- asasmamama1
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彩人】(良かった…なんとか入れた…) シャワーを浴びてる最中に昨夜寝落ちた相手が起きてしまったらどうしようかと心配だったがどうやら杞憂だったらしい。そろりと相手の方を遠くから伺う。
2018-03-19 22:05:47児珠】借りると言ってそのまま寝入ってしまったソファの上、毛布を端まで使い深くかぶって眠ったままでいる。背もたれに背を向け半うつ伏せ。毛布の一辺から片手が放りだされて床に向かい垂れている。
2018-03-19 22:08:14@tune_sig89 彩人】ぱちんと部屋の電気をつけると薄暗かった部屋が一瞬で明るくなるだろう。起きるだろうか。 「児珠さん、今度こそ朝ですよ」 軽く呼びかけてみる。
2018-03-19 22:09:26@asasmamama1 児珠】いつもなら寝床近くに置いてあるデジタル時計のアラームが朝を告げて叩き起こすが今日はそれがない。静かな朝で、心地よさは起きだす微動もない全く感じられない様子から見ても取れよう。けれどその瞼の向こうにパッと広がる光を感じた。考える思考より先に完全にうつぶせになって光から逃げる。
2018-03-19 22:15:45@tune_sig89 彩人】無言で身体を逸らした相手に優しさが消えていく心地がする。こちらもバッと勢いよく相手の毛布をひっぺがそう。剥がせたら遠くにぶん投げる勢いで。
2018-03-19 22:19:46@asasmamama1 児珠】気持ちよく眠っていたとたん朝のひんやりとした空気の流れが身体の上を滑って行った。安息の毛布を引きはがされたことに身体が驚いて、うすボンヤリと瞼を開ける。「…さむ」ワイシャツにスラックスのままだ。毛布のありかを探してわずかに顔を上げたところで人の気配を感じた。「おぉ、おはよ」
2018-03-19 22:28:50@asasmamama1 児珠】宇野彩人がじと、と見下ろしているのがぼやける視界の中に見える。まだ眠りたりない脳で考えるに、(あのまま寝た?)と昨夜のことと繋ぎあわせれば状況も理解できよう。なるほどもしかして今は、朝だ、と。
2018-03-19 22:32:42@tune_sig89 彩人】「おはようございます」 良かった起きた、と思いながら吹っ飛ばした毛布を拾いにいく。あまりにも起きなかったらドライヤーで熱風を当てるなどしたかもしれない。 「炬燵つけてるんで入ってください。あ、シャワーとか浴びます?」
2018-03-19 22:33:30彩人】いつものシャツとスラックスに、昨日と同じエプロンを巻き冷蔵庫を確認する。良かった納豆が丁度二つ余っている、とほっとする。それから首のタオルでわしゃわしゃと髪の毛を拭く。
2018-03-19 22:37:42@asasmamama1 児珠】ずりずりと身を引きずって何とかソファに座るように身体を起こす。「わるいな、いつ寝た?」かりかりと頭を掻いてはあくびをする。まだまだ覚醒は十分ではない。
2018-03-19 22:40:13@tune_sig89 彩人】「お父さんのくだり辺りからですね」 覚えてないのか。二日酔いは大丈夫だろうか、とまた相手に近寄って軽く顔色を確認しよう。なんだか物凄く無防備だなぁ、と思うと同時に悪戯心も生まれてくるのを抑える。 「顔洗うなら洗面所はあっちです」 と、キッチンの奥を指さそう。
2018-03-19 22:44:22@asasmamama1 児珠】首を回してあたりを見渡す。すっかり片付いているテーブルの上には昨夜ここに来てから外していた自分の腕時計がある。手を伸ばしてそれを取る。同時に文字盤を目を細めながら見、それからこざっぱりとした彩人を見る。私服ではないということは今日も勤務日なのだろう。
2018-03-19 22:46:12@asasmamama1 児珠】「面白そうなとこで寝たな。」まったくもって勿体ない。「お前はいつみても同じ調子だな。」寝ぼけている様子もよっているところも見たことがないことに感心する。指差された方に視線を向けふらりと立ち上がると「ちょっと借りる」と声をかけてその方向に向かった。
2018-03-19 22:52:05@tune_sig89 彩人】「もうちょっと飲めるかと思ったのに児珠さんが潰れたから…」 ああ、と大げさに肩を落として残念がる。実際もう少し飲みたかったのは事実だ。 「児珠さんが僕より早く起きない限りはいつもの僕しか見れないでしょうね」 勝ち誇ったように微笑んで相手を見送り、朝食の準備を始める。
2018-03-19 22:56:25彩人】戸棚から小さい鍋を取り出し、水をいれIHの電源を付ける。冷凍庫から固まったご飯を取り出し、慣れた手つきでレンジに入れよう。 (あともう一品…) 冷蔵庫から卵を二つ取り出し、フライパンを準備する。
2018-03-19 22:59:42@asasmamama1 児珠】「俺ももう少し飲んでたつもりだったんだがな」夢だったかな、とへらへら首をかしげながら部屋を横切る。またひとつくあぁとあくびをしながら、キッチンに向かう彩人を一瞥する。「俺は今、お前を尊敬するだけで十分だ」考えた結果早く起きるよりあと数分眠っている方を優先しそうだと自身に思う
2018-03-19 23:05:47児珠】ひとまずこの眠たげな顔を起こそうと洗面所を借り、冷たい水で顔を叩く。季節では春の暦といえど朝の空気はまだ冷たい。けれど心地よく水に触れた指先からジンと感覚が覚めていく。
2018-03-19 23:11:20@tune_sig89 彩人】「児珠さんって……人を褒めるの上手いですよね」 思ってもなかったことを言われて少々動揺してしまい、動作が一瞬止まってしまった。 「タオルはここで、歯ブラシここに置いときます」 顔を洗う児珠の隣に立ち、新品の歯ブラシを目の当たる場所に置いて、またキッチンへと戻ろう。
2018-03-19 23:13:27彩人】沸いた湯の中に慣れた手つきで味噌と豆腐を入れ、少しかき混ぜて蓋をしよう。それから油を薄くひいたフライパンに卵を割り入れると、朝食の匂いが部屋中に立ち込めるだろう。
2018-03-19 23:15:19@asasmamama1 児珠】そうか?と疑問には思うが言及はせず。「助かる。」揃えてもらったタオルに手を伸ばし、顔を拭く。少しは目も冴えたろうと鏡で確認し、新品の歯ブラシを開けると有り難く使わせてもらった。ともすればフライパンがじゅうじゅうと立てる音が聞こえて、香ばしい匂いもしてくる。
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