BS35後日談

にーてん＠サークル「抹茶の日」 @jodoushi26

妖精女王の名を冠する街、テイタニア。 この街に来た目的は果たされた…。と、パペットは思った。 「でも、なんだろうな。　何故か、この街には、やり残したことがあるような、心の中で何かが燻るような、そんな気がするな…」 「どうしてだろう？」 #蜃気楼の向こうに #ブレトランドSS

にーてん＠サークル「抹茶の日」 @jodoushi26

この街に特別な感慨を抱くような思い出はない。無いはずだ。 となれば、この想いはこの身のものにして、「パペット」のものではないのか？ 「失くした過去？　まさかね。　今更そんなもの、必要ないさ。」 #蜃気楼の向こうに #ブレトランドSS

にーてん＠サークル「抹茶の日」 @jodoushi26

その晩、パペットは夢を見た。 誰かが呼んでいる。　遥か昔に聞いたような、つい最近聞いたような声。 「…ねえ、○○…」 「…キミの夢は何？…」 「…キミなら、きっと…できるよ…」 #蜃気楼の向こうに #ブレトランドSS

にーてん＠サークル「抹茶の日」 @jodoushi26

「あれは、誰だ…トオヤ…なのか？」 「僕の夢か…」 #蜃気楼の向こうに #ブレトランドSS

にーてん＠サークル「抹茶の日」 @jodoushi26

「トオヤ！　テイタニアの街のスイーツを食べに行こうよ！」 「ユーフィーさんから美味しいお店を教えてもらったんだ」 あくる日、パペット、もとい姫君はそう言ってトオヤをデートに誘った。 #蜃気楼の向こうに #ブレトランドSS

にーてん＠サークル「抹茶の日」 @jodoushi26

「デート」よりも「スイーツ」という言葉に瞳を煌めかせ、あまつさえチシャとカーラまで呼んだのはどうかと思うけど… そのキラキラの目はずるいじゃないか？　怒るに怒れない。 本当は僕だけに向けてほしいけど、ね。 「夢と呼ぶには矮小かな？」 #蜃気楼の向こうに #ブレトランドSS