ワン・ビン監督『苦い銭』感想まとめ
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苦い銭、出稼ぎに向かう列車内で神がかってるとしか思えない場面があってうはーってなった。赤ん坊をあやす女たちとトランプをする男たちの場面。あの映像にあの会話、偶然なの??そういう意図はない会話なんだろうけど見てる方はどきっとしたよ。
2018-02-04 00:49:082月公開作から選びました。今月観るべきこの10本。「スリー・ビルボード」「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」「リバーズ・エッジ」「犬猿」「ぼくの名前はズッキーニ」「RAW~少女のめざめ~」「ナチュラルウーマン」「苦い銭」「花咲くころ」「パンとバスと2度目のハツコイ」。
2018-02-04 01:04:29ワン・ビン『苦い銭』見た。異質なカメラがまるで空気。群像劇を見ているかのように感じた163分のドキュメンタリーでした。 pic.twitter.com/GpramulioB
2018-02-04 14:23:33#ワン・ビン「苦い銭」承前)困難な場所なんだなと、それがゆるく開かれているが、可能性だけは貧しく閉ざされているかのような町の小さな工場の廊下の行き来から腑に落ちる。#2018年映画ベスト の一本になると思います。
2018-02-04 16:59:56#ワン・ビン「苦い銭」、撮影スタイルからして、その撮影の主となる場所が映画の性格を支配する(見ようによっては、場所によって全く違う映画になる)ワン・ビンだけど、とっつきづらいと言ったのは、焦点となる人がいないからかな、と。だから、場に自分も入り込まなきゃならないのだけど、場としても
2018-02-05 09:41:36#ワン・ビン「苦い銭」承前)その生活感の壊れ方、確かに人が生きてるのに、生活の場に見えないことによる一種の拒絶もあって、すいっとは行けない。工場というよりもアパートの部屋の其処彼処にミシンがあるような小さな町の縫製工場、もう辞めるのだという職人の酔っ払いが入り込んで来て、働く人々に
2018-02-05 09:46:51#ワン・ビン「苦い銭」承前)絡んだりしている、積み上げられた製品とサンプルの山も乱雑で、よくいえばおおらかなんだけど、ある意味で世界経済における搾取の場なのに、末端でゆる過ぎて、人間的な隙間が沢山空いていて、そこに個性的な人々の相貌や声が積み重なっているのだな、と、要は隙間を見る
2018-02-05 09:53:18苦い銭には、縫製の仕事が入り社長から集合の号令が掛かりながら、俺はもう働かぬと宣言した上で、酒に酔って同僚たちの仕事場に現れ、気に入っているらしい女性の近くにしつこく立ち、明日給料の清算をしてここを辞めると繰り返し語る、45歳のダメ親父に思い入れてしまいました。ダメ人間は魅力的。
2018-02-04 21:18:12絶賛公開中、ワン・ビン監督『苦い銭』レビュー第二弾!中国の出稼ぎ労働者の実態を、力強く美しい映像で描いた本作。仕事に疲れた時こそ、見てほしい作品です。明日からまた一週間、頑張りましょう!(北島) indietokyo.com/?event_blog=%e… pic.twitter.com/RuO0ewtHcv
2018-02-04 21:46:35「苦い銭」。労働者の暮らしは、一週間で辞めた少年によれば「働いて食べて寝るだけ」だが、映画は「働いて食べて寝るだけ」以外の時間を見せる。大袈裟に言えば彼らがそのことに対抗している時間。食べるにしても同僚の部屋で喋りながら立ち食いしたり、夜更けに帰っても布団に入らずふらふらしたり。
2018-02-04 22:43:23「苦い銭」彼らが「仕事して食べて寝るだけ」と言う時、それは「仕事して、食べて、寝る」ことを表している。つまり別々にしか出来ない。例えばデスクワークなら、仕事しながら食事をとることもあろうし、数分位寝られるかもしれない。それがいいとかじゃなく、彼らはそうじゃない労働者だってこと。
2018-02-04 22:45:13「苦い銭」印象的だったのは、部屋に戻った後に社長に呼び出され仲間が出て行く中、また仕事なんてできるかと一人残った中年男性。酒と賭け事ですっからかんの彼は、結局は仕事場へ行って皆に絡む。彼の立ち去る工場の一階が、冒頭に見た時とは違い私にさえ懐かしく感じられたのだから恐ろしいものだ。
2018-02-04 22:48:17でもってワン・ビンの映画って不思議だよね、「苦い銭」でも、労働者達がしきりに撮影者に語り掛けてくる。心情を吐露するのはむしろ分かるけど、ああいうドキュメンタリーにおいて、先を歩いてる被写体が振り向いて「こっち来て」とか言うんだもんね。「煮卵いる?」とか(笑)
2018-02-04 22:58:39『苦い銭』鑑賞。ナレーションも音楽もない中国の出稼ぎ労働者たちのドキュメンタリー。一人ひとりに寄り過ぎることなくフラットな目線で労働者の日常が切り取られていて。そこには未来も希望もないけれどそれでも生きていく人間のたくましさと人間臭さがあふれていました。とてもよかった。
2018-02-05 00:33:33#0124 シアター・イメージフォーラム「苦い銭」。雲南省や安徽省から職を求めて浙江省湖州市の縫製工場に出稼ぎに来る労働者たちに密着したワン・ビン監督のドキュメンタリー。富裕層が増える一方で長い拘束時間の割に低賃金でいくら働いても生活が良くならない貧困層が大勢いる中国の実態が語られる。
2018-02-05 04:16:52『苦い銭』 ワン・ビン監督新作。雲南から沿岸部工業地帯へ出稼ぎに出る少女達に始まるこのドキュメンタリーは、縫製工場の周縁で生起退行する人間ドラマを質実に映しだす。沿岸部から先にはもう生き場がないこのどん詰まり感はしかし、今日の消費生活が作る翳りそのものとして誰しもの肌身に近しい。 pic.twitter.com/lbJWqFsxSc
2018-02-05 12:23:37『苦い銭』では、工場外の階段から見おろす同じアングルの映像が、何度もくり返し流される。画面右半分がトタン屋根と車道で区切られるその光景の執拗なくり返しは、やがて芋づる式に増える人物群を足枷の鎖で束ねるようなニュアンスを帯び始め、全編に通底するリズムとなる。日常の風景こそ恐ろしい。 pic.twitter.com/jsRDTjmxPx
2018-02-05 14:05:28ワン・ビン『苦い銭』。働けど働けど猶わが生活楽にならざり 咳をしても一人ぢっと手を見てなどいると、ヒトとしての形は朧げになり、もはやモノに成り下がったなどと実感する事が良くある。苦い銭を稼ぐ傍で、甘い蜜を吸う輩がおり、今日も削りに削られた「人権」費が、誰かの懐を温めている。
2018-02-05 17:10:04「苦い銭」鑑賞。 中国の低賃金出稼ぎ労働者のドキュメンタリー。被写体が横へ横へとズレていく。この監督の特徴らしい長回しで眠くなる。暑いのか男はすぐ上半身裸になる。説教臭さがなく淡々とただ撮り続けるのは好感。 #18khメモ
2018-02-05 18:29:52ワン・ビン監督のドキュメンタリー、『苦い銭』🎥 出稼ぎ労働者の過酷な現実を伝えながら、それを生きる人々の姿かたちをつつむ輪郭がそのまま命の美しさを映し出している映画でした🎬 もう一度みたい😌 エンド・クレジットで編集にドミニク・オーヴレイの名をみつけた。
2018-02-05 20:04:53『苦い銭』中国の小さな縫製工場の暗部を照らす。カメラの存在が消えているかのような被写体との距離感はマジックとしか言いようがない。劣悪な環境にもかかわらず生き生きとした市井の民の逞しさに感服。小さな街の話だが、世界につながっている。 coco.to/movie/83814
2018-02-05 23:33:44素敵なイラストをありがとうございます。
苦い銭(王兵) #illustration #film ift.tt/2E2KW1o pic.twitter.com/tWupmC3UR2
2018-02-07 03:18:13気になるおじさんの乳首…