編集者 種岡健さんのツイートまとめ

編集者買いしてしまう編集者、種岡健さんのツイートを自分用にまとめました。 時系列で種岡さんのツイートを読み返したかったので… トゥギャッターが「何か作る」に該当するとは思わないけれど、絶賛社会へのリハビリ中なので、まとめを作るのも良い経験になりました。 弱い者にも寄り添ってくれる感じの編集者、種岡さん。 phaさんやひろゆきさん、落合陽一さんの書籍を編集してらっしゃいます。 続きを読む
4
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

書店で本が選ばれる際、「大和書房だから」という理由で選ばれることはほぼ皆無に等しく、ひとりの「編集者」を中心として、その担当作が読まれる機会が増えている。各社、編集方針がハッキリしている編集者がいて、そこに安定した読者がついてきている。

2018-02-27 20:53:58
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

キュレーション的に固定ファンを増やしていくことでしか、もう書籍が生き残っていく道はない気がしている。著者においても、「会社名は知らないけど、種岡という名前を聞いたことがあるので、そいつに編集担当をしてもらいたい」という方を増やしていかないと、やっていることが積み重なっていかない。

2018-02-27 20:58:08
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

ということで、僕の中でちゃんと編集方針のような「軸」を表明しなくてはいけなくて、それで読者が増えて売上に繋がってくれれば、全員が幸せになって終わる。その代わり、その「軸」にそぐわないアンチが生まれることも覚悟していて、僕が書く文章が気に入らないのであれば批判してもらってかまわない

2018-02-27 21:02:21
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

「書籍」より「ネット」、「組織」より「個人」が中心になる。この流れには誰も抗えない。組織の中で書籍作りだけやっていくには、中小出版社のぺーぺー社員で29歳の僕にとっては非常にリスキー。

2018-02-27 21:21:07
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

取材の音源を一部公開しようと思っていたけど、聞き返してみたら、コンテンツとしては不十分だと気づいた。 基本、相手の言葉を待つスタンスなので、沈黙が多くなる。雑談だったら、間を埋めるために僕もいろいろ話すけど、取材モードのときはそれをしていない。と、今気づいたw #働き方・完全無双

2018-02-28 10:38:20
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

「話が盛り上がった取材は、原稿になったら面白くない」 というのは業界では有名な話。それはたぶん、取材ではなく、雑談やフリートークになってしまっているから。 でも、沈黙して考える時間があることで、文章になったら響く言葉がひねり出されてくる。 ようは役割の違い。

2018-02-28 10:41:15
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

個人がいろいろ模索して試行錯誤している瞬間がとても好き。 それがうまくいかなくても、同じところで変わらないことグルグルやってるより100万倍よい。

2018-02-28 13:14:25
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

昨日のひろゆきさんからのアドバイスだと、オンラインサロンか出版プロデューサーが、これから先、編集者が一番食える道だという。あるいは著者になるか。感覚的には「そのとーりだな」と思ってしまった。

2018-02-28 13:19:14
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

「そういうお前は会社員じゃないか」と突っ込まれるかもしれないが、「いつでも辞めたらぁ」的な精神でやっていく。だから、そういう人とだけ付き合っていく。そういう著者にグッとくるし、そのほうが仕事で結果も出るし。 まあ、もちろんアホ度100%じゃないので最低限のリスク回避はするけども。

2018-02-28 15:10:55
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

うーん 5~7万部あたりで止まるジンクスを早く突破したい…

2018-02-28 22:56:12
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

「オレは、こうやってきた。お前らもやれ」 みたいな体育会のノリだけは絶対に拒絶する。 自分なりに考えてやるし。

2018-02-28 22:04:38
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

「女性が買わなそうですねー」 とはよく言われる。 ここにブレイクスルーのポイントがありそう。 でも、男女両方に向けて作ると、 「どちらにも刺さらない」というのも編集あるあるw

2018-02-28 22:58:35
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

「売れるように作ること」と「既視感を排除すること」を同時にやるということは、つまりベストセラーのマネはやめたほうがいいということに落ち着くと思う。ベストセラー書の表面上の文言や言い回しをパクるんじゃなく、その奥の精神をパクる、的な感じ。

2018-03-01 00:07:47
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

出版業界には「著者にタカる」という動きがある。1冊ベストセラーが出たら「次はウチから第二弾を」「見せ方を変えて」…と、群がっていく。うまく編集者を見極めてコントロールできる著者の方は、その後も伸びていく。でも、残念ながら、すべての依頼を引き受けて、絞り尽くされてしまう方もいる。。

2018-03-02 11:57:36
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

ベストセラーにワーッと群がって、そして、また次の著者に群がって…。という「焼き畑農業」的な編集者は減らしていかないといけない。1人の著者の方をどう活かしていくか、一緒に成長していくか、著者の生き方までデザインしていくか。そういう視点でお互い見定めないといけない。

2018-03-02 12:01:43
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

明日は本文入稿して完全なる手離れを目指す。 そしてガラッと気持ち切り替える。 個人的には、「本日、校了」より「本日、入稿」のほうが言葉が重たい。

2018-03-04 16:48:56
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

さて、ひろゆきさんの次は藤野英人さん企画のリライト。 リライト作業は、憑依芸である。 いきなり文章には取りかからない。 まずは動画を見て、その人の思考や口調を頭に入れるところから始める。 スッとなじんだところで、勢いよく、一気に文章を整える。 地味だけど、この作業がいちばん好きだ。

2018-03-09 20:05:58
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

思い返せば、おしゃべりが達者な人の本づくりは大幅にリライトしてる。 逆に、寡黙だったり、じっくり考えて話す人の本は、書き下ろしていただいて最低限だけ整えてる。

2018-03-09 20:09:33
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

編集者と著者も、恋愛みたいに何かしら「ときめき」がないと、企画を進めてはならんのだと思うわけです。数時間ふたりで話してみて、ピンとこなかったら、「今回はご縁がありませんでした」と言う勇気がないと、ただただ心のこもっていない本を垂れ流す結果になってしまう。

2018-03-11 18:27:42
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

ひろゆきさんからの高速ゲラチェックが返ってきた。 所要時間14時間。赤字は計5ヶ所。 どれだけ高速かって、はあちゅう(@ha_chu )さんくらい早い。 と言っても、わからないか…。 通常は、1週間かかるものです。 みなさん、「手離れがいい」「溜め込まない」ということを徹底されているのだろう。。

2018-03-11 16:40:58
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

顔出し、実名、SNSデビュー(あるいは炎上も?) これらって、たぶん30歳を超えたら、心理的なハードルが上がるはず。まして、会社員でポジションを得てしまったり、結婚したり、子どもができると、絶対に無理になる。だから、20代のうちにダーッとやっとかないと、もう経験できない。と、信じてるw

2018-03-11 20:50:50
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

もちろん、本は実行ができて再現性があったほうがいいんだけど、その中に「20%」ほど、マネできないことを入れるように心がけている。それが案外、著者の「魅力」として読者に受け止められるからだ。例えば、多動力でいう「10軒ハシゴせよ」、無敵の思考でいう「海外で生水を飲め」みたいなやつ。

2018-03-12 15:48:29
種岡 健 (編集者)👀 @teijikitakubu

ここ3年で驚いたことは、ほとんどの人は、個人レベルでPDCA的な仮説検証をしていないということだ。おそらく、組織でコレをやっていないのは、あるあるなのだろうが、個人で「ああ、あれって失敗だったな~」みたいなことって、呼吸と同じくらい普通にやってると思ったが、世の中そうではないみたい。

2018-03-12 16:37:21