ぼくが原発に対して反対なのは、その危険性とか、そういうことは当然ななんだけど、ぼく個人の実感と直結した感情が確かにあって、それは、デジタルカメラとフィルムカメラについて、ここ数年考えつづけてきたことに繋がっています。
2011-04-06 21:39:30石油だろうと、シェールガスだろうと、それらの資源には限りがある。しかしその有限であるということがとても大切なんだと、ぼくはフィルムカメラとデジタルカメラで学んだんです。
2011-04-06 21:40:16せいぜい36枚撮りのフィルムのなかで、大切に押していたシャッター一回のあの感覚を、日本人はどんどんわすれていってしまって、そして何よりそれにともなってプリントすることの大切さまでわすれてしまった。
2011-04-06 21:40:45アルバムの大切さやプリントすることの大切さを知るぼくは、デジタルカメラとSDカードが一回のシャッターをどんどん軽くしてしまったことと、ここ数年たたかってきたように思います。際限なく押せるシャッターのせいでなくしてしまったものについて、日本人は考えようともしてきませんでした。
2011-04-06 21:41:50その背景にあるのは、電気というものに対する感覚じゃないかと思うのです。電気だって有限なんだという意識をぼくたちは完全に忘れてしまっていたんだと思います。ぼくたちが、いっぱい走れば疲れて動けなくなるのとおなじで、エネルギーが有限なのは当たり前です。
2011-04-06 21:43:02そんな、当たり前のことを忘れていたなんて、なんて愚かなんだろうって思います。まるで無限なエネルギーを手にいれたかのように原子力を理解してきたのは、どう考えても間違いでした。そんなことを信じて、あんな危険なものを日本中に54基もつくっちゃった。
2011-04-06 21:44:22生命のエネルギー。自然のエネルギー。当たり前のエネルギー。について考えて、すすみたい。そこからしか、ぼくに未来は描けません。 連続ツイートほんとにごめんなさい。 さあ、原稿に戻ろ。
2011-04-06 21:45:56