「勘違いするなよエリザベート」からエリまとめ

バルティ@録るし撮るメガネ @bultea_3247

別れを言う時に「勘違いするなよな」って言ってお互い目を合わせないけどお互い微笑んでてエリザが消えた瞬間にボロボロ泣き出すからすまさんまで見えた

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この聖杯を巡る戦いは次で終わる ならちゃんと話しておかなきゃ 「エr…」 「子犬、この私のマスターなのにそんな辛気臭い顔やめてよね」 「…！」 そうだ、このエリザベートのマスターなら何も気にせず突き進むべきだな 「子犬？起きてる？」 続く→

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そこには顔を覗いてくるエリザベート 腹立たしいその顔をグッと押す 「起きてるわ、さっさと行くぞ」 「もー、いつもだけど子犬の事が分からないー！」 いつも通りぎゃーぎゃー喚くんじゃないよ、まったく 歩き出す2人は決戦に赴くには実に通常運転なコンビだった 続く→

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これで終わり いつになく熱くなってしまった 「…」 余韻に浸ってるのか知らないが、エリザベートが静かに突っ立ってる 「珍しいな、お前が静かだなんて」 「子犬」 急に聞いたことないくらい真面目なトーンで呼ばれる 調子が崩れるからやめて欲しい 続く→

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「分かってるでしょ、聖杯戦争も終わっちゃったし私は…消える」 「…！」 知ってはいた 理解もしていた なのに 急に現実味を帯びたその言葉に身体に力が入らなくなる 「正直あんたは私のマスターとしては全然だった、だけど…」 やめろ、これ以上聞きたくない、聞いてしまったら 続く→

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「正直最後のあんたは××××かったわ」 聞きたくないという意志のせいで何を言っていたのか分からない 「…そんな…辛気臭い顔やめてよね」 決戦前と同じ言葉、でもその声は震えていた 「…うるせえ、勘違いするな、分かれたくないとか…そんなんじゃない…」 続く→

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いつも通り、そう思っていても声が震えてしまう 震える声にお互い吹き出した ようやくかなったささやかな願い 笑い合うこと 「さぁ、どこへなりとも行っちまえ」 「そうさせてもらうわ」 エリザベートの身体が光となって消え始める 「あっ、あとね！」 まだなにかあるのか… 続く→

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言葉が光となり、こちらへ飛んでくる 「…私、あんたの事…」 残ったのは光の粒子とマスターだった男 「…」 なにか温かい液体が頬を伝う 伝えられなかった言葉に男も応える 「…ああ、俺もお前が…」 お互い伝えられなかったこの想いはどこへ行くのか、神すらも知らないだろう

秋村かえで@6発目イン @KaedeMBFP02

玉藻「ささ、マスター。お茶でもどうです？いい緑茶が手に入ったんですよ？」 からすまさん（以下敬称略）「あぁ。もらおうか（何企んでやがるんだか…）」 と、言う書き出しはいかがでしょうか

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ﾄﾎﾟﾄﾎﾟﾄﾎﾟ 玉藻「ささ、どうぞ」ｽｲｯ からすま「ありがとう」ｽﾞｽﾞｯ「へぇ、旨いな」 玉藻「そうでございましょう？とびっきりの良品でございますれば」ﾑﾌﾌ 玉藻「さて、お話よろしいでしょうか？」 からすま「おう。それが本題だろ？」 玉藻「流石はマスター。慧眼ですね」

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玉藻「マスターはあの蜥蜴女をどう思っていらっしゃるんです？」 からすま「とかげ？……あぁ、エリザベートか」 玉藻「えぇ。貴方様のお気に入りのエリザベートさんです」 からすま「ﾌﾞﾊｯ！」ｹﾞﾎｹﾞﾎ 玉藻「おやおや！大丈夫です！？あぁ、ほらタオルでもどうぞ」

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玉藻「いきなり吹かないでくださいましよ。せっかくのお茶なのに」 からすま「お前が変なこと言うからだろうが！」 玉藻「ほうほう、ではマスターはあの方がお気に入りではない、と？」 からすま「そんなことを言った覚えはないね」 玉藻「まぁ、確かに言ったことはございませんねぇ。でも」

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玉藻「嫌い、とは聞いたこともございませんからねぇ？」ﾆﾔﾆﾔ からすま「霊基返還すっぞお前……」 玉藻「おお怖い。まぁ、長い付き合いであるのは確かでございましょう？」 からすま「そうか？」 玉藻「私よりも先ですもの。短くはないかと」 からすま「そりゃそうか」

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玉藻「傍から見ている立場としましては、正直申し上げまして、『おっめ実は好きなんだろコノヤロー』と言いたくなりますねえ」 からすま「ちげぇよ！？なんでその結論になるんだよ！」 玉藻「そうは申しましてもねぇ……みんな噂してますよ？知らぬは本人ばかりなり、と」 からすま「マジかよ……」

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からすま「変な噂立てるなよな」 玉藻「私じゃございませんよぉ。しぜーんと噂になったんでございますよぉ～」ﾆﾔﾆﾔ からすま「その顔むかつく！」 玉藻「はー……ほんとにお心当たりがない、と？」 からすま「あるはずないだろが」 玉藻「そうですねぇ……例えば」

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玉藻「マスターは、あの方をパーティから外したことございませんでしょ？」 からすま「あるわぁ！外しまくりだわぁ！いきなり外してんじゃねぇよ！」 玉藻「えー？ほんとでござるかぁ～？私エリザさんが暇してるとこ見たことござーませんけどぉ～？」 からすま「ほんとですぅ～！」

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玉藻「それに、レイシフトしてない日とか、一緒にいないときがございませんものねぇ？」 からすま「あいつが絡んでくるだけですー！ほかに何もないですー！」 玉藻「ほうほう、それにしてはそんなに邪険にはなさってないよう、な。」 からすま「お前の気のせいじゃない！？ホントまじで」

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玉藻「ま、そゆことにしときましょうか」ｽﾞｽﾞｯ からすま「うわーこの『知ってますよ』的な感じ気に食わねー」 玉藻「ﾎﾎﾎ」 からすま「ほんとに俺は、あいつのこと其処まで思ってねぇぞ？」 玉藻「ほうほう。ならばようございました」 からすま「なんでだよ」

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からすま「まさかお前……」ｺﾞｸﾘ「俺のこと好き？」 玉藻「あ、それはないです。マスターとして尊敬はしてますが、恋愛感情とか一切ないんで。そこは間違えないでくださいまし」 からすま「辛辣ー！一切の希望もねぇー！」 玉藻「私にうつつを抜かしていては、エリザさんに怒られますよ？」

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からすま「なんでそういう話になるかなー！違うのにさー！」 玉藻「ﾎﾎﾎﾉﾎ～っと。話を戻しまして」ｺﾄﾝ（湯呑を置く）「そこまでの好意でないならそのほうが良いのです。あの方の背負っている業は決して軽いものではありませんから」 からすま「なんだよそれ」

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玉藻「聞いたことございません？『人の心に踏み入れるには、それ相応の資格がいる』と」 からすま「……なんとなくはな」 玉藻「中途半端に肩入れなさっては、お互い哀しいことになるでしょうしね」 からすま「……」 玉藻「マスターは、ともに背負う覚悟、おありですか？」

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からすま「いや別にいけるけど？」ﾄﾞｰﾝ 玉藻「いやにあっさり！」ｶﾞﾋﾞｰﾝ からすま「他にも重い過去のやつ居るし、今更だろ」ﾄﾞﾄﾞｰﾝ 玉藻「セイロン！いや正論！！」ｶﾞﾋﾞｰｰﾝ！ からすま「でも、あいつはそれでもアイドル目指して頑張ってるだろ？それでいいんだよ」ｽﾞｽﾞ

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玉藻「はーーーーーー……最後に惚気聞くとは魂消たなー」 からすま「どこからそういうことになるの？大丈夫？医務室行く？」 玉藻「行かねーですよぉ～！何もないですし～！……ま、いいでしょう。いいですかマスター」ｽﾞｲｯ からすま「お、おう、なんだ」

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玉藻「努々エリザベートさんから目を離さぬように。それだけです」 からすま「離さねーって。何するか分からないしなぁ…」 玉藻「そういうことじゃないんですけどねぇ……素直じゃない……」 からすま「なんか言ったか？」 玉藻「ええ、素直じゃないなーと」 からすま「隠せよ！？」

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玉藻「隠して何になりますやらwさてさて、そろそろお夕飯でございますねぇ。行きません？」 からすま「おう…ま、腹減ったしな…いくかぁ…」 玉藻「今頃エリザベートさんもいらっしゃるかもしれませんねえ」 からすま「ふぅん、そうかね？」 玉藻「……」ﾆﾏﾆﾏ からすま「笑うなよ」