1961年4月12日 ユーリ・ガガーリンの長い1日 ~人類初の宇宙飛行から50年~
- SlipperyRider
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1961年の今: ハーネスが空力加熱で焼き切れた事により、帰還カプセルとサーヴィスモジュールが無事分離。帰還カプセルは正常な姿勢に。ガガーリン「すべて順調です」
2011-04-12 16:35:011961年の今: ガガーリン、パラシュートで地球に帰還。着陸場所はサラトフ州エーンゲリスから南西に26kmの、北緯51度、東経45度の地点。飛行時間は108分。
2011-04-12 17:05:001961年の今: 地上に降り立ったガガーリンは2人の女性(農作業をする女性とその娘)に近づく。恐怖で後ずさる2人。ガガーリン「怖がらないで。私はあなたと同じソヴィエトの人間です。宇宙から降りてきたんですよ。それで……電話を貸してくれませんか。モスクワに連絡しないといけないので!」
2011-04-12 17:06:01ハーネスとは: ヴォストークが地球の大気圏に再突入した際、ハーネスが中々切れずに姿勢が乱れたと書きましたが、ハーネスというのは車のシートベルトのようなもので、宇宙船のカプセルと、エンジンなどが詰った部分とを、縛るような感じで結ばれていました。これが正常に切れなかったのですね。
2011-04-12 20:34:21射出座席とは: 射出座席は戦闘機の座席にも使われており、万が一の際に飛行機は捨てる事になるけれども、人の命だけは救おうというものです。簡単に言えば座席の下にロケットモータが付いていて、座席ごと人間を発射、その後椅子を捨て、パラシュートを開き、地上に降ります。
2011-04-12 20:41:09(続き) ガガーリンが飛んだ当時、人間+宇宙船の質量を持った物を、中に乗っている人が怪我をしないよう、やんわりと地上に降ろす技術はありませんでした。そこで空中で人を宇宙船から放り出し、人は人、船は船で、それぞれ別々に地上に降ろすという方法が使われました。
2011-04-12 20:42:10ところでスペースシャトルの第1号機、STS-1 コロンビアが打上げられた時間まで、後5分を切りました。打上げられたのは今から30年前の、日本時間1981年4月12日21時00分03秒です。
2011-04-12 20:56:02STS-1にはジョン・ヤングとロバート・クリッペンの2名の宇宙飛行士が搭乗していました。ジョン・ヤング飛行士はジェミニ宇宙船、アポロ宇宙船で何度も宇宙飛行を経験しており、特にアポロ16号では船長として月に降り立ちました。ロバート・クリッペン飛行士はSTS-1が初の宇宙飛行でした。
2011-04-12 21:05:19