【文化系トークラジオLife】2017年11月トークイベント「都心から少し離れて〜 多摩・武蔵野と国道16号」つぶやきまとめ #life954
Lifeのトークイベントで武蔵野の範囲はどこまでか?という話題に考えさせられた。今でも国木田独歩の『武蔵野』の定義が有効に機能している。概念の形成に対して文学作品が持っている力は強かった。新たなアイデンティティの確立に向け、戦略的なコンテンツ作成に向かうのだろうか?
2017-11-26 20:56:45@2500LBD 新宿より西だとか、多摩川は越えない、とか。さらに埼玉も入るという話も。行政区域で既定されない概念なので、結局は人それぞれになりますよね。
2017-11-26 21:03:36@fujinejima そうなんだろうね…でも、文学的区切りもそれなりに面白い。黒幕や柳瀬くんの一家言とか、それなりに面白そうだし(今日行けんかったけど面白そう
2017-11-26 21:05:13本日はありがとうございました。拙い司会でしたが、僕らの並々ならぬ熱意が伝わったならうれしいです! 笑 #life954
2017-11-26 19:30:31いやー、慣れない司会で緊張したけど、楽しかった。脳内ホルモン出まくりで興奮している。うまく寝付けるだろうか。
2017-11-26 23:23:57町田について考えたのは初めてだったけど、たのしかったです。そして黒幕はじめライフのみなさんにお会いできて、なんだか勝手に再会した感じになれて嬉しかった。打ち上げで、『まほろ駅前』が何故売れたのかを柳瀬さんから聞けたのはよかった。
2017-11-27 00:21:17アメリカン・ビューティをライフのイベント前に見返してたんだけど、明確にスタンドバイミーのリメイクでもあって、こちらはまさにスタンドバイミーできない場所としての郊外って話だった。
2017-11-27 11:37:32「死体を見たことはある?」っていうソーラバーチの台詞があって、社会の外を死体に象徴させるんだけれども、ウェスベントリーは死体を見たことは「ない」と言ってから、凍死したホームレスを見た話をする。
2017-11-27 11:52:46その前に目撃した鳩の死体とほとんど同じものとして語っているっぽい。つまりそれは、社会の外に出た人間の死体ではなく、あらかじめ疎外されていたものの死体だということ。
2017-11-27 11:57:48アメリカンビューティのティーネージャーたちは果たして社会の外に出た人間が死体にされる様を見届けることになるけれど、その前の段階で、社会の内側に社会の外を知覚できる可能性を示していたりする。宮台が指摘してた風に舞うビニール袋の話がそれ。
2017-11-27 12:01:12言ってしまえば、我を忘れてじっと見入ってしまうもの、ずっと見てられるものの存在を知覚することなんだけれども、そのことをウェスベントリーは「神に見られている」と形容する。
2017-11-27 12:04:17スタンドバイミーは死体を見に行く話ではあるけれど、同時に小鹿を見る話でもある。あの作品のなかではおそらく初恋の比喩となっているんだけれども、ウィルウィートンは小鹿を見て、そして小鹿に見られる。見る/見られるの関係を、社会の外側で切り結ぶ感覚。
2017-11-27 12:13:06昨日は多摩武蔵野と16号をフックにしたイベントがあって、こないだの座間の事件とかを上げながら町田相模原地域のヤバい閉塞感を話したんだけど、町田の外に出るために必要なのって、こうゆう感覚なんだろうな、と思う。
2017-11-27 12:18:32文化系トークラジオLifeトークイベント『都心から少し離れて~多摩・武蔵野と国道16号』テーマにちなんだ登壇された方たちの選書ラック。どなたが何をどういう理由で選んだか知りたい! …これだけでまたイベントができそう。#life954 pic.twitter.com/cS3VFK5TXh
2017-11-26 20:10:27【柳瀬博一さん選書】
・上條淳士『SEX』
・吉田秋生『河よりも長くゆるやかに』
・三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』シリーズ
・山口瞳『血族』
・辺見じゅん『呪われたシルク・ロード』
・曲亭馬琴『南総里見八犬伝』
・関幸彦『相模武士団』
・司馬遼太郎『街道をゆく 三浦半島記』
・ロバート・ホワイティング『東京アンダーワールド』
・矢作俊彦『16号線ワゴントレイル―あるいは帆を下げ東京湾を時計まわりに』
・岸由二『「流域地図」の作り方―川から地球を考える』
・畑中章宏『蚕―絹糸を吐く虫と日本人』
・ムッシュかまやつ『ムッシュ!』
【宮崎智之さん選書】
・村上龍『限りなく透明に近いブルー』
・片岡義男『スローなブギにしてくれ』
・山田詠美『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』
・国木田独歩『武蔵野』
・久住昌之『東京都三多摩原人』
・黒井千次『たまらん坂 武蔵野短篇集』
・大岡昇平『武蔵野夫人』
【安東三さん選書】
・小島信夫『抱擁家族』『うるわしき日々』
・スタジオジブリ『ジブリの教科書8 総天然色漫画映画 平成狸合戦ぽんぽこ』
・つげ義春『無能の人』
・宮台真司『絶望 断念 福音 映画―「社会」から「世界」への架け橋(オン・ザ・ブリッジ)』
・椹木野衣『震美術論』
・八木澤高明『青線 売春の記憶を刻む旅』
・角田光代『空中庭園』
【(黒幕)長谷川裕さん選書】
・川本三郎『郊外の文学誌』
・長野まゆみ『野川』
・上林暁『聖ヨハネ病院にて』
・土屋忍『武蔵野文化を学ぶ人のために』
・多摩百年史研究会『多摩百年のあゆみ』
・色川大吉『五日市憲法草案とその起草者たち』
・原武史『滝山コミューン一九七四』
・長谷川町蔵『あたしたちの未来はきっと』
・国木田独歩『武蔵野』
・久住昌之『東京都三多摩原人』
・黒井千次『たまらん坂 武蔵野短篇集』
・大岡昇平『武蔵野夫人』
そしてこの日はもう一冊の、武蔵野選書がありました。
お買い上げありがとうございました!明日からも紀伊国屋書店新宿本店で発売中です! #bunfree #life954 pic.twitter.com/OrKW8ZoOdy
2017-11-26 19:10:54