中村伊知哉@小学生新聞の取材を受けました。

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中村伊知哉 @ichiyanakamura

小学生新聞の取材を受けました。やりとりメモ。 Q ロボットやAIで人の仕事が奪われる心配があるが? ・オックスフォード大学の研究では、米国700種類の仕事のうち47%が失われるという。 ・簡単な仕事だけでなく、医者や弁護士といった高い能力が求められる仕事も置き換えられるという。

2017-08-19 09:30:00
中村伊知哉 @ichiyanakamura

Q新しい仕事も生まれる? ・ネットやスマホの登場で、音楽のCDは減ったし手紙も減った。減った仕事はある。でも、ネット上のお店やゲームなど新しい仕事がたくさん生まれた。

2017-08-19 09:32:00
中村伊知哉 @ichiyanakamura

・むかし自動車が登場したときも馬車の仕事がなくなる心配が広がり、現に減ったんだが、自動車を作る、道路や信号を作る、荷物を運んだり旅行したりするなどいろんな仕事が生まれた。 ・なくなる仕事は想像しやすいんだが、生まれる仕事は今ない仕事なので、想像するのが難しい。

2017-08-19 09:34:00
中村伊知哉 @ichiyanakamura

Qどんな社会になる? ・きっと豊かでヒマな社会になる ・自動車ができたりネットができたりして、結局どうなったかというと、くらしはべんりで楽しくなって、仕事はラクになった。ロボットやAIも、そのように使うことになる。

2017-08-19 09:36:00
中村伊知哉 @ichiyanakamura

・ロボットやAIが得意なことは、彼らにやってもらう。そしてぼくたちは、もっともっと楽しく、ラクになる。その方向でロボット・AIという技術は使われていく。 ・半分の仕事が奪われるというより、半分の仕事を彼らにやってもらって、ぼくたちはぼくたちがしたいことをすることになる。

2017-08-19 09:38:00
中村伊知哉 @ichiyanakamura

・超ヒマ社会がくる。 ・仕事はどんどんロボットAIにやってもらう。そうすると、ぼくたちは、超ヒマになる。どうやってヒマつぶしをするのか、が大事な問題になる。 ・人にしかできない、とても楽しいことをする社会になる。スポーツ。料理。芸術。ファッション。お笑い。旅行。そして勉強。

2017-08-19 09:40:00
中村伊知哉 @ichiyanakamura

Q超ヒマ社会の課題は? ・ロボットAIが仕事をしてくれるとしても、半分ぐらい仕事がなくなると、困る人が出てくる。みんなが安心して新しい時代を迎えられるように、ベーシックインカムという、みんなが仕事をしてもしなくても暮らせることができるおカネを手に入れられる仕組みも考えられている。

2017-08-19 09:42:00
中村伊知哉 @ichiyanakamura

・ロボットやAIが暴走しないようにするとか人を支配しないようにするとか、いろんな世界ルールも作らなければいけない。 ・でもその社会は君たちの社会だから、どうするかは君たちが考えてくれ。  (以上)

2017-08-19 09:44:00