放射性物質と放射能量(ベクレル)

東京大学病院放射線治療チームによる放射性物質と放射能量(ベクレル)についての解説です。
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東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

福島原発から約60km離れた福島市の18日の飲料水に含まれていたヨウ素の崩壊量は、最大で1kgあたり180Bq(ベクレル)でした。1秒間に180個の崩壊が起こっているということです。

2011-03-19 15:01:58
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

例えば今、”放射性”ヨウ素が、観測によって各地で検出されています。その”放射性”ヨウ素が含まれた水を飲むと、内部被ばくが起こります。この影響はいったいどれくらいでしょうか?

2011-03-19 15:01:45
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

そして、崩壊と同時にそれぞれの”放射性”カリウムが放射線を放出します。これが内部被ばくの正体です。 1秒間あたり6,000個の崩壊が起こることを、6,000Bq(ベクレル)と言います。

2011-03-19 15:01:32
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

”放射性”カリウムは、体内で1秒間当たり6,000個だけ、 別の物質(カルシウムまたはアルゴン)に変わります。 これを「崩壊」と呼んでいます。

2011-03-19 15:01:19
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

カリウムは、水や食物などを通して、私たちの体の中に取り込まれ、常に約200g存在します。 その内の0.012%が放射能を持っています。すなわち日常的に360,000,000,000,000,000,000個の ”放射性”カリウムが、体内に存在しています。

2011-03-19 15:00:53