- Lycoris_1120_ur
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※とても夢小説じみたまとめなのでその辺に注意
間違えて踏んだのならば直ぐにページを閉じて記憶から消し去ろうな
独白
元から世界なんてそんなものだ、理解が及ぶ筈もない。 元から全てはその程度のものだ、解明できる訳がない。 幸福も不幸も私の手の届かぬところで勝手に分配されるもの、知らぬ間に既に定まったもの。それ以上でも以下でもない。
2017-07-30 21:37:10例え私がどれだけ優れていようとも、私は私の総てを決定する事など出来やしない。 私には、私の世界を規定し尽くす権利は無い。 否定するか肯定するか無視するか、せいぜいその程度のもの。
2017-07-30 21:40:12「聖杯とかね、どうでも良いのよ。ううん、あんまり良くはないのかな?私のオリジン、最初の記憶、私の抱いた動悸の総て。は、今はもうわからないけれど。参加しちゃってる以上、無視はできないのよね、残念ながら。何だかこれって人生みたいね?」
2017-07-30 22:06:31「死ぬことも生きることも、他者に依存してしまえば楽だもの。災害で死ぬならそれはそれ、私の身の上に起きる禍福は私の知らぬ存ぜぬこと。命運なんてね、糞食らえよ。そんなモノを好き勝手捻じ曲げられるなら、とっくのとうに不老不死は万人の権利になってるわ」
2017-07-30 22:09:30「だからね。全部手の届かないところにあるのならね。踊りましょう?夜明けまで。足も腕も上がらなくなって、息が切れ切れになってしまって、くらくらと酸欠で目眩がして、疲れ果てて眠るまで。少しくらい、人間らしく遊びましょう?」
2017-07-30 22:11:42そうして戦争から消えるまでの話
『……ーーー、ーーーーー。ーーーーーーーーーー?』 「え?ううん。知らないわよ?」 『ー、』 「というか私先ず記憶がすっぽり抜けてるもの。何を識ってて何を忘れたのかすらさっぱり」 『ーーーーーーーーーーーーーー!!』
2017-07-31 21:08:47「先に言えって言われたってしょうがないじゃない、私だって今気づいたわよ!」 『ーーーーーーーーーーーーー』 「そういう顔をしない。というか割と貴方表情豊かよね、前から思ってたけど」 『ーーーーーーーーーーーーー……?』 「私だってもっとマトモな情報覚えていたかったわよ」
2017-07-31 21:10:55『ーーーーーー、ーーーーーー』 「何が?」 『ーーーーーーーーーーーー。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー』 「ううん、まあ、そうよね。この現状は貴方の召喚が遅くなっちゃった私の怠慢だわ。そこは素直に謝る、ごめんなさい」 『ーー』
2017-07-31 21:17:42「じゃあ、これもまた短い間になりそうだけど。また暫く、よろしくね」 『ーーーーー。……然し、慣れないな、これは』 「慣れて頂戴」 『……面白がっているな?マスター』
2017-07-31 21:27:35「(さて、と。……これで三陣営を確認ね?)」 『(何処もあまり動いてはいない、という事だろう。1日の遅れはあまり気にする事はなさそうだ)』 「(貴方は心配性なのよ。少しくらい気楽に生きても良いんじゃないかしら?)」 『(貴方は逆に考えなさすぎる)』
2017-07-31 22:51:04「(目下の問題はランサー陣営、かしら)」 『(接触できていないアーチャー陣営にも気を抜くな、アレで無いことが気を抜いて良い理由にはならない)』 「(そうね、そこは同感。結局何処もかしこも怖ろしい戦争だってことだけは確かよ)」
2017-07-31 22:53:37「(そもそもあと何陣営あるかも確認しなきゃならないし!アレがいないっていう確信だって欲しいし!やることがいっぱいあり過ぎて困っちゃうわ)」 『(そうでないと生きられないのが、お前という存在だろう?)』 「……ほんっと、引きずられ過ぎじゃないの」
2017-07-31 22:59:04「(で、問題は明日からよ。今日中に無理をしてでもランサーには接触しておくべきだったかしら)」 『(話題は)』 「(……か、カレーが美味しかった話)」 『(それで話が弾むのか……いや、いい)』 「(全文口に出し終えてるわよ)」
2017-07-31 23:01:35『(だが現実今日のお前に交渉条件は何も無いだろう?気は待つべきだ)』 「(ううん、でもね、時間は有限だし……期限だって危ないし……)」 『(前者にしろ後者にしろ、そんなに悲観すべきことでは無いだろう)』 「(あら、どうして?)」
2017-07-31 23:05:34