小池百合子都知事の「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」への追悼文送付見送りについて

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

憎悪犯罪である朝鮮人（および朝鮮人に間違われた人々）の大量虐殺について「どう認識しているか」と記者会見で問われた時、小池百合子東京都知事は「虐殺を事実として認める言質を取られない」ことに細心の注意を払い、何度聞かれても「いろいろな見方がある」「歴史家が判断すること」と誤魔化した。 pic.twitter.com/ICo37H8M6n

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これと同じ光景を前にも見たことがある。2013年5月、安倍首相は米外交専門誌フォーリン・アフェアーズのインタビューで「侵略の定義を巡る議論は私ではなく、歴史家が取り組むべき話だ」と述べ、日本が先の戦争で東南アジア諸地域に侵略した事実を認めず逃げる態度をとった。小池都知事と瓜二つ。 pic.twitter.com/dBkpmGIUYN

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朝鮮人虐殺で死んだ人は「地震の被災者」ではなく「犯罪の被害者」であり、両者の性質は根本的に異なる。そして警察つまり行政も荷担した事実は重い。それゆえ都知事という地方行政トップが反省と再発防止の誓いとして追悼文を出してきた。小池百合子氏は、それを自分の判断でやめた。明確な意思表示。

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小池百合子東京都知事が記者会見で、何度質問されても「虐殺を事実として認める言質を取られないこと」を最優先した事実は、都民ファーストと称する小池知事が、都民の中のどんな政治思想を持つ人々を「ファースト」にしているかを示している。「“在特会”も都民だ」と言うなら、ウソはついていない。 pic.twitter.com/aq4ubjCv6Q

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小池百合子東京都知事は、かつて東京で大地震のあとに、朝鮮出身者が「朝鮮人という理由」で虐殺され、警察もその殺害に荷担していた事実を直視せず、逆にそうした事実が存在したことを東京都民の記憶から消そうとしている。公的記録にも残っている虐殺を、歴史的事実として認めない。事実を消去する。 pic.twitter.com/XYaWj7iC1V

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安倍晋三氏と小池百合子氏。内閣総理大臣と東京都知事が揃って確信犯の歴史修正主義者だという事実は、単に道義上の問題でなく、この二人が共通の政治思想と支持層を持ち、不都合な歴史の改竄と否認で擁護している時代と同様の大義名分で、過去と同様の政策を繰り返す可能性が高いことを示唆している。 pic.twitter.com/pxM3TQGvHO

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