ひのき屋物語

函館を拠点に活動する音楽グループ『ひのき屋』の生い立ち。メンバーのワタナベが『勝手にひのき屋20周年企画』と称して過ぎた日を振り返っています。(新しい投稿が上位に来ています)
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ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→こうしてひのき屋の仕事は着実に増え、活動範囲も北海道から本州へ。東北、関東、関西、九州、四国にも行きました。もっとも、当時は全国各地にいる親戚や友人知人を頼りに、公演を作ってもらったりしてました。ホテルなど取る余裕はなかったので、実行委員宅に泊めていただいていました。

2018-02-13 22:58:49
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→『一万円で会社を作る方法』そんな本をキッカケに会社にしよう!なんて発想が実にひのき屋らしいわけで。かくしてメンバーのふくだが法務局に通い詰め『合資会社ひのき屋』は誕生しました。そして数年後、会社法の変更に伴い現在の『株式会社ヒトココチ』へと変わっていったのです。

2018-02-11 10:17:32
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→『いつまでひのき屋やるんですか?』そんな質問をさせないためにはもっと『本気』を示すしかない!そんなことを話していた頃、メンバーのふくだが『一万円で会社を作る方法』なる本を見つけて来ました。ひのき屋を会社にすることは一つのメッセージになるんじゃないか?みんなでそんな話をしました。

2018-02-10 20:01:37
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→各地から声が掛かるようになったひのき屋。その頃よく聞かれたのは『いつまでひのき屋やるんですか?』という質問。もちろん他意のない率直な疑問とは思いますが、例えばお店をやってる人に同じことは聞かないでしょ?今となればわかるのですが、当時は繰り返されるその質問に正直辟易してました。

2018-02-10 16:52:11
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→現在ひのき屋が学童保育所を運営しているのも、学童で寝泊まりして過ごした旭川の日々があったからに他なりません。そしてこのライヴを機に、ひのき屋は北海道各地からお声が掛かるようになったのです。中には旭川ライヴ主催者Yさんにゲームで負けたからライヴを企画させられたという人もいました。

2018-02-09 21:07:53
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→初のひのき屋旭川ライヴ。事前の保育園巡りの効果もあり、沢山のお客さんにご来場頂きました。チケット売上も好調だったようでギャラの他にメンバー一人一人に『ファイトマネー』も配られました。その日の打ち上げは『フォークソングの夕ベ』なるイベントまで同時開催され、ハードな夜となりました。

2018-02-09 18:05:08
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→旭川遠征の目途が立ち、ひのき屋本隊は旭川初上陸となりました。約一週間、メンバー5人はYさんの学童に寝泊まり。平日は保育園で演奏し、週末のライヴを迎えました。Yさんは献立表まで作って、滞在中の食事を作ってくれました。とってもアクティブで楽しい日々であったことは言うまでもありません。

2018-02-07 15:29:27
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→事前に訪れた旭川。ライブ主催者のYさんと合流し、一緒に旭川市内の保育園に売り込みに回りました。Yさんは旭川の保育業界ではカリスマ的存在だったので『コイツら面白いんですよ』と紹介してくれると、次々に保育園公演が決まっていきました。あまりにトントン拍子に決まるのでただただ驚きでした。

2018-02-06 18:25:43
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→ひのき屋初の旭川遠征が始まる前から赤字になることに気付いてしまい、これはなんとかせねばいかん!とソガ・ワタナベが事前に旭川に乗り込んで他にもいくつか仕事を見つけてこようということになりました。それが初めての『営業』の旅です。もちろんライブ主催者のYさんにも連絡しました。

2018-02-06 09:11:26
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

→⑪初の遠征・旭川ライヴが決定し、ひのき屋メンバーはウハウハでした。遠足前夜みたいに地図を広げて、どの道を行けばいいか、何時間かかるかなんて話したりして。でも改めて交通費、宿泊費、食費などを考えると・・・赤字じゃん。Yさんの予言通り、それは収支の成り立たない旅だったのです。→

2018-02-05 14:43:02
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

⑩DM送付から数日後、ひのき屋事務所に旭川から公演依頼の電話がありました。それが旭川の学童保育指導員・Yさん。あとで聞いたのですが『こんな金額じゃ遠方での公演が成り立つわけないから、コイツらこれから公演料上げてくるはず。何も考えてないうちに呼んじまおう』そう考えていたんだとか。

2018-02-05 08:38:45
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

⑨ライブ大盛況の保育士研修会が終わったあと、その勢いで研修会に参加した北海道中の保育園にひのき屋のDMを送りました。ただ公演料の相場というのがわかってなかったので、今思えばかなり弱気な、だけど当時はかなりドキドキな金額を提示して『北海道、どこへでも行きます!』と書き添えました。

2018-02-04 22:02:15
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

⑧函館あたりでモチャモチャやってるだけのひのき屋に、大きな出会いがあったのは結成一年目の秋。函館で開催された保育士さんの全道研修会でした。夜の交流会のアトラクションとしてひのき屋ライブを企画していただき、大いに盛り上がりました。ダブルアンコールまでかかったことを覚えています。

2018-02-04 08:56:19
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

⑦函館市内近郊でちょこちょこ演奏をしたり、たいこ教室を開いたり、角材でバチを作って販売したり。最初の頃のひのき屋はそんな毎日を過ごしていました。角材を削ったカンナくずをネットに詰めた『ひのき風呂セット』。これがけっこう売れたんですよ!当時のひのき屋は実に健気に生きてました。

2018-02-02 20:45:01
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

そんなハチャメチャなひのき屋を面白がって応援してくれる大人たちもけっこう居て、事務所に使え!と倉庫を貸してくれたり、パンやお菓子、野菜などを差し入れてくれたり、まるで我が子のように気に掛けてくれました。そして『ひのき舞台』という名前のひのき屋応援団まで立ち上げてくれました。

2018-02-02 09:19:02
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

この頃の公演内容はけっこうぶっとんでいたのかもしれません。太鼓曲の合間にギターをもった男が現れ、いきなりフォークソングを歌う。獅子とひょっとこが暴れまわる。コンパ芸の納豆踊りをやる。そして最後はねぶたでフィニッシュ!何が飛び出すかわからないこのひのき屋公演が意外にウケてました。

2018-02-01 23:17:01
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

結成当初のひのき屋は当然持ち曲は少なく、例えば30-40分の演奏を依頼されたときは、その時間を埋めるのに必死でした。保育園からの依頼が多かったので、子供を飽きさせないために、太鼓に固執することなく、持てる芸のすべてを注ぎ込みました。その経験がひのき屋を育てたと言えるのかもしれません。

2018-02-01 23:02:31
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

硬派なイメージの強い『和太鼓』に対し、ひのき屋が目指したのは日常の中の楽しみとしての『たいこ』。『魅せる』よりも『楽しむ』、『カッコいい』よりも『楽しい』を大切にしていた気がします。それはひのき屋の原点が『舞台』でなく『祭り』の太鼓だったからかもしれません。

2018-02-01 08:59:22
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

ひのき屋は函館の大学のサークルから派生しました。サークルの活動の一環で和太鼓に取り組んだり、東北のお祭りを巡ってお囃子を学んだりしていて、それを保育園等で演奏させてもらったのが始まり。卒業を機に5人のメンバーでひのき屋を立ち上げ、当初は太鼓中心の『たいこ楽団』を名乗っていました。

2018-01-31 22:28:34
ひのき屋@学童を運営するバンド @hinokiya1998

和太鼓、篠笛、鍵盤ハーモニカ、ギター、ウッドベース・・・自由なスタイルで音楽を奏でる函館発の音楽グループ『ひのき屋』。ホールやライブハウス、野外フェスはもちろん、保育園や幼稚園、小学校中学校高校大学とあらゆる場所でライブを展開中!今年結成20年を迎えます。 youtube.com/channel/UCZGM1…

2018-01-31 13:58:37