、今晩なんだけど急に飲み会入っちゃって...行ってもいい？」