2018/01/08 J-WAVE RADIO SAKAMOTO

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

皆さま。レディオサカモト、このあと24時からオンエアです。ナビゲーターは坂本龍一。今回は新春放談として、巻上公一さん、福岡伸一さんをゲストにお迎えします。サイン入りの『龍一語彙 二〇一一年 ‐ 二〇一七年』プレゼントもあります。本年もよろしくお願いします。 #jwave pic.twitter.com/mnUWbY8QcN

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｢こんばんは。坂本龍一です。ここからは、二ヶ月に一度お届けしているレディオサカモトの時間です。皆さん、お元気でしたか。｣ #jwave

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｢あっという間に2018年になってしまいました。よくね、僕はお正月が来たらその年がもう終わりだと、終わったと、ちょっと気が早いんですけど、というぐらいにね、今年のスケジュールもほぼ決まり、来年のことを考えているという。そんな事が続いてるんですけどね。｣ #jwave

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｢皆さん、どうお過ごしでしょうかね。今年最初のレディオサカモトは、六本木のJ-WAVEのスタジオからお届けしています。恒例の新春放談、漫談みたいな……漫談とも言えないか。そんなおもしろくはないか。放談かな、をやります。｣ #jwave

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｢一組目は、生物学者の福岡伸一さん。二組目はこの番組初登場となる、音楽家の巻上公一さんですね。ヒカシューというバンドのリーダーです。ヴォイスパフォーマーですけども。今年、ヒカシューが40周年を迎えるそうで。｣ #jwave

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｢多分、僕がやっていたYMOの結成から40周年。ヒカシューみたいにね、続いてませんけど。5年でやめちゃったんですけど。テクノとかテクノポップとか言われた……ま、自分たちも言ってたんですけど、そのときにいっしょにヒカシューもね、御三家みたいな名前がついてて。｣ #jwave

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｢そのときにいっしょにヒカシューもね、御三家みたいな名前がついてて、実はそんなテクノじゃないんですよね。もっと違う音楽のルーツがあって、その辺を詳しく聞こうと思います。｣ #jwave

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｢今年最初のデモテープオーディション作品の発表。U-zhaanと長嶋りかこさん。三人で同じスタジオの中で久しぶりにやるという感じ。僕の最新情報のお知らせとか、普段聴いている僕の音楽のプレイリストの紹介なんかもいつものようにありますけども。｣ #jwave

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｢エコロジーオンライン上岡 裕さんによるエコ・リポートがあります。2018年最初のレディオサカモト、このあと深夜2時まで、お付き合いください。｣ #jwave

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｢レディオサカモト、坂本龍一がお届けしています。ここでは、ま、近況ですね。今回は去年の12月あたまから日本に来まして、一週間ずつ山があってね、最初の山は、新宿のICCと言うメディア・アートの美術館で、展示ですね。音楽の展示。｣ #jwave

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｢で、実は去年、『async』を出した後に、4月から5月にかけて別の美術館で、音楽を設置する「設置音楽」と言う言葉をでっち上げてですね、展示をやってたんですけど。それの第二弾と言うのを、昨年12月あたまから始めまして。｣ #jwave

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■坂本龍一 with 高谷史郎｜設置音楽2 IS YOUR TIME (2017年12月9日—2018年3月11日) ntticc.or.jp/ja/exhibitions… #jwave

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｢実は今も進行中で毎日、3月11日まで続くんですけども。是非、機会があれば行って、見て聴いて頂きたいんですけど。当然、最初のワタリウム(美術館)と言うところでやった設置音楽とは違うんですけども、両方ともその『async』に基づいてはいるんですけど。｣ #jwave

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｢今回のICCでの設置はですね、より発展系というか進化系というか。ま、進化系とは言わないかもしれないけど。『async 1.5』みたいなね。に行く、一つの道標みたいな形ではあるんですけどね。｣ #jwave

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｢ワタリウムの「設置音楽1」は、やっと出来た『async』をサラウンドできちんと聴いてもらおうという趣旨が強かったんですけど。今回の「設置音楽2」ICCの展示では、もっとインスタレーション的な音楽に少し解体してるというか、そういうものになっています。｣ #jwave

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｢もう一つ大きな主眼は『async』のアルバムでも音を使った、津波によって被害を受けたピアノ、これを僕がもらい受けまして、インスタレーションの一部として使っているというのも、大きなところなんですけど。｣ #jwave

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｢これが音が鳴るようにね、しかも自動演奏になっているんですけど、自動演奏が出来るように楽器会社に協力してもらってやったんですけど、だけどその、津波をかぶった時に受けた傷とか、ゴミとか、泥とか、錆とか、それを全く綺麗にしないで、そのまま持ってきているんですね。｣ #jwave

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｢何を自動演奏しているのかというと、世界各地で起こっている地震のデータですね。地球の揺れを、少し圧縮して…圧縮っていうのは時間的に。1ヶ月を7時間にして、このピアノに弾いてもらってるんです。だから、演奏家が地球なんですね。そういうコンセプトなんです。｣ #jwave

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｢ええと、昨年の11月には、『Ryuichi Sakamoto: CODA』というドキュメンタリー映画の公開もありまして。なんかね、年末に報知映画賞というのも頂いたりして。(映画が、ですね、僕じゃないですよ。) ｣ #jwave

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｢もう一つ同じ時期にね、『龍一語彙』という本を、長嶋りかこさんのデザインで出したんですけど、これも別に僕は何もしてないですね。過去に僕が発言したものを、ある編集方針に基づいてカットアップして集めて、で、長嶋さんが凄くいいデザインで、分厚い本が出来ました。｣ #jwave

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｢『龍一語彙』これはあの、プレゼントしたいですね。5名の方に。同時に、これは僕は関係ないといえば関係ないんですけど、ただ推薦文を書かせて頂いたんですが、『ボウイ』というそのまんまのタイトルの、デヴィッド・ボウイについての。｣ #jwave

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｢これはね、イギリス人のサイモン・クリッチリーという哲学者が書いているデヴィッド・ボウイについての本なんですね。これが推薦文を書いてくれっていうんで、読んだらとってもおもしろい内容で。さすが哲学者が書いてる、でも全然難しくないです。普通に読めます。｣ #jwave

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｢ボウイというアーティスト、それからその音楽、作った詞について書いていて、僕もこういう読み方があったかと驚かされた部分がたくさんあります。ぜひね、これ皆さんに読んでほしいので、これも出版社の人に呼びかけて、プレゼントさせてもらいます。｣ #jwave

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｢とういうわけで、『龍一語彙 二〇一一年 - 二〇一七年』と『ボウイ―その生と死に』という本2冊を、セットで5名の方にプレゼントするということをやっていますので、メッセージ送ってください。｣ j-wave.co.jp/original/radio… #jwave

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｢せっかくなのでね、ボウイの曲をかけますか。この『ボウイ』と言う本、1月に出るんですけど、読んだということもあって、改めてボウイの曲、いろいろ僕も聴いてみたんですけど、今まで好きで、今聴いても変わらず好きな曲もあるし……」 #jwave