ストライクウィッチーズ「ストライカーユニットの推進システムに関する考察」【SW設定妄想垂れ流し-017】

毎度の勝手なSW妄想設定シリーズです。 ストライカーユニットと魔導エンジンについてアニメや最近の公式マンガの内容を肯定できる内容になったかな?と考えています。 毎回の話ですが御暇と広い心の方のみにて・・・ 続きを読む
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M-鈴木 甲28 @kapitan_black

戦闘脚(ストライカーユニット)の推進システムに関する考察シリーズ20110326:まず、魔導エンジンは純粋な内燃機関とそのトランスミッション的接続物である魔導環(俗称:マニ車)、そして魔導空間生成装置より成る。

2011-03-26 11:02:11
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

なかでも魔導空間生成装置は重要なシステムで、魔女の持つ魔力のごく僅かな部分のみを用いて機能し、エンジンが駆動して魔力の増幅機能が有効となっている場合は事実上魔力の消耗無しに機能を維持できる。

2011-03-26 11:02:39
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

また、魔力の消費量が少ない事は緊急時に於ける魔導空間消失を漸減的に生じさせ得る事を意味し、エンジン停止や魔女の意識喪失・疲労に因る魔力喪失にあっても装着者の足を傷つける事無く排出分離可能である。

2011-03-26 11:02:55
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

そして、従来の戦闘脚(零式以前の魔導エンジンと脚部が分離しているもの)よりも装着者の脚部への固定が簡便且つ確実に行われる事になった。

2011-03-26 11:03:01
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

魔力の増幅は純然たる内燃機関であるエンジンの回転力を魔導環に伝達し、発生した内向きの魔法陣に魔女の固有の魔力を取り込んで莫大な魔力を発生させる。

2011-03-26 11:03:28
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

発生した魔力はこの機関の主目的である飛行・推進力だけで無く、大気密度や温度などの環境への耐性(及び魔女の内循環系)、固有魔法へのサポートに配分されるだけで無く、飛行性能の「安定性」「揚力」「加速度」「吸気性能」等に配分される。

2011-03-26 11:03:47
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

これらの配分効率はエンジンだけで無く、機体(脚)の特性とも相互作用する為に、ここでエンジンと機体の相性と言う在来型航空機と似たような問題が発生し、設計者を悩ませることになる。

2011-03-26 11:03:53
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

さて、ここで主題となるのはこのシステムの主目的である飛行・推進についてであるが、これは魔導エンジンで増幅された魔力によって行われる。

2011-03-26 11:04:00
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

零式以前のバックパックと具足箒の組み合わせで構成された戦闘脚の場合はバックパックからこの魔力が具足箒に魔力伝達ケーブル(魔力蛇管)で送られるのだが、このケーブルでの魔力損失は無視できないレベルにあり、しかもケーブル自体が破損しやすく嵩張り重量的にも不利な上に非常に高価についた。

2011-03-26 11:04:34
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

この点は見逃されがちだが、宮藤理論で完成した一体型戦闘脚が優秀であると評価される所以でもある。

2011-03-26 11:04:41
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

魔力は脚部後端に位置する推進環と機体(脚)の翼に供給される。推進環は魔力によってエーテルを回転運動で後方に押し出す「魔力符」を形成(戦闘脚後端近くの推進環溝に生じる)し、この魔力符がエーテルを強力に後方に押し出す事で推進力を得る。

2011-03-26 11:04:52
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

宮藤理論で明らかになった所では、エーテルと魔力符の相互作用は水を掻くのとほぼ同等か若干少ない程度の強さ(そして粘性)があり、それ故にあの小さな回転直径でありながら200ノットを超える速力を得、優秀な魔女であれば空中静止すら可能なのである。

2011-03-26 11:05:04
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

このエーテルと魔力符の相互作用は同時に幾つかの物理的制限と限界を生じている。 魔力符とエーテルは粘性にも支配されており、まずそれがトルクを生じてしまう。

2011-03-26 11:05:18
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

即ち、両脚の魔力符が逆回転している事もその対策であり、万が一に方肺となれば強力なトルクで機体が振り回されてしまい、飛行姿勢維持に無視できない影響を与えてしまう。

2011-03-26 11:05:25
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

(これを逆に利用する手段は艇体型機械箒の時代から知られており、後には捻り込みとして扶桑皇国海軍の一部魔女が会得する事になった)

2011-03-26 11:05:32
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

左右の脚の回転方向が逆なのはほぼ全ての脚で同様であるが、左右のどちらがCW(時計回り)、どちらがCCW(反時計回り)かは統一されておらず、僅かながら飛行特性に影響を与える。その為、同一系列の脚でも機種転換訓練が必要になる場合もある。

2011-03-26 11:05:39
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

最も有名な物理的限界は回転する魔力符の先端がエーテルキャビテーションを生じる事で発生する。このエーテルキャビテーションは渦状に魔力符の後方に糸を引くが、それが崩壊する瞬間に強力な吸引力を生じる。

2011-03-26 11:05:48
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

その結果、ある一定以上の速度に達すると、空気抵抗を無視して猶、加速力と背面引力が拮抗し、それ以上の加速は望めなくなる。概ね限界は大気中の音速に近く、これを突破するには強力なエンジンと適切な推進環、そして強大な魔力が不可欠であり、その各々の相性も考慮する必要がある。

2011-03-26 11:06:09
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

(公式にレシプロ脚で音速を突破したのがリベリオンのイェーガー大尉のみである事は故なきあっての事では無い)

2011-03-26 11:06:18
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

同時にこのエーテルキャビテーションやそこまで至らなくてもエーテル後流渦は後方を飛行する魔女にとっても無視できない飛行上の懸案事項であり、アクロバットや緊密な編隊を形成する場合等には叩きこまれるべき重要な案件である。

2011-03-26 11:06:31
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

翼に供給される魔力によって翼は大気よりもエーテルを善く掴む様に作用する。この事があの僅かな面積が機体の揚力や安定性に充分寄与する理由である。但し飛行姿勢の制御に寄与する事が大きな目的でもあり、魔力符ほどエーテルとの相互作用は強く設定されてはいない。

2011-03-26 11:06:42
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

なお、エンジンは大別して空冷星型と水冷(液冷)V型に分けられるが、空冷星型は排気と魔力生成によるエーテル乱流が顕著であり、飛行特性に与える影響が懸念された。その為殆どの空冷エンジン搭載脚は推進環後方に垂直安定板を装備している。

2011-03-26 11:06:51
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

さて 何故ストライカーユニットで徐々に液冷が主流になったんだろうか?

2011-03-27 07:38:35
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

もしかして、答えはバッファローなのだろうか? 星型エンジン搭載脚が軒並み直径が増大し、今後の大出力化の中で更にその傾向が強まれば、足をより広げて飛行しなくてはいけなくなる

2011-03-27 07:40:26
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

さて、孤独に続きを 面白いのは、1機種を除いてほぼ全ての空冷エンジンのみが垂直尾翼(と言うか、尾翼を)を持つ事だが それに関する考察は後回し(と言うか、既にした)ので、現実の機体での差異から考えてみよう

2011-03-27 07:54:18