今週の「サンデー毎日」の小沢一郎インタビュー。これ読むとあの野党再編劇のピースがだいたい埋まりますね。メモがわりに以下連投。
2017-12-29 00:58:20ー今回の野党合流劇。なにがどうしてそうなったのか。 小「前原くんは時々僕のところに会いにきていた。その時に、自分は民進党の最後の代表でいい、なんとしても野党の再編、結集をやりたいと言っていた。だからやろう、僕も協力すると。そう言って何度か会談を重ねてきた」
2017-12-29 01:01:14ーどこで協力が崩れた? 小「その前段階として、既存政党の民進、自由、社民の3党を結集しようとした。僕が社民を口説いてまず統一会派を作ろうと。前の夜までオッケーだったのに社民が断ってきた。一部の人が反対していてダメだという。それができていれば、その後の展開も違った...
2017-12-29 01:04:24...小池新党ができてもあわてることはなかった。その意味でいえば、社民にも責任がある。結果的に自分のところの票も減らした。そうこうしているうちに小池新党ができた(9月25日)。前原君はそれまでの小池くんの動きについて随分関心を示していたようだったが、実際にできてえらい人気になったから...
2017-12-29 01:07:30...小池くんと合流で話をしたいということになった。僕もこの際、仕方がないと思った。小池くんの人気にあやかって、選挙戦をすすめるのが民進党の意向だった。じゃあ、前原、小池両君と僕の3人で話し合おうということにした」
2017-12-29 01:09:39ー前原氏が電話に出ない。 小「出てこない。うんともすんとも言わなくなった。どうしたんだろうと思っていたら、その晩に前原、小池両君が会ってるらしいと。僕は寝ていて知らなかったが、神津連合会長も入っていたという。一体何をやっていたのかと思ったが、結局は小池くんの言うがままになった」
2017-12-29 01:15:38「参院選では互いに譲り合い支援しあう、相互支援の本格共闘をめざす。一方的な対応はやらないと、先の中央委員会総会で決めた。総会決定は党大会決定につぐ重い決定で、執行部や委員長である私も決定や実践に責任を負う。共闘相手の政党にもぜひ乗り越えて…」→共産・志位氏 asahi.com/articles/ASKDT…
2017-12-28 08:58:57共産と非共産のリベラルは、歴史的には長らく不仲でした。ここでは「相互支援」という言葉が使われていますが、「相互推薦」となると共通政策の調整だけでなく、政党間、支持者間の信頼関係が相当に熟さないと難しいと感じます。野党共闘は野党が勝つための手段。各野党と支える人たちの知恵の見せ所。 twitter.com/Nao_Maeda_Asah…
2017-12-29 01:18:00ー26日深夜の前原、小池、神津会談だ。神津氏が保証人役を務めた。 小「前原君だけ行ってしまった。僕と前原、小池の両君のはずだったんだか...」 ーなぜそうなった? 小「小池くんが僕と会いたくなかったんだろう」
2017-12-29 01:18:29ー小池氏が小沢氏を排除? 小「排除したわけではないが、僕とでは自分の思うようなわけにはいかないと。前原君なら、まあ御しやすいと思ったかもしれない」 ー小沢氏が苦手だった? 小「苦手というわけではないが、見え見えの話だった」
2017-12-29 01:21:14ー見え見え? 小「だって、小池人気はあったが、組織やカネはない。だから本来は対等合併であるべきだった。あなたは人気、こっちは組織とカネがあると。対等に話すべきとこれを、一方的に私の言う通りにしろ、だった。こんな交渉はない」
2017-12-29 01:23:42ーもし小沢さんがいればどういう交渉に? 小「対等合併で存続政党を希望の党にする。簡単な話だ。安保だの憲法だの言いだしたのが小池君のつまづきのもとだ。それが「さらさら」「排除」発言につながっていく。安保法制や改憲を踏み絵にしてリベラル排除すればほぼ官邸の人と同じになる....
2017-12-29 01:26:57...野党再編もヘチマもない。わからないことを言うなと、僕なら言っただろう。そんなこと言ってたら選挙に勝てないよと」
2017-12-29 01:28:14ー前原氏に裏切られた? 小「ご本人は裏切ったつもりはさらさらないだろう。ただ、人間関係、信義についての考え方が少し甘いと感じた。僕に面と向かって師とか言ってたわけだから。その後、会いたいというから会ったが、僕に不義理をしたという様子は一切みえなかった」
2017-12-29 01:35:02ーなぜ小池氏は排除の論理を? 小「うぬぼれがあったのではないか。前原君に対しては、何を言っても大丈夫だと思ってたのだろう。驕兵は必ず敗れる。ミッドウェー海戦みたいなもんだ。一朝にして奈落の底だ」
2017-12-29 01:37:26ーところでその間、志位氏との連携は? 小「共産党とも連携は維持できた。小池が安保、憲法だの言わなければ...」
2017-12-29 01:40:11ーということは合流に共産党が加算された? 小「プラスされた。選挙は野党側の圧勝だっただろう。300議席だ。2000万票が投票にくるからだ」 ー投票率が70%台に? 小「間違いなく2009年パターン(69.28%)にはなった」
2017-12-29 01:42:57ーとなると、小池首相誕生の可能性はあった。 小「小池首相だった。野党を分断せず、変えましょうと言っていれば断然勝った」
2017-12-29 01:44:30ー細川連立政権のイメージか? 小「細川連立ではない。ほぼ単一政党だから民主党政権と同じだ。ただ、民主党より彼女は大人だし、したたかさを持っている」
2017-12-29 01:46:15ー意外と安定した? 小「そうかもしれない。ある意味、小池君の首相の座への野望がもっと本格的なものだったら、別の結果になっていた。それがあれば知事に専念せよと言う世論にビビることなく、半端な政策論議もせずに、結果的に野党分断になることも避けられた」
2017-12-29 01:49:41ー小池氏は立ち直れるか? 小「難しいのではないか。うわべの人気できた人は、それがダメになった時はなかなか立ち直れない。豊洲問題だってさっぱり進まない。半端な野望が希望となり、そして絶望になった」←ウマイ
2017-12-29 01:52:06ー共産とは組みたくないという連合と前原氏の反共意識が強すぎた? 小「それもある。票は欲しいが一緒にやるのは嫌だと言う。ある意味図々しい。ふざけんなという話だ。本当はね。だけど、今回の話はそんな問題とは全然違う話だ。共産党と連立を組むわけでもない....
2017-12-29 01:56:52