
アマゾンの1円本は、送料が257円で均一かと思ったら、トリッキーな送料を設定している業者さんを発見。うーむ。紛らわしいなあ。 pic.twitter.com/v6Td8ttxmh
2017-10-30 11:59:38

#アマゾン げ!アマゾンで売ってある 本の送料100円も値上がりしてる¥257→¥350 送料高くない? うーん…もうアマゾン無しだな(;^ω^) 同梱とか出来ないし
2017-11-01 20:04:13解説1
送料自由化 (1)
アマゾン・マーケットプレイスでは、従来メディア商品の送料は固定でした。書籍は257円、CD/DVDは350円でした。これはアマゾン合同会社のシステムで決まっている送料で、出品者が変更することはできませんでした。
しかし、今年(2017年)10月下旬からこれが変更になりました。アマゾン合同会社より「出品者様の配送の実態に即した柔軟な配送料の設定を可能とする機能」が提供されるようになったのです。平たく言うと、出品者が出品商品ごとに自由に(ただし「配送の実態に即した」)送料を設定できるようになった、ということです。
なおこれは大口出品者の場合で、小口出品者は従前のまま送料固定です。
マーケットプレイスにおける大口出品者と小口出品者の違いは、大雑把には月額登録料4,900円(消費税8%込みだと5,292円)を支払ってるかいないかの違いです。この登録料を払って大口になると、小口であれば商品が一点売れた時に支払わなければならない基本成約料100円(税込み108円)が無料になります。
つまり月に50件以上売れるなら大口出品者で登録する方が得という、ほぼそれだけの違いでした。ただ、今春の詐欺騒ぎ以降、大口出品の資格が厳しくなったという話です。
マーケットプレイスで購入する際は、出品者の評価が年間50件以上あれば、だいたい大口出品者だと思って間違いありません(購入者のうち評価をする人の割合が数パーセントなので)。

amazonの古本、いままで横並びで送料257円だったところが、こっそり350円に値上げしてるところがちらほら増えだしている。これは、そのうち読むつもりでカートにいれたままになってる売値1円とかの古本は、さっさと確保したほうが得ということか。意外とネット通販も苦しいのか?
2017-10-28 13:20:27
Amazonマーケットプレイスで中古本を購入して、まだ出荷されていないのだが 送料が350円になってる!キャンセルリクエストしよう。257円じゃ無くなったのか!キャンセル出来たらブックオフで買おう。
2017-11-02 21:47:57
amazonマケプレの送料が決済時に値上がりしていた理由はこれか。 時期的にみてヤマト運輸の送料値上がりも関係してるんだろうな。 pic.twitter.com/lfu6qqn0YN
2017-10-27 09:00:46
解説2
送料自由化(2)
今回の送料自由化にあたっては、アマゾン社から具体的なガイドラインが提示されることもなく、ある出品者の問い合わせに対する回答は「購入者が納得する金額なら自由に設定して良い」という、非常にゆるいしばりだったそうです。
そのため今年8月末(実施のわずか2ヶ月前)、アマゾン社から出品者に送料自由化についての告知があって以降、出品者は具体的にどう送料を設定するか大いに迷い、あるいは互いに腹の探り合いをすることになりました。
ある本を商品価格1円+送料350円で出品しても、商品価格350円+送料1円で出品しても、購入者が支払う合計金額は351円で代わりありません。それどころか、出品者に実際に振り込まれる売上もまったく同一です(商品価格と送料の合計に15%をかけた金額が成約手数料となるため)。
また、マーケットプレイスの表示順位はデフォルトでは商品金額と送料の合計金額の順で並ぶため、書籍出品者が一番気にする(※)表示順位も両者は同一です。※一般にはマーケットプレイスで出品者が一番重視するのは表示順位より「カートを取れるかどうか」ですが、書籍の場合は比較的重視されません。
結局のところこの両者の違いは、「購入者がどういう印象を持つか」という点だけです。
商品価格1円+送料350円でも、商品価格350円+送料1円でも並び順に変わりがない、と書きましたが、仮に出品数がそれぞれこの1点ずつだけだったとしてみます。このとき「パッと見た印象では商品価格1円の方がインパクトが大きい。だから商品価格1円にしよう」という判断は当然あるでしょう。逆に「商品価格1円なのにこいつ送料は350円も取ってる。誤魔化されないぞ」と思われたくないという判断もあります。
どういう設定がベストなのか事前にまったく予測がつかず、仕方ないので自由化後に、他の出品者の動きを見て決めよう、というのが多くの出品者の判断とも言えない判断だったわけです。

先月辺り?からアマゾンの古本の送料を350円請求する業者が現れてきてますね 今までずっと250円(or257円)だっただけに何でだよっていう感じ 更にせこいことに、送料100円増やす代わりに古本本体料金を100円近く安くする業者が居る
2017-11-01 12:29:46
古本の送料の一律257円を解除したアマゾン、無能すぎるわ。 送料をべらぼうに高くして商品価格を安く見せようとするペテン・マケプレ出品者ばかりになってしまったわ。 #amazon #マーケットプレイス #古書
2017-10-31 21:25:05
アマゾンの古本が1円で送料が350円とかなっているのは何故だろうと考えた時に簿記の知識があるとひょっとして売上(定価)を低く出して費用(発送費)を高く出せば収益を減らせる。貰うお金は一緒でも帳簿上は儲けていないのかも…とかゲスな勘繰りが働く。
2017-10-31 15:34:32解説3
1円本の値上げ(1)
10月下旬からのアマゾン社のルールの変更点は、送料自由化のほかにもう一点ありました。出品者にとっては、そちらのほうが死活的に重要な変更点でした。それはメディア商品成約ごと(本やDVDが一点売れるごと)に出品者に課せられる手数料の値上げです。
計算式は煩雑になるため省きますが(解説1のリンク参照)、値上げ幅はおおざっぱに一点あたり60円前後です。安い商品の場合比較的安く、高額の商品では比較的高くなりますが、絶対額ではそれほど変わりません。具体的には1280円の商品の場合63円の手数料値上げ、298円の商品の場合で62円、もっと安い商品では60円を切る程度で、大きな差はありません。
したがって1000円を超えるような商品の場合は出品者にも値上げ分の吸収余力は残りますが、低額の本、特にいわゆる1円本ではほぼ確実に業者は赤字になります。
従来の1円本のビジネスモデルは、送料として振り込まれる金額から実コストを差し引き、わずか数十円の利益を得るものでした。具体的には、まず1円本(1円+送料257円の合計258円本)が売れた時に業者に入るお金はまるまる258円ではありません。これも煩雑になるので計算式は省きますが、実際に業者に振り込まれる金額は191円です。
そこから送料(契約送料で一般より安いとは言え、一件あたり70~100円程度)、梱包実費、梱包作業を行う人件費を差し引けば、よほど機械的・流れ作業的に効率よくやっても数十円程度の利益しか取れないことはおわかりでしょう(他にも仕入れにかかる費用も計上したいところですが、業者が出品するこの価格帯の本の仕入れ経費はほぼゼロ円に近いのでここでは省きました)。
ここに60円弱の手数料が上乗せされるのですから、今後、1円本(258円本)の供給構造は確実に崩壊します。

アメブロを更新しました。 『Amazon値上げ、送料257円のままはボランティア』 #送料 #値上げ ameblo.jp/seebooks/entry…
2017-10-29 00:11:17
@hironobu_fumi @inumurakuniku うちは送料上げたのですが、蓋を明けてみれば即死レベルの売上ダウン。どうしよう・・・。
2017-10-30 11:50:38
@inumurakuniku @bookiland1ban 1円本で放置している業者がいなくなるまで、おそらくもう少しかかるかと。しばらく体力勝負という感じだと思います。最初に350円にした人がいるので、顧客感覚だと+100円程度の値上げ、最低価格200円なら価格差100円なんで、ハードルが一気に下がった感じでしょうか?
2017-10-30 12:30:24解説4
1円本の値上げ(2)
マーケットプレイス出品業者へのコストアップ要因はアマゾンの手数料値上げだけではありません。
もうひとつ大きいのは、ニュース等でもご存知の方も多いでしょうが、運送業者の送料値上げです。日本郵便のゆうメールやヤマトDM便など、書籍販売業者の利用する発送手段の多くで、この秋から大口契約料金の値上げが始まっています。具体的な値上げ幅は業者の規模や交渉力、地域性にもよるので一概には言えませんが、結構半端のない値上げで、一件あたり数十円の値上がりになっています。送料の値上げ時期はこれも業者によるでしょうが、来春までには浸透するでしょう。
そして最後に出品業者自体の人件費の上昇です。このところ毎年のように最低時給が上がっていますが、そもそも最低時給ではバイトが集まらなくなってきています。マーケットプレイスの大手・超大手業者の場合、梱包作業はほとんどアルバイトにやらせていますから、人件費は今後継続してじわじわ上昇しつづけるでしょう。

@inumurakuniku うちにも値上げの話が来たんで、かなり強く抗議したら約1.25倍の値上がりで落ち着きました。それでも痛いのは間違いないですが・・・。
2017-10-28 16:13:23
@bookiland1ban @hironobu_fumi 販売個数はめちゃくちゃ上がってます。単価は安いので正直困ってます。最低価格200円にしてしばらく経つんですが今回の手数料と運賃値上げの件で1円本がそのまま200円くらいにスライドした感じです。
2017-10-30 12:00:40解説5
1円本の値上げ(3)
まとめると、アマゾン社が出品者にかける手数料の値上げ(約60円)、秋口からの送料の値上げ(数十円)、それに人件費の上昇の三つのコストアップ要因がまとめてマーケットプレイスの出品者にかかってくることになります。あわせるとおそらく100円前後のコストアップです。従来の1円本(258円本)の場合、これを業者が吸収することは不可能ですから、マーケットプレイスの最低価格は確実に100円前後上昇します。
11月初旬現在では、まだ従来の1円本(258円本)は、意外なほど残っていますが、これはまだ様子見を決め込んでる業者や、まだ送料を変更したくてもできない業者(後述)がいること、それにそもそもアマゾンの告知も見ていないのんきな出品者がいるせいだと思われます。
しかしすでにアマゾン社の手数料値上げ分だけでも、1円本は売れれば売れるだけ赤字になっている状況です。
1円本(258円本)は今後急速に消えてゆくでしょう。

@inumurakuniku うちも手数料+運賃値上げは、かなり痛いですΣ(゚д゚lll) 戦略の大幅な変更を余儀なくされそうです。 ちょっと驚いたのは、いまだに多くの古本屋は手数料改定に着手せず、放置状態なんですよね。みんな257円で売り続ける気なんだろうか(^_^;)
2017-10-29 07:14:06解説6
まとめ
1円本(258円本)の100円前後の値上げが避けられないとして、出品業者の取れる選択肢は、それを商品代にそのまま転化するか、それとも自由化された送料に上乗せするか、あるいはその折衷案的な方策をとるかの三通りです。解説2でも書いたように、多くの出品業者が悩んだ点だと思われます。
今回のアマゾン社のルール変更のうち、手数料の値上げは10月24日に一斉に行われました。一方、送料自由化機能は、大口出品者に一斉に提供されたのではなく、大口出品者のうちでも、アマゾンの専任担当者がつくような大手出品者に先行して提供されました。
そのため、そうした先行業者がどのような方策を取るのかが注目されたのですが、これまでのことろ(11月初旬)多くの大手大口出品業者は、商品価格据え置き(1円本なら1円のまま)で、送料を100円前後上げる、という選択をしました。
おそらく今後これにならう業者が多数になるのではないかと思われます。
これにはテクニカルな理由もあります。送料を実勢に合わせる、という考え方からすれば、むしろこれまで257円固定だった送料を、実際の送料コスト(送料と梱包費や梱包にかかる人件費まで含めてもおそらく150円前後)まで下げ、商品価格の方に、仕入れ価格・アマゾンに払う手数料・適正な利潤を含めた金額を設定するのが理にかなっています。
ただ、商品価格を一つ一つ設定し直すのは結構な手間がかかります。一方、送料の方は一つのルールを作ってそれを一律に適用する、という比較的簡単な方法がとれます。送料自由設定の先行業者が、送料の値上げで対応することにしたのは、そうした理由があるのでは、と推測しています。