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こじらせ東大生の考える「こじらせ」とはなにかの説明 〜PDCAを用いつつ〜

恋愛の文脈で「こじらせる」とはよく聞くワードですが、さてじゃあ「こじらせる」ってなんなのだろう。どう定義したらよいのか。 もちろん答えにはいろいろなものがありうるとは思いますが、私的に考えたもののまとめ。
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たけ泡 @ut_takeawa

「こじらせる」とはなにか、についてはいろいろな見解があると思いますが、個人的にはPDCAがスタックしている状態と考えることにしています。PDCAがスタックしたとき、恋愛のみならず人生が生きづらくなるのだ、と。

2017-10-14 14:50:48
たけ泡 @ut_takeawa

ひとは理想と等身大の自分のあいだにあるギャップを常に抱えて生きていますが、そのギャップを埋めるためにPDCAのサイクルを回します。理想を叶えるための計画を実行してそれをもとにまた考える、といった具合に。

2017-10-14 14:52:33
たけ泡 @ut_takeawa

この回転が止まる時にはおそらく3パターンくらいのパターンがあるのですが、たとえばそのうちのひとつが「理想の固定化」です。

2017-10-14 14:55:28
たけ泡 @ut_takeawa

PDCAのCheckとActによって理想または自分の行動に修正をかけて再びPlanが組まれます。このとき、自分の行動に改善の余地があまりないのに理想が修正されないと、ずっと届かないものに手を伸ばして同じような行動を繰り返すことになります。

2017-10-14 14:58:08
たけ泡 @ut_takeawa

もちろん届きそうにないものに手を伸ばすからこそ人は向上していけるという話もわかります。でも向上心を強要されるのはしんどいですよね。向上心を強要するのはなにもノルマ達成にプレッシャーをかける上司ばかりではありません。社会や両親があなたに刷り込んだイメージもまた向上心を強要します。

2017-10-14 15:01:53
たけ泡 @ut_takeawa

たとえば「勉強していい成績を取らなければ親の期待に応えられない」「周りは東大に受かっているのに自分だけ他の大学に行くわけにいかない」「同級生はみんな有名企業に受かっているんだから自分も頑張らないと」…などなど。

2017-10-14 15:04:11
たけ泡 @ut_takeawa

これらは自分から向上心を発揮しているようにも見えますが、実際にはそうでもありません。なぜそれを目指しているのか、自分のなかに実感を伴う理由のないままとにかく達成しなければ、という強迫的な状態に陥ることは珍しくないことだと思います。

2017-10-14 15:07:25
たけ泡 @ut_takeawa

届きそうにない理想でも「理想を達成しなければ」という思いが強くなってくると、特定の行動をひたすら反復させることがあります。たとえばそれはドーピングであったり、痩せるための食べ吐きであったりするかもしれません。これらはいわゆる依存症の一歩手前と言えるかもしれません。

2017-10-14 15:10:05
たけ泡 @ut_takeawa

では届きそうにない理想を前にしたら全員妥協して理想を下げろということなのか、というとそういうわけでもありません。トライ&エラーを楽しめればいいのだと思います。

2017-10-14 15:14:58
たけ泡 @ut_takeawa

達成が難しい理想を追求すれば当然数多の失敗を重ねることになるでしょう。目標の達成のみを欲すれば失敗は苦痛でしかありません。しかし失敗さえもバネにして自分を高めていけるのであれば、達成が難しい理想であっても追い続けることができるかもしれません。

2017-10-14 15:19:32
たけ泡 @ut_takeawa

理想を叶えたいけど叶わない、でもその過程の失敗もどこかで楽しんでいる自分がいる。ある意味ではマゾヒスティックな喜びを目標達成の過程に見出すことができれば向上心が実を結ぶ確率はあがると思います。もっと言えば、人生が充実する可能性は確実に上がります。

2017-10-14 15:22:19
たけ泡 @ut_takeawa

「たとえ失敗をしてもその過程自体も楽しめるようなこと」 こういうものがもしあれば、それが自分にとっての「好きなこと」なんだと思います。「好きなことを仕事にしよう」と言う人がいるのは、理想を叶える過程も楽しめたほうが人生が充実するから、ということではないかと思います。

2017-10-14 15:28:23
たけ泡 @ut_takeawa

残念ながら追い求めた理想は常には叶うわけではありません。というより、簡単に叶わないからこそ理想であるとも言えます。叶うか叶わないかの0/1であれば喜びを得られる確率はどうしても低くなります。しかし過程を楽しめるのであれば、それに打ち込むことそのものに価値が生まれます。

2017-10-14 15:31:59
たけ泡 @ut_takeawa

スポーツ選手が自分の競技にひたすら取り組めるのは、やはりその競技をしている最中を楽しんでるからだと思います。それを楽しめないと、延々と更新される目標にひどく消耗することになると思います。継続は力なり。継続できるのは端的にいって「好きだから」「苦じゃないから」じゃないかなと。

2017-10-14 15:35:28
たけ泡 @ut_takeawa

もちろん「好きなこと」をしていても「生活が暮らし良いか」という別の軸で見ると人生が生きづらい場合もあります。だから必ずしも「好きなこと」を仕事にすべきという訳ではありません。ただ、どこまでの暮らしなら自分は「好きなこと」をしながら満足行くのか、は考えてみてもいいかもしれません。

2017-10-14 15:39:38
たけ泡 @ut_takeawa

ちなみに「得意なこと」と「好きなこと」はまた違うもので、「得意なこと」を好きだと感じやすいのは比較的容易に理想を達成できるからです。理想を達成するのは嬉しいし面白い。だから「得意なこと」=「好きなこと」も成り立ちやすいのですが、上手くいかなくなった瞬間嫌になることもありえます。

2017-10-14 15:41:49
たけ泡 @ut_takeawa

「自分は勉強が好きだ」と思って東大に進学したけど、地方から上京して周りの方が断然勉強ができる(ように見える)環境に来ると、それまでの勉強すればトップになれるという状況が一変し、勉強が苦痛になることも、ありえます。

2017-10-14 15:44:49
たけ泡 @ut_takeawa

超☆当たり前のことばかり言っていますが、人生案外当たり前のことで困ったりするもので、こと恋愛においては尚更そうだと思います。恋は盲目と言いますし。

2017-10-14 15:50:41