響が迷子の少年のお世話をする話

たこいちろう@天然記念物 @_TKKC_

鳳翔「鳳翔です、よろしくね、坊や」 翔太「あぅ…」 鳳翔「あらあら、すっかり響ちゃんに懐いちゃったわね、まるで姉弟みたい」 響「ほら、鳳翔さんに渡すものがあるから渡さないと」 翔太「あの…これ…」 鳳翔「あら、これはおはぎ？」

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響「司令官がデザートに出して欲しいんだって」 鳳翔「ちょうどよかったわ、甘味を何にしようか考えてたところなの」 響「よかったね」 翔太「うん…」 響「…？」 鳳翔「さて、唐揚げを仕込んでおかなくちゃね」 響「またね、鳳翔さん」

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響「そんなに恥ずかしかった？」 翔太「あんなに綺麗な人…初めてみた…」 響「それで恥ずかしかったのか、意外だね」 翔太「お姉ちゃん、言わないでね」 響「私はそんなにいじわるじゃないよ、っともうこんな時間か、そろそろお迎えが来る頃だね」

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翔太「え、もうそんな時間？」 響「そうだね、表に迎えがきてるはずだよ」 翔太「…」 響「帰りたくない？」 翔太「お姉ちゃんと一緒にいたい…」 響「…私はここにいるよ、だから遊びにおいで」 翔太「…うん」 響「これで最後じゃないよ、だからまた来てね」

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……… 響「しかし、あんな子がいたとは驚きだね」 司令官「俺の息子がか？」 響「司令官とは性格が全然違う」 司令官「小さい頃からこんな性格だったらこんな職につかないよ」 響「全くだね、そういえばあのおはぎは何なんだい？司令官のお弁当にしてはやけに多かったけど」

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司令官「なんだ、忘れたのか、お前が着任して1周年の記念だよ」 響「…」 司令官「なんだ、おはぎじゃ不満だったか？うちのお袋のおはぎは絶品だぞ」 響「Это лучший подарок…」 司令官「ん？なんか言ったか？」 響「なんでもないよ、晩御飯が楽しみだ」