まるやまくん

うさぎ🐰ときどき妄想してました @eitars_h

8 中途半端にドキドキしたこの気持ち …どうしてくれる← ｢あの、｣ 『はい？』 まだいたの？みたいな返事 いや、これがいつもの丸山くんなんだよね やることはやる。 そういう男の子… ｢…ありがとう、隆平くん…//｣ #まるやまくん

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9 名前を呼んだらもしかして って思った じっと手元を見てたらほんのちょっと動きが止まったような気がしたけど 『仕事っすから』 そんな素っ気ない返し あーあ、また無駄に期待してしまった… 軽くため息をついてそこを後にする #まるやまくん

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10 その背中を見送って、彼が顔を片手で覆い 『…やっば…//』 そう呟いたこと 私は知るわけもなく… #まるやまくん pic.twitter.com/I2nasbInwc

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1 今、私は頭を抱えてます 相談されたんです アルバイトの女の子に 夜番の男の子に言い寄られてるって それだけならまだしも、その男の子を好きな女性スタッフに目を付けられて、ぞんざいな扱いを受けてるって・・・？？ …はぁぁぁ？ 私にどうしろと？ #まるやまくん

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2 そんな色恋沙汰まで管理しなきゃならないのか っていうか、そんなスキルあると思ってんのか！ 手にした缶コーヒーをごくごくと喉へ流し込んで ｢はぁあ………」 でも、どうにかしなきゃ仕事が滞る アルバイトあってのコンビニだ ピークタイムはチームワークがなきゃ回らない #まるやまくん

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3 何度目かのため息をつく でもなあ… どうする？ こんな時にかぎって 丸山くんはレポートの提出期限が迫ってるとかで1週間の休み ｢もう、使えないなあ」 彼の使うロッカーに向かって愚痴を零した #まるやまくん

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4 『何がつかえないって？』 へ？ その声は紛れもない… ｢なんで？」 あ、なんか、間抜けな声でちゃった… 『───呼ばれた気がして』 ｢はい？」 その間抜けな問には応えず、丸山くんはロッカーに向かった 今目も合わせなかった #まるやまくん

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5 ｢よ、呼んでないけど//あ、明日からじゃなかった？」 衝立の向こうに隠れた丸山くんがその上からひょこっと顔だけ出した 『来たらあかんかった？』 ｢ぐっ…」 #まるやまくん

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6 うう…// そりゃ、あかんくはないですよ、あかんくは… むしろ嬉しいけど… 制服に着替えた丸山くんがパイプ椅子を引き寄せてデスクの前に頬杖をついた あっ…い変わらず近いなぁ// 『まっちゃんから連絡あったん』 まっちゃん…は、件の言い寄られて困ってる女の子 #まるやまくん

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7 そっか…丸山くんにも連絡したんだ… 丸山くんがのぞき込む /// ｢なに？///」 『俺って使えへんの？』 あっ！！！/// 聞いてたしっ！ 聞こえてたしっ！！ ｢…そ、そんなこと言ってないよ」 書類に目を落とすその少し上で空気が動く #まるやまくん

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8 頭にポンって手を乗せられた 『誤魔化すの下手』 ………。 わかる？ ここまでの流れで丸山くん1回も笑ってないの もしかして怒ってる？ 使えないって言ったのは申し訳ない #まるやまくん

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9 でも 使えない＝会いたい だからね？ そんなこと私には面と向かって言えません でも じとーっと目をあげる ｢…来てくれて助かったよ//」 丸山くんの声を聞いて 丸山くんを姿を生で見て 沈鬱だった気持ちがこんなに簡単に晴れた 私って単純 #まるやまくん

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10 彼はそれを聞くとやっと目を細めて口角をあげた 『年下やけど役にたつと思うで俺。ちゃんと頼ってな？』 くしゃくしゃと髪の毛かき混ぜてポンポンして立ち上がって 『さって…俺高橋と話しくるわ』 高橋とはまっちゃんに言いよる男の子 ぼーっとしてた私はハッとして #まるやまくん

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11 ｢あんまりきつく責めないでよ！？」 そう言うと 『大丈夫、ちゃんと話きくし』 余裕そうに笑う丸山くんが頼もしいなあと思ったり 店のゴタゴタに1人で対処できない自分が情けなく思ったり… そしてその対価は─── #まるやまくん

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12 『その代わり、仕事あがったらファミレスでステーキ奢ってください』 ほらっ…て、ステーキ！！？ ｢え、え？ラーメンじゃなく？」 丸山くんは腕を上げて伸びをしながら 『うーー…俺レポート明けで体力消耗してるんす』 そう言って 『じゃ、いってきまーす』 出ていった… #まるやまくん

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13 ほんとに丸山くんてわからない 彼はなんなんだろう けど ひとつだけ確実に分かっているのは─── そんな丸山くんが 私はどうにも好きってこと… to be continued #まるやまくん pic.twitter.com/Taeq5Mg4Ir

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1 夕方からの結婚式 休みを貰ってパタパタ準備をして 出発まであと1時間 っていう時に 店からヘルプの連絡 それって急ぎなの？ 電話をしてきたスタッフに確認しても要点が得ない もー… 仕方ない #まるやまくん

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2 履きなれないヒールを半ば引き摺るようにして向かった職場で話を聞いて 私の確認がないと出せない書類をひとまずあげる ｢───あ？…れ？｣ イヤリング片方どうした？ 片耳だけ軽い違和感に手を充てるとやっぱり右側のイヤリングがない #まるやまくん

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3 落としたのかな？ さっきまではあったはず …だとしたらこの部屋の中 ｢どこだー？｣ もう時間ないよ？ 書類の束をバサバサしてみるも不発… やっぱり下に落ちたかなあ デスクの下に潜り込んで辺りを探す #まるやまくん

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4 うーん…ない… 『…何してるんすか？』 はっ…その声はっ！ ドンッ！！ ｢いったっ！！！｣ 『由布子さん？』 キュッとスニーカーが床を踏む音がして 『なんでそんなとこおるん？』 って目の前にドアップの丸山くんが現われて ｢っ…（ヒッ）｣ と出そうな声を押さえた #まるやまくん

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5 軽くホラーです… 『？…由布子さん？』 視線が私の体を流れ下りる ｢あ、…あの、イヤリング落としちゃってっ…//｣ そんな、ジロジロ見られたら恥ずかしいよ// 『あれ？今日どっか…？』 ｢うん…友達の、結婚式…｣ 『あ、あー…//』 ん…？// 『なんか違う思て//』 #まるやまくん

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6 わざとらしいくらいに目線外されると余計恥ずかしいんだけど… ｢変かな…？//｣ 黒のそこまで派手ではない（と思う）フォーマルなワンピース 少しだけ襟ぐりは広いけど貧相なそこをパールのネックレスで誤魔化してる #まるやまくん

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7 『…変やないよ』 丸山くんの手が宙に浮き、私の耳のところの後れ毛を耳へかけたっ// ヒヤリと少し冷たい指が一瞬だけ触れて 固まる私にお構い無しに丸山くんは床を見つめる どうしよう もう本当に時間ない というか、結婚式行きたくない。苦笑 #まるやまくん

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8 あー、だめだ こんなこと考えてちゃ 折角友達のお祝いの日なのに 右手にしてる華奢な腕時計をチラリと見遣る はぁ… イヤリング諦めよう ｢ごめん、もう行かなきゃ｣ 立ち上がろうとすると 『あった』 ｢え？｣ 『これ』 ｢あ…｣ #まるやまくん

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9 ネックレスとお揃いの揺れるパールのイヤリングが彼の掌の上にちょこんと乗っていた ほっとしたのも束の間 『付けてみてええ？』 ｢え…？｣ えええ？！！ できるの？ 付けたことあるの？ や、 そうじゃなくて え？ 付ける？あなたが？ #まるやまくん