【ブラック車社会】日本の大人の病理の根源は「車社会共同体」【現代の畳精神】

高山直人(💉×4)(魔法天使、軍事好き、車バイク鉄道&オタク&サブカル&左翼が死ぬ程超好き) @naobotaka_magi

今免許取得ラッシュや車社会化が熱いが、必要な人が取得するのならまだ本来の趣旨そのものなのでわかるが、縁もゆかりもない人が記念に取得するバカな人間は、そもそも取る必要のない免許を払っていることのおかしさを考えるべきだ。自分で自分の首を絞めていることになる

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小学生レベルでもわかる話だ。例えば鉄道の運賃は鉄道会社に納められることで、法人税によって自分が住んでいる地元の生活環境などが改善する。この摂理を壊しているのが例えば車社会だ。特に自民党政権になって好景気の美名のもと若者の免許取得率上昇が起きてからはひどい

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利益減にさらされる鉄道会社は、都市社会に深刻なダメージが発生。古くて狭い電車がそのままになり、施設もボロいまま。ホームドアが立てられず、故障率が増え、鉄道の客が極端になり、公共交通が劣悪なことを知ってる若者が車社会に走り、民間の税収減が一向に改善しなくなる

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地域をダメにしているだけではなく、社会そのものを滅ぼすわけである。こういう社会に決別したのが、新自由主義だったはずだが、右翼政権下では、古き悪しき利権社会を、これこそ正しいものだと開き直って余計に助長したようなものが横行する

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だいたいが鉄道に「生活源」を持つ人だっている。田舎でさえ鉄道が必要な人もいるし、郊外や地方だって貧乏であれば車すらない家庭もある。そのことを、国民社会が無視しているような気がするのだ

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アメリカのような車社会が横行していた昭和の時代に、日本には鉄道大国があった。有名なのが東京や大阪で、国鉄や地下鉄や私鉄のように、日本らしさの象徴でもありかつ私たちの現代生活のひとつを成している基盤がこの時作られたのだ

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名古屋でも車社会の汚名を返上すべく地下鉄が作られた。今となっては車社会としての影の薄い都市だが、車社会が無限に拡大する現象を阻止するという狙いの込められた都市計画だった

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実際これによって、名古屋市は多様化が進み、ほどほど自然などが残っていて幹線道路が広くて鉄道や路線バスも充実していて、弱者の住む場所を与えることで衰退を防げたわけだが、そういうスマートな自治体経営が、日本の大都会にはあった

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ところがその流れは今、過去形である。今でも人気都市で進んだイメージがあって実際鉄道レベルや都市の質は秀でているような自治体ほど、肝心の公共交通行政や政治界隈が終わっていて、右翼政治家などが台頭しつつあったりする。これでほくそ笑むのは、車社会共同体だ

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かつて都会の大人は、地方が何であれが都会人としての生き方を選び、都会化に向けた都市計画などを打ち立てて実行し、結果的に成功したわけだが、今の時代は逆だ。都会の大人から独自性は奪われ、車社会に屈して"車社会の家畜"と化している

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もちろんすべての車社会が利得の側にあるわけではない。たとえば道路。これは国道に顕著だが、中には「酷道」と呼ばれるほどの市道より酷いような悪路もある。そういう道路はだいたい地方県の中でも山間部、とりわけ人里離れた場所に多い

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他方には二輪通学すら常識の高校が存在する場合もある。高齢者・子供かよそ者しか歩道を歩いていない歩道もある。だいたいそういう地方は、都市化に失敗した地域であるか、工業・農業県のような地域柄だ

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ある意味の迷惑施設を保有する代わりに豊かなインフラに恵まれるということは、万が一では自治体もろともダメになるリスクあってのバーターなので不公正ではあってもまだ筋がわかるが、地方などという曖昧な定義を理由に車社会インフラが無駄に充実しているのは危険ではないか

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そして実際、車社会に分配された利益は、建前上は綺麗ごとやそれっぽく言っていても、現実問題としてごく一部にだけしか投下されてない。北海道・北関東や沖縄のように、未来が見えないような地域はそうやって発生するのである。つまりモラルハザードの病理の根源は、車社会共同体なのだ

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私は先祖が在日なので中韓の地方都市には墓参りでよく行って理解があるが、明らかに道路交通に大半が集中していて、その観光は交通インフラの少なさから客が不便していて、地方そのものが日本同様衰退途上になってるのはすごいおかしいと思っている

高山直人(💉×4)(魔法天使、軍事好き、車バイク鉄道&オタク&サブカル&左翼が死ぬ程超好き) @naobotaka_magi

車社会というのは、表面的には（実態はどうであれ）ネットなどを見れば、外国のそれあたりと体力もスケールも何も変わらないように見える。しかし、確実に言えるのは、鉄道社会は弱ってきてはいるが利益がたくさんあったりして、GDPを支える側だ

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そして数字の源は、通勤電車の利益もあれば、時々批判する観光列車などだったりするわけである。しかし車社会の場合、製品を開発・製造・販売するサイクルの繰り返しでしかない。自動車・バイクメーカーは生活道路を管理しない

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多様性から見ても危険ではないかと思う。日本の大人はさんざん車社会と大人を一括りにしてきて、豊かで進んだ考えより貧しくて汚いエゴにばかり耳を傾けながら「車社会への愛着＝高民度」とでも宣言してきたようなもんでもあるが、現実に起きているのは社会の自滅だけだった

高山直人(💉×4)(魔法天使、軍事好き、車バイク鉄道&オタク&サブカル&左翼が死ぬ程超好き) @naobotaka_magi

その都市も、都市とは名ばかりに腐っても地方なので都会の外見をしながら、多様性が乏しかったり、都会人なら持たないはずの免許証を高校生ですら持っていて車両を乗り回していたりたりして、精神性も中高年から高校生まで閉鎖的だ

高山直人(💉×4)(魔法天使、軍事好き、車バイク鉄道&オタク&サブカル&左翼が死ぬ程超好き) @naobotaka_magi

「日本の非寛容のクソ」は地方には温存されていて、表面上は郊外のレプリカや劣化コピーのような地方には、それが特に強く残っている。地方そのものはしがらみを維持しようにも人自体おらず、高齢化が早く進んだあまりに「老害」はすでに老衰しているので、今の日本の諸悪の根源はその残滓だ