【プレイバックのべ挑】第1回『突然じゃない一目惚れ』
斬新なアイディアを開発する「水平思考」をマスターしよう - NAVER まとめ matome.naver.jp/odai/213817606…
2015-11-12 19:30:54非番の日、いつもと違う会社への道で 唐突に目に飛び込んできたのは 目も当てられないほどに ボロボロで、 連絡のつかなくなった元カノでした 気が付けば、二度目の恋に落ちた後... #のべるちゃんの挑戦状
2015-11-12 19:31:30私が提示したお題は「物語の核心」部分で、みんなが考えるのはそれに「説得力を与える物語の創作」だったのよ。 どこか「なぞなぞ」のような構造を持っているので、何人か発想が似通ってしまう傾向があるのも特徴だったと思う。
2015-11-12 19:32:29でも、だからこそとんでもない方向から矢を放つ人が見つかるのもこの「水平思考タイプ」の創作の楽しみ方かも。 自分で物語を書く人は鍛えて。 ただ「水平思考」を鍛えすぎると、ミステリー映画とか見た時にオチがすぐ分かってしまう能力もついちゃうから痛し痒しなんだけどね。
2015-11-12 19:35:28面白いからもっとやろう。 来週はこんなことしてる余裕も無くなるからね。 「1ツイートで作れ」なんて私は一言も言ってないんだけど、どうも1ツイートで返すのがコンセンサスっぽくなってるわね。 ハッシュタグを#のべるちゃんの挑戦状 から #のべ挑 に変えます。
2015-11-12 19:36:35#のべるちゃんの挑戦状 血飛沫があがる。 鮮血は一瞬で全てを染め上げる その瞬間、ナイフを取り落とした。 朱を浴びた彼女の顔が、信じられないほど美しかったのだ。 苦しみに固められた顔に血液を塗りたぐる これ以上なくゾクゾクする。 そうか、これが彼女の言い続けた、恋なのか。
2015-11-12 19:42:55どうやら私は結婚するらしい。年賀状の家族写真でしか知らない相手と。まだ物心つく前に、親友だった祖父同士が勝手に決めてしまったそうだ。毎年仏頂面で写真に写るその人が、私はあまり好きではなかった。結納の席での初顔合わせ。私の前に座ったのは、眉をハの字にして困ったように笑う彼だった。
2015-11-12 19:51:02それまで僕は人の体を美しいと思ったことはなかった。彼女もまた例外ではなかったはず。それなのに醜い傷さえ厭わずすべてを晒したその姿に僕は視線が反らせなかった。一目惚れだった。 #のべるちゃんの挑戦状
2015-11-12 20:48:54#のべるちゃんの挑戦状 1/2 夢見ることに現を抜かし、今を見据えぬこの瞳では、誰も彼もが一様に映る。 そんな訳で、恋とは無縁の我が生涯。 だけど、あの人だけが私の行く末を見守ってくれていて。 だからこそ、私は今まで蝶の姿で空を舞えたのだ。
2015-11-13 06:45:25#のべるちゃんの挑戦状 2/2 ……でも、夢の時間はもう終わり。ふわりふわりと宙ぶらりんな私が、次に貴方を見かけたら、きっと恋に堕ちるでしょうから。 それは予感。確定された私の運命。 突然じゃない一目惚れとは、つまりこういうことなのだろう。
2015-11-13 06:46:48