ひのき屋物語

函館を拠点に活動する音楽グループ『ひのき屋』の生い立ち。メンバーのワタナベが『勝手にひのき屋20周年企画』と称して過ぎた日を振り返っています。(新しい投稿が上位に来ています)
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ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

2011年3月。ちょうど東日本大震災の一週間後に函館でひのき屋のライヴをやりました。そんなタイミングだったので中止も考えたのですが、敢えて実施したところ、沢山のお客さんが来てくれました。そのライブには前座がいました。私、ワタナベヒロシの弾き語りでした。やってみたかったんですよね(笑)

2018-04-11 22:48:08
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

ブラジルでの盗難は絶望的。諦めるしかない。ところが奇跡的に全て戻って来たんです!『国際交流のため日本から来たバンドが盗難にあった』と新聞に取り上げられたらしく、それを見たリサイクルショップ店主が大量に売られてきた日本製電化製品があると警察に届け出たんだとか。店主に感謝です!

2018-03-20 09:27:45
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

ベラルーシと並んでひのき屋史に残る大事件といえば『ブラジル楽屋泥棒事件』。その日はいいライヴが出来て、ご機嫌でステージ袖にはけると、青ざめた顔のスタッフが『楽屋に泥棒が入ったみたいです!』と。財布や現金は盗まれず、それぞれの荷物の中から電化製品だけがゴッソリと消えていました。

2018-03-19 16:41:05
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

翌日のライブには無事に全ての楽器が届き、前日のフラストレーションを爆発させたそのライブは異常に盛り上がり、ライブ終了直後に大勢の若者がステージに上がって来て、サイン攻め握手攻めとなりました。この辺りのことは『プラタナスの樹』という本に書かれています。hitococochi.jp/?pid=22884188

2018-03-18 23:13:58
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

かき集めの楽器を駆使してなんとかこなしたベラルーシの首都ミンスクでのライブ。自分たちは不本意でしたが・・・これが盛り上がったんですよ!しかも『楽器のない状況でこんなに盛り上げるなんて、日本人ってのは何てスゲーんだ!』なんて驚きの言葉までいただいたりして。

2018-03-18 23:09:04
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

ベラルーシでの『楽器届かない事件』はひのき屋史上最上級のピンチ!あるのは笛と鍵盤ハーモニカのみ。とにかく音の鳴る物を集めてくれ!と主催者にお願いして、和太鼓の代わりにスネアドラム、ギターもマイクで音を拾ったり、会場となりのスーパーで買ったコーヒーの缶でマラカスを作ったりして。

2018-03-18 23:02:07
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

シンガポールではびっくりな出来事がありました。ステージでリハーサルをしていると近付いてくる日本人女性が一人。よく見ると彼女は私(ワタナベ)の大学の同期でした。彼女はひのき屋なんてもののは全く知らず、彼女自身も数日前からシンガポールにやって来たばかりとか。そんな偶然が時折あるんです。

2018-03-14 09:38:58
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

ひのき屋シンガポールライブは伊勢丹の北海道物産展での演奏という変わり種。ヨーロッパから戻り数日後にシンガポールだったのですが、飛行機から風景を見ると漠然と『水』を感じたのを覚えています。あとで考えると『緑』が見えたからなんでしょうね。ヨーロッパでは『石』の風景でしたので。

2018-03-14 08:51:28
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

個人的な話ですが、デュッセルドルフにはワタナベ兄が住んでいたことがありまして、そこに行くことを兄に話すと頼みもしないのに地図を書いてくれました。嬉しかったんでしょうね。また、函館の音楽仲間の女の子が、たまたまその時期その街に住んでまして、ビールを沢山おごってもらいました。

2018-03-13 08:41:27
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

ドイツ・デュッセルドルフの『日本デー』というイベントにひのき屋が参加したときは衝撃的でした。そこらじゅうコスプレのドイツ人だらけ!函館でもそんな情景は見たことがなく、ここは秋葉原かよ!といった感じでした。好みはあれど、確かにこうした日本文化が広がってるのだな~とこの時感じました。

2018-03-13 08:34:57
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

チェコでのライブの流れで、スロバキアとハンガリーでもライブが組まれました。それは大震災直後の2011年4月。スロバキアではひのき屋がそんな日本から来るということで、若者たちが復興支援イベントを組んで待っていてくれました。感激でした。

2018-03-11 22:36:33
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→ひのき屋がチェコに行ったのは、芸術祭オープニングライブにやってきたバンド『デネブ』の繋がり。チェコでデネブのメンバーと再会した。彼らは日本での日々がよっぽど楽しかったらしく、たくさんの写真を収めた立派なアルバムを作ってくれていた。彼らの思い出を作ってあげられたことが嬉しかった。

2018-03-10 18:16:24
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→こうして参加したブラジル・ノバプラタの民俗祭。人口数千人の小さな町の会場に毎晩多くのお客さんが集い、ステージが繰り広げられました。最終日、各国の民俗衣装をまとった出演者をステージに引っ張りあげてやった『ねぶた』は特に印象的でした。『これが日本の祭りだ!』と誇らしく思いました。

2018-03-10 06:50:13
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→たった一通のメールでのブラジルへの誘い。信用していいのかもわからないまま、それでも面白そう!という思いの方が強く、ひのき屋ブラジルツアーの準備は着々と進められました。写真家のエモトさんと初めて出会ったのもこのとき。以来ひのき屋の写真はほとんどエモトさんに撮っていただいています。

2018-03-08 22:33:36
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→ひのき屋が初めてブラジルに行ったのは一通のメールがキッカケでした。『ノバプラタという町でフェスティバルをやるので来ませんか?』という感じの実に簡素なメール。クロアチアのフェスティバルに出演したことで、民俗芸能系フェスティバルの世界的なネットワークに乗ったようです。

2018-03-08 20:42:43
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→ひのき屋を台湾に招いてくれたのは陳さん。台湾で和太鼓を普及させているところに、たまたま日本の本屋さんでひのき屋の本を見つけ、連絡をくれました。陳さんは実にパワフルな人で、朝7時半から3000人の中学生相手にやらされた?野外ライヴなどはひのき屋20年の歴史の中の忘れられない1ページです。

2018-03-07 09:02:34
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→クロアチアへは函館の高校の先生が橋渡ししてくれました。クロアチア在住時に『クロアチアの民俗祭に日本からも派遣して欲しい』と言われていたらしく、函館で出会ったひのき屋に声を掛けてくれました。ここでの経験がのちに『はこだて国際民俗芸術祭』へと繋がっていきました。

2018-03-06 22:20:49
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→ひのき屋カリフォルニアツアーは、函館にやって来たスタンフォード大学和太鼓サークルとの共演がキッカケで実現しました。『来年はオレたちがアメリカ行くよ!』と迂闊に言ってしまったばかりに実現したツアーでした。国際免許まで取って現地でレンタカーを借り、初めての海外はまさに珍道中でした。

2018-03-04 22:25:16
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→さて、ひのき屋は2001年のカリフォルニアツアーを皮切りに、毎年のように海外公演の機会を戴きました。当初は国際交流的な意味合いが強かったのですが、ひのき屋のスタイルが従来の『和』のイメージとは違うことが評価され、新しい和の音楽スタイルの一つとして海外に紹介されるようになりました。

2018-03-04 09:19:25
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→ノウハウも知名度もないひのき屋の初めての北海道ツアーは、人を訪ね歩くことで地固めをし、全14支庁をなんとかカタチにしました。そしてこのドブ板選挙のような経験こそが、その後ひのき屋を展開させるための基盤となったのです。

2018-03-03 23:09:18
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→ライヴ実現のために初めての街を訪れ、紹介された人を渡り歩いているうちに、ひとつの法則に気付きました。それはどの街でも、紹介紹介の三人目くらいに会った人がその街の本丸、すなわち街で面白いことを仕掛ける張本人だということでした。

2018-03-02 20:08:08
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→初めての町に一人降り立ち、まずはひのき屋を面白がってくれそうな人を探します。和太鼓グループを訪れたり、喫茶店に入ってみたり、ピアノ教室にまで乗り込んだりして、協力してくれる人を探しました。『そういう話だったらアイツのとこ行ったら良いよ』紹介紹介で、人から人を渡り歩きました。

2018-02-18 16:46:09
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→知り合いの一人も居ない町で、無名の、しかも『ひのき屋』なんていう居酒屋なのか何なのかわかんないようなバンドがライブを成功させようなんて無謀な話で。だけど会場を押さえてしまったからにはやるしかないわけで。まずは一人でその町に乗り込んで、知り合いを作るところからのスタートでした。

2018-02-17 23:20:12
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→北海道内すべての「支庁」でライブをやろう!それがひのき屋『ぐるり一周・北海道ツアー』。メンバー5人で全14支庁を分担し、まずは担当になった支庁のホールを押さえる。それから集客を考える。当然知り合いの一人も居ない町もあるわけで、そこはワタナベとソガに割り当てられた。

2018-02-16 23:13:56
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→出会いにも恵まれ、着実に広がっていったひのき屋ですが、ある程度までいくと勢いも落ち着くわけで。いつまでも知人にばかりライブを企画してもらうわけにもいかず。そんな頃、リーダーのソガが『ぐるり一周・北海道ツアー』を提案してきました。それはひのき屋結成5周年の企画でした。

2018-02-16 22:18:31