公務員の公益通報

レイテンシ @Latency_

公益通報と国会答弁の関係について考えている。

レイテンシ @Latency_

国会答弁は文書ではないため、虚偽の答弁も公文書偽造には当たらない。 また証人でもないため偽証罪にも問われない。 単に信用ならない人間に大事な議事時間を費やしたという事になるようだ。

レイテンシ @Latency_

しかしながら、今回財務省は決裁文書の国会提出資料について改竄を認めその後も小出しに改竄を発表し続けている。 まだ起訴されてないだけで今後裁判になれば有罪にはなるのだろう。

レイテンシ @Latency_

ここに来てさらに過去の疑惑に関する文書が一斉に発見されている。 いずれ解明の手は及ぶ可能性はあるわけだが、先んじて発見されるのは一体いかなる理由から起きているのだろうか。

レイテンシ @Latency_

ここまでの流れを振り返ると、２つ流れの変わった部分がある。 １つは、国会提出資料を改竄した省庁がいると公になった事。 この時点で「省庁は問いに対して誠実に回答している」という信義則がひっくり返っており一度治った疑惑が振り出しに戻っている。 振り出しよりなお悪い。

レイテンシ @Latency_

更に響いているのが官邸、与党が「官僚が勝手に隠蔽した」と責任は官僚にあるというシナリオを取った事だろう。 これまで隠して来たとしても、今後ばれた場合、官僚が勝手にやったと尻尾切りに走る宣言をされたわけで、実際やったのは自分達なら逃げようがない

レイテンシ @Latency_

となれば後は事を明らかにして、関係した者全員の適切な処分を狙うぐらいしか無くなるわけだ。

レイテンシ @Latency_

さらに言うなら、公文書偽造を公務員が国会業務について行うこと、そう言う犯罪が起こりうることが明らかになったのも追い風だろう。 公務員は当然業務について知り得た秘密について守秘義務があり、これを破ったものは罰せられるが、法令上の罰則規定がある事項であれば、公益通報の対象となるのだ

レイテンシ @Latency_

公益通報を行なった場合、通報者は通報したことによる不利益処分から保護され、その内容は証拠書類の持ち出し等にも適応されることがある(ことがある、と言うのが弱いが仕方ない) judiciary.asahi.com/articles/20170…

レイテンシ @Latency_

また、公益通報の場合通報先は公的機関のみならず報道機関なども含まれると解釈されている gov-online.go.jp/useful/article… これにより、新聞社へのリークも守秘義務違反から外れることになりうる(上手く事実が明らかになれば、だが)

レイテンシ @Latency_

今まで手を汚させられていた役人からすれば、今回は又とない墓まで持って行かされるところだった各事例の棚卸しチャンスと言えるだろう。

レイテンシ @Latency_

参考までに、刑事訴訟法上は犯罪行為を知り得た場合公務員に告発義務を課している。 mhlw.go.jp/topics/2008/12… 今後、場合によってはこちらも出番が出てくることになるのだろうか。