金子みすゞの『こだまでしょうか』をどんなふうに読んだらいいのだろう
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「こだまでしょうか/いいえ、だれでも」ですよね。「だれでも」のあとにどんなことばが続くと思いますか? RT @kuribou1107: 金子みすずさん(合ってるかな…)のあの詩、最後の意味がよく分からない……詩が読めるようになりたい 泣
2011-03-22 23:36:16@makotoidadsuka @kuribou1107 いいえ、こだまではありません。声を発していなくても、だれの心の中にも同じ言葉があるのです。これは反射して帰ってきたものではなく、もともとある心なのです。・・・という風に解釈しています。すごく大事なことだと思います。
2011-03-22 23:41:12@yumegirl @kuribou1107 「もともとある心なのです。」というのがすごいいいなとおもいました。わたしは、「だれでももってる」と「だれでもない」というのと「だれでもないわたしです」と、どちらなのかなあって今も思ってます。
2011-03-23 00:04:37@makotoidadsuka @kuribou1107 そう言われてみると、書き手の立場は「ごめんね」って言ったり言われていた人である気がします。過去。それをなつかしんでいるような。いま考えれば、故人の立場のような…。
2011-03-23 00:17:47@yumegirl @kuribou1107 「こだまでしょうか」で一気に突き放されちゃうんですよね。それがすごい不思議。書き手は言われていたけれども、わたしはどっかとおくではなれてみているようなイメージなんですよね。
2011-03-23 01:02:35@makotoidadsuka @yumegirl つまり、書き手はどこか遠い昔を思い返して、「ごめんね」等の言葉が頭の中で反芻してくるのを「こだま」と捉え、「いいえ、だれでも(ない私のことです)」という風に書いているのでしょうか…?間違った捉え方でしたらすみません…><
2011-03-23 08:25:12@kuribou1107 @yumegirl んと。ひでこさんの感じだと、そういう感じになるのかなあ。私は、他の誰かを見ていて「あなたもそうだし、私もそうだよ」という風に思ってます。詩の読み方にまちがいっていうのはないっていわれることだけど、あらむさんはどんな映像だと思いますか?
2011-03-23 08:52:55@kuribou1107 @yumegirl なんとなく、私はいま @kuribou1107 さんのプロフを見ながら、三井くんの「バスケがしたいです」のシーンを思い浮かべてました。
2011-03-23 08:53:48@kuribou1107 @yumegirl というのは、「焦りと怪我」や「失望と不良」みたいな三井くんのバスケに対する愛情と彼のコンディションがまるでこだまのように呼応していることと、「バスケがしたいんです」に対して安西先生がなにをいったのだろうなというみんなの疑問のせいです。
2011-03-23 10:22:06@kuribou1107 @yumegirl とても乱暴なよみかたなんで、これが合っているとはすこしも思わないけど、スラムダンク的にやると三井君のシーンが似合うなと思いました。
2011-03-23 10:24:33@makotoidadsuka @kuribou1107 わたしの解釈では、故人が世界を上から覗いたときに、あなたがた(生きている人たち)はこだまのようにお互いが反響しあってんじゃなく、それぞれがそのままの姿でひとつの心なんだよ、とやさしい気持ちで見ているような映像です。
2011-03-23 10:42:45@kuribou1107 @yumegirl 故人が上から世界をのぞいたとき・・・なんとなく、そこまで離れないと、「いいえだれでも」で、行が終わらないなと思いました。私の三井くんだと「何考えてるんだよ、おい」になっちゃいそう。「それぞれがそのままの姿で」に「私」も入ってくるのかな
2011-03-23 10:56:53@kuribou1107 @yumegirl 「それぞれがそのままの姿でひとつの心」っていうのは一人ひとりがバラバラな心がたくさんあるってことだけではなくて、みんな合わせてひとつでもあるってことですよね?
2011-03-23 11:02:50@kuribou1107 @yumegirl 今、安西先生が、付かず離れずで三井くんを見ていたり、赤木さんを見ていたりする映像が今見えました。バスケットボールに対するさまざまな姿勢を見て、帰り道で一人「バスケが好きなんだなあ」と考えている姿。そして「私もか」と思っているところ。
2011-03-23 11:37:26見えない言葉をそっと引き出していくのが詩。「いいえ、だれでもそうでしょう」でしょう。でも詩には説明があってはならない。ないから心に沁み渡る。 RT @makotoidadsuka 「こだまでしょうか/いいえ、だれでも」「だれでも」のあとにどんなことばが続くと思いますか?
2011-03-23 11:40:23そこで説明以外の何かを引き出す可能性が広がると思うんです @yumegirl @kuribou1107 QT @sakurararatata: 見えない言葉をそっと引き出していくのが詩。「いいえ、だれでもそうでしょう」でしょう。詩には説明があってはならない。ないから心に沁み渡る。
2011-03-23 11:48:13@makotoidadsuka すんなり受けてわかったつもりになれる詩を、わからないことでわかろうとする力によってバリエーションと深みが増し、すごいなと思いました。
2011-03-23 12:09:09私もわかったつもりになってました。「みんなちがって」るんだなあと思います RT @katoyuka: すんなり受けてわかったつもりになれる詩を、わからないことでわかろうとする力によってバリエーションと深みが増し、すごいなと思いました。
2011-03-23 12:15:41そうです!わたしのなかでは。 RT @makotoidadsuka: @kuribou1107 @yumegirl 「それぞれがそのままの姿でひとつの心」っていうのは一人ひとりがバラバラな心がたくさんあるってことだけではなくて、みんな合わせてひとつでもあるってことですよね?
2011-03-23 12:21:23@makotoidadsuka ありがとうございます。タイムラインを拝見して、こだまがこだましております。説明以外の何か。説明のつかない何かでしょうか。侘しさ、優しさ、人生の塊でしょうか。それらが浮遊して、説明をもたない言葉がこだまし合うので、またこだまを呼ぶのでしょうか。
2011-03-23 12:36:17.@katoyuka .@kuribou1107 .@yumegirl .@sakurararatata 人生の塊が、侘しさや優しさから引き出されてくるのはとても静かで興味深いです。憎しみが書かれるような作品(どんなだ)だと静かには出ない
2011-03-23 12:43:16@makotoidadsuka 金子みすゞさんの詩は、寂しい詩には優しさがあり、優しい詩には寂しさがある。小さきものに対する愛しみとみすゞさん自身のさびしさが混在して、一定量の静けさがある。それ故、人の心を惹くのですね。
2011-03-23 13:18:25.@sakurararatata 「小さきものに対する愛しみと自身のさびしさ」があっても自分が書いたとしたらこんな風に手ごろにまとまるか、書けるかと不安になりました。笹井宏之さんの短歌「「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい」に近いつきはなし方ですよね。
2011-03-23 14:33:19