ともにオリンピックを見られなかった死者を弔ったピョンチャン・オリンピック閉会式に思ったこと。

2020年東京、わたしたちは東日本大震災の死者たちを、このように召喚し弔うことはできるだろうか。
1
加藤郁美 @katoikumi

ピョンチャン・オリンピックの閉会式、オリンピックを共に見られなかった死者を悼み、死者を送るというシークエンスがはさまれて、ほんとうに驚いたし、胸をうたれた。たんぽぽの綿毛に召喚されて、花びらのなかに消えていった亀に、セウォル号の子どもたちを思わずにいられなかった。 pic.twitter.com/Mx9aCoEFyj

2018-02-26 13:50:17
拡大
加藤郁美 @katoikumi

2020年東京オリンピックの開会式閉会式で日本は、その開催の口実とした東日本大震災の死者たちを、このように、召喚し、弔うことができるだろうか。福島原発事故という新しい現実に、このように対処したと、静かに、率直に、心に沁むかたちで、現前させることはできるだろうか。(いや、できない)。

2018-02-26 14:48:06
加藤郁美 @katoikumi

ピョンチャン・オリンピックは、開会式でも、キャンドルを灯し、ジョン・レノンの「イマジン」を歌った。「想像してごらん 国なんて無いんだと」「僕のことを夢想家だと言うかもしれないね でも僕一人じゃないはず」。二羽の鳩がひとつになって、やがてハートの印を結んでいた。 pic.twitter.com/NlHVtYgPSI

2018-02-26 14:08:47
拡大
加藤郁美 @katoikumi

ピョンチャン・オリンピック開会式の「イマジン」は、分断国家のふたたびの開戦をほのめかすトランプ米大統領への強烈な、そして誰にも異議を差し挟めない、美しいメッセージだった。そこに、セウォル号事件からキャンドル革命に至る国民の正義を求める意思に選ばれたという文政権の自負を見た気がする pic.twitter.com/DqXZ4TaB7V

2018-02-26 14:18:08
拡大
加藤郁美 @katoikumi

ピョンチャン開会式、儒教楽器の編鐘、神話の動物たち、力強い民衆の打楽器、ハングル順での入場行進と伝統文化も楽しかったけれど、現在と未来を表すのが、ドローン、プロジェクションマッピング、自動運転車と、徹底的に、これから世界中で身近に楽しまれる技術の民生利用だったのも印象的だった。 pic.twitter.com/uFb6tzMRao

2018-02-26 14:36:09
拡大
拡大