トークイベント「甦るスペースカプセル 前衛が夜の街と手を繋いでいた時代」のまとめ
縁あるいは運、についてフラワー・メグさんが回顧。平凡パンチなどのグラビアの注目を集め始めると「11PM」からも「23時ショー」からも声が掛かり、つい後者を選んだら派手すぎる衣裳に猛抗議が局に押し寄せ、僅か4〜5回の放送で番組から降板することに。前者を選んだ真理アンヌは5年も勤める結果に。
2017-10-15 16:03:13幻想小説「家畜人ヤプー」の著者として知られる沼正三の怪奇には土方巽ですら気味悪がった、と笑う康芳夫さん。自身マゾヒストとして知られる沼正三は、パーティなどの場での飲尿(飲んでくれ、ではなく飲ませてくれ)を求めることがあり、これにさしもの土方巽も閉口したという。
2017-10-15 16:08:50フラワー・メグさんの振り返るクラブ「スペースカプセル」は前衛と自由の揺籃で、それを資金面で支えた山名雅之氏には一同が救われた。とはいえキャバレー時代の稼ぎを元手に伊豆に別荘を持った土方巽を含め、存外に強かだった前衛の担い手たちの横顔は、紋切型の貧乏芸術家の枠に必ずしも収まらない。
2017-10-15 16:21:38康芳夫さんの振り返る土方巽の「ペテン」性は高度に戦略的だった。三島由紀夫や谷川俊太郎や澁澤龍彦などの西洋的エスタブリッシュの知に対して、土俗性を表面に出して正面から衝突させることで、猛烈に痺れさせる効果を大いに活用しただろうと。
2017-10-15 16:27:03フラワー・メグさんの振り返るクラブ「スペースカプセル」のショーは演者に自由(警察すら踏み込まなかった)を確保する一方で、毎晩日替わりのショーでライバル達と切磋琢磨を迫られる緊張にも満ちていた。山名雅之氏は出演者に必ずオーディションを課したが、それ以降の内容は問わなかったという。
2017-10-15 16:30:32パネリストの三人がクラブ「スペースカプセル」の思い出すと、その面積や規模は今日の会場であるシャンソニエ「シャ・ノワール」と同じくらいだったろう、と。映画「ヨコハマメリー」で知られるシャンソン歌手の永登元次郎の本拠地だった店と聞いて、伊藤文學さんも縁の深さに懐かしがる一景も。
2017-10-15 16:36:36康芳夫「赤線だった頃の新宿二丁目は懐かしいなぁ」 伊藤文學「初対面の人で登壇して開口一番『自分は女好きで』って自己紹介する人にゲイは多いのよなぁ」 康芳夫「土方巽と三島由紀夫は、できてたと思うなぁ」 伊藤文學「えぇ?そうだったかな」 噛み合ってるような噛み合ってないような終盤トークw
2017-10-15 16:48:27モデレータがお気に入りのエピソードをフラワー・メグさんにねだる締めトーク。当時の山名さんは石原慎太郎の子分で、霊友会への入会を求められる。それまで夜の商売の主だった山名夫妻が、洋菓子店「ヤムヤムインナートリップ」を経営する昼の住人にガラリと鞍替えする鮮やかなドンデンの話で幕。
2017-10-15 16:54:52スペースカプセルについて語る会 フラワーメグさんお綺麗でした (@ シャノアール in Yokohama, 神奈川県) swarmapp.com/c/eOGL7pmowzS
2017-10-15 17:00:41何が驚いたってこの御三方(伊藤文學氏、フラワー・メグ氏、康芳夫氏)が今日初対面とは❗️ 近いサークルにいらしたと思うけどこんな事あるんだな👀 黒川紀章設計のスペースカプセルや山名氏の事、その他気になる事だらけでした。 横浜日ノ出町シャノアール pic.twitter.com/gDnYaQgmim
2017-10-15 23:41:28予備知識があんまりないので、話が追えてなかったのだけど、さすがの土方巽も沼正三のことを気持ち悪がっていたと康さんが言ってたように記憶してるのだけど、沼正三が誰かというのは明かされてるのかしら。
2017-10-16 17:06:38