カンボジア巡錫記2017~CEP人道支援事業のご報告~

自分まとめで恐縮ですが、私代表を拝命しているCEP(Cambodia Empowerment project)の有志メンバーによる年末の現地視察報告です。アジアの隣人の置かれた状況を知っていただければと存じます。なお、私たちの活動内容や視察報告の内容は、CEPのウェブサイトからもご覧になれます(CEP:https://www.cep-ngo.net)。また私たちの活動に何らかの形で参加したいという方大歓迎です。活動について、ご質問なども随時承っております。合掌
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カンボジア支援NGO

CEP: Cambodia Empowerment Project

ホームページ:https://www.cep-ngo.net

Empowerment(エンパワメント=湧活)とは、人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させることです。

人は誰もが、すばらしい力を持って生まれてきます。
そして生涯、すばらしい力を発揮し続けることができます。
そのすばらしい力を引きだすことがエンパワメント、ちょうど清水が泉からこんこんと湧き出るように、一人ひとりに潜んでいる活力や可能性を湧き出させることが湧活です。

斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

1【カンボジア巡錫記2017】CEP(カンボジア・エンパワーメント・プロジェクト)による支援事業視察のため、今年もカンボジアへ行っておりました。滞在中はWiFiがうまくつながらず、思うようにアップできませんでしたので、改めてご報告したいと思います。なお「巡錫」は(じゅんしゃく)と読みます。

2017-12-06 18:05:13
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

2【カンボジア巡錫記2017】11月24日午前10時、ベトナム航空で成田を発ち、ベトナムハノイで乗り換え、カンボジアのシェムリアップ空港に降り立ちました。ベトナム航空は、航空運賃が安価なのです。運賃は、往復5万円台。 pic.twitter.com/Uz5rzuWLii

2017-12-06 18:09:10
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

3【カンボジア巡錫記2017】ところでHPでは無料の機内預けの荷物は、たった20Kg。運び屋(本とかポスターなど)の我々としては少なすぎ、メンバーの鈴木さんに確認してもらうと、実は32KgまでOK。ちょっと座席の間が狭かったけど、まあ何とか。良かった半面、ひどく重くなり移動に時間が・・・(涙)。

2017-12-06 18:11:55
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

4【カンボジア巡錫記2017】シェムリアップ空港は、今回初めて。日本ではなく空港でビザを取得しました。その方が安い。30$。飛行機内でビザ申請書がもらえると聞いていたのですが、乗務員は「ありません!」。いきなり不安。空港の申請所で割と簡単に出来ました。そして冬服のまま30℃超えの空港へ。

2017-12-06 18:15:04
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

5【カンボジア巡錫記2017】なお、拙僧が代表を拝命してメンバーの皆さんにはかえって負担が増えた(?)人道支援団体のCEP(カンボジア・エンパワーメント・プロジェクト)についてはこちらをご覧下さい。新しい仲間、同志を待っています。cep-ngo.net

2017-12-06 18:19:35
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

6【カンボジア巡錫記2017】空港を出る頃にはもう夕食時。早速現地のNGOスタッフと農家の方々と一緒に小型バスでシェムリアップ奥地の観光農園みたいなところで食事に。が、そこまでの道が、素敵なガタガタ泥道。どこへ連れていかれるのやら。夕食らしい食があるのかなぁ、と不安とワクワクと車酔い。

2017-12-06 18:25:07
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

7【カンボジア巡錫記2017】鬱蒼と茂る森の一軒家。木々据えられたライトが煌々と庭を照らす中、カンボジアの伝統的田舎料理が私たちを迎えてくれました。観光で訪れるアンコールワット辺りのホテルでは決して味わえないのではないかと思います。NGO活動ならではの醍醐味! 感動のひと時でした。 pic.twitter.com/Fq4cmymp0o

2017-12-06 18:30:08
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

8【カンボジア巡錫記2017】初日の宿は、食事処から車で移動を要しました。一夜明けて再び食事処へ。シェムリアップと言えば、アンコールワット等の遺跡が有名ですが、朝、改めて食事処へ向かう道の両脇に多くの古代遺跡群が、次々と姿を現しました。幸せでした。 pic.twitter.com/KLvAsJaODP

2017-12-06 18:39:17
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

9【カンボジア巡錫記2017】食事処からさほど離れていない所にも、朽ち果てた古代の遺跡(寺院跡)がありました。近づくに従い、やや哀しい思いを感じました。そのまま歩き、ここぞという場所で祈りを捧げました。後で聞くと、立ち止まったところが、その寺院の中心施設だったとのことです。 pic.twitter.com/j3sqx4WkPh

2017-12-06 21:03:32
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

10【カンボジア巡錫記2017】祈っていると、自然とアブサラ―のような、もっと複雑な印を結びました。それは、過去と現在とのつながり、という意味ではないかと直観しました。

2017-12-06 21:04:45
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

11【カンボジア巡錫記2017】カンボジアで、これらの文明を築いた古代の気高い人々の魂と、度重なる他国の侵略や内戦により疲弊し恐らく先祖の意識と断絶してしまったことの哀しみが、今ここで出会い、少しでもその魂に触れ、民族としての誇りを取り戻せと訴えていたのではないかと思います。

2017-12-06 21:14:17
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

12【カンボジア巡錫記2017】最後は両腕を大きく広げ、全体を包み込むように護る形になりました。祈りの後、カンボジア人のSing Kea氏が「良かった、良かった」と言ってくれました。微力ながら今後カンボジアが発展し、国際社会の中で共に手を取り合っていけるお手伝いをしたいと、改めて思いました。

2017-12-06 21:18:12
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

13【カンボジア巡錫記2017】日が明けると、まずは、カンボジアの地方の状況把握のための視察でした。ここは観光農園施設です。農家の方々の今後の仕事の参考になれば、と思っているわけです。 pic.twitter.com/cptHGlJXRn

2017-12-07 09:21:39
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

14【カンボジア巡錫記2017】カンボジアの主要農産物は米ですが、安く買い叩かれている現状があります。そのため、品質の向上や流通の仕組みの再構築を考える必要もあります。一方栽培の多様化へのチャレンジも考えられます。シェムリアップは海外観光客が多く、米作以外の野菜の栽培が盛んのようです。 pic.twitter.com/lProw5yh7w

2017-12-07 09:26:39
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

15【カンボジア巡錫記2017】たまには、CEP代表である私の、現地での雄姿をばご紹介いたしましょう。ちゃんと視察してきましたよ。たくさんの荷物運びも率先してやります。でも最近、「他にお荷物はありませんか?」と尋ねたら、メンバー全員から「代表で~す」って言われました(笑) pic.twitter.com/DdFPkf6pbh

2017-12-07 09:38:10
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

16【カンボジア巡錫記2017】棚を作ってのニラ栽培。手前はハーブです。それと水やりの様子。棚を作ってビニールシート(透水性のあるタイプです)を被せ、その上に土を敷き作物を植える。水不足に悩まされるカンボジアでも、これにより土中の水分が保たれます。ニラは、中華料理などに使われます。 pic.twitter.com/kiPc2oWM0M

2017-12-07 09:53:53
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

17【カンボジア巡錫記2017】わたしたちCEP(カンボジア・エンパワーメント・プロジェクト)は、カンボジアで縁のある方々への農業支援を進めています。今回は、精米機の導入。そこで精米機についての講義と会議をしている様子です。木陰の食事のテーブルが、そのまま戸外会議場になっています。 pic.twitter.com/El4hlx4DHF

2017-12-07 12:23:45
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

18【カンボジア巡錫記2017:仏陀の池】11月25日シェムリアップの農業研修を終え、一路バッタンバン州へ。バッタンバン市内のホテルに泊まり、翌朝仏陀の池ⅠとⅡや米銀行の現状確認のためプレイプリエル村とタンゲン村へ。

2017-12-07 12:27:11
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

19【カンボジア巡錫記2017:仏陀の池】仏陀の池と米銀行とは、慢性的な水不足に苦しみ、種もみすら手に入らない人々の支援のため、井本勝幸師を中心に仏教NGO「四方僧伽」が多くの方々の浄財を基に造成、創設したものです。詳細は四方僧伽のHPをご覧下さい。catuddisa-sangha.org

2017-12-07 12:42:21
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

20【カンボジア巡錫記2017:仏陀の池】最初に、2006年に造成されたオーソラパン村(バッタンバン州)の「仏陀の池Ⅱ」に到着。池の中央に立つ仏塔を拝し、祈りを捧げます。ここは100世帯約500名の住民たちの貴重な生活用水を提供する「ため池」です。 pic.twitter.com/ZQSmOGibsa

2017-12-07 12:53:40
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

21【カンボジア巡錫記2017:仏陀の池】さて次は、「仏陀の池Ⅰ」のあるプレイプリエル村(バッタンバン州)へ。今回、この村へ精米機を届けるという、大切なミッションもありました。が、旅も人生も同じ。楽あれば苦あり、山あり谷あり。順調と思いきや・・・

2017-12-07 15:56:39
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

22【カンボジア巡錫記2017:仏陀の池】雨季が長く続き、まだ道がぬかるみ、車輪が穴にはまってスリップ。そのたびに全員下車して押したり、車を誘導したり、穴をなんとか埋めようとしたり・・・・。周囲には何もない。しかも両脇は、川。何度こんなことを繰り返しただろう。10回くらいか。 pic.twitter.com/XpceGFZdNC

2017-12-07 15:59:52
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

23【カンボジア巡錫記2017:仏陀の池】悪路と川に挟まれた、ぬかるんでいない僅かな、車輪の幅ぎりぎりの所を慎重に通り抜けるたびに歓声が上がる。感涙にむせぶ(?)ドライバー氏。しかし、ふっと思う。帰りは?今日は、か、帰れないかも。「何事も修行である!」と誰かの声が響いた気がした。合掌 pic.twitter.com/qtlT9O01Ec

2017-12-07 16:16:47
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

24【カンボジア巡錫記2017:仏陀の池】ちょっと昔の日本の道だって舗装されていなかった。日本の援助で舗装された道を外国で通った。日本の舗装技術は世界最高。きれいな舗装道路とおいしい水道水。当たり前と思ってはいけない。年末集中の道路工事にもこれからは感謝します。 pic.twitter.com/i5vCFSmsnS

2017-12-07 16:25:09
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