4/12 Kira Cafe講演 「放射線物理学の立場から見る原子力発電」
4月12日(火)のキラカフェは、原子物理学を専攻されたkosuge Static さんによる「放射線物理学の立場から見る原子力発電」のお話です。 http://bit.ly/en6MJn
2011-04-12 12:55:11http://twitpic.com/4jzfrz - 原子力発電はウラン235に中性子をぶつけ、核分裂を起こさせる。原子爆弾も同じ仕組みだけど、ウラン235の濃度が大幅に違うので、原子炉では核爆発は起きません。
2011-04-13 01:35:51核分裂が起こると、分裂する前よりも重さが軽くなります。軽くなった分がエネルギーになります。1グラム減ったと仮定すると、そのエネルギー量は、東京+横浜の全人口の一食分! http://twitpic.com/4k1rw7
2011-04-13 01:38:37http://twitpic.com/4jzhfv - 核分裂によってできるもの。何がどれくらいできるかは確率によります。核のゴミ=核分裂片がβ崩壊してβ線、γ(ガンマ)線を出す現象。
2011-04-13 01:39:23http://twitpic.com/4jziud - 崩壊は核分裂とは違います。分裂した後、「居心地が悪い状態」になった原子核が、中性子や電子を放出して「居心地良く」しようとする現象。このときに「放射線」が出ます。
2011-04-13 01:39:49その他の放射線。中性子線は無害ですが、水素原子核と衝突して陽子線になるといろいろと悪さをします。コンプトン効果=電磁波が電子に当たって電子を蹴っ飛ばす現象。 http://twitpic.com/4jzkeq
2011-04-13 01:44:41蹴っ飛ばされた電子がDNAにぶつかり壊してしまうのが、人体へ影響を及ぼす仕組み。一度に大量に壊れてしまう他、壊れるのが少しであっても、壊れたDNAによって将来的にがんなどを発症する可能性も。 http://twitpic.com/4jzmtl
2011-04-13 01:45:45ちなみに「ただちに人体への影響~」って言い回しは、このがん等の可能性も計算に入れた上でなお影響が出る量ではない、ということだそうです。
2011-04-13 01:46:33α線、β線はあまり飛ばないので被害が出るとしたら体内被曝。一方γ線は遠くまで届くので体外被曝も。 http://twitpic.com/4jzoxv
2011-04-13 01:47:48ガイガーカウンターは実はベクレルしか測れません。シーベルトを出してるのは元素を仮定して強引に算出した値。ちゃんとした測定をしないと正確な数値は出ません。 http://twitpic.com/4k1xdt
2011-04-13 01:53:36ガイガーカウンターは実はベクレルしか測れません。シーベルトを出してるのは元素を仮定して強引に算出した値。ちゃんとした測定をしないと正確な数値は出ません。 http://twitpic.com/4k1xdt
2011-04-13 01:53:36昨日のキラカフェのスライドを公開しました。: 放射線物理学の立場から見る原子力発電 http://slidesha.re/eAaTYx
2011-04-15 01:11:45