三重大学・勝川俊雄准教授の魚介類と放射性物質の生物濃縮に関連するツイート 4月13日

水産資源管理の専門家である勝川俊雄・三重大学准教授(@katukawa)の今日のツイートの中から魚介類による放射性物質の生物濃縮に関係のあるものを集めました。
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勝川 俊雄🐬 @katukawa

水産庁資料の最後のページを見ると、放射性セシウムの濃度は内蔵より筋肉で高くなる傾向がある。「魚やイカの内蔵を除去すれば安心」ではなさそう。 http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/pdf/110331_2suisan.pdf

2011-04-12 13:29:24
勝川 俊雄🐬 @katukawa

「茨城県沖のコウナゴ、再び基準超える放射性ヨウ素」 ヨウ素2300ベクレル、セシウム420ベクレル。 http://t.asahi.com/229x

2011-04-12 18:29:29
勝川 俊雄🐬 @katukawa

「文部科学省は12日、東京電力福島第1原子力発電所の事故による海への放射性物質の流出について、拡散状況を予測するシミュレーション(模擬実験)結果を発表した」 これはどこで見られるのか? http://s.nikkei.com/fWEWUL

2011-04-13 01:34:34
勝川 俊雄🐬 @katukawa

WSJ「炉心溶融で漏出する物質―危険なのはヨウ素、ストロンチウム」 放射性物質も核種によって、半減期や挙動が異なるので注意が必要です。 http://jp.wsj.com/Japan/node_198389

2011-04-13 01:42:03
勝川 俊雄🐬 @katukawa

ナショナルジオグラフィック ニュース 放射能汚染水、海洋生態系への影響は? 「大量の放射性物質の流出による海洋生態系への影響はこれまでほとんど研究されていない。」 http://bit.ly/fjprtr

2011-04-13 13:13:34
勝川 俊雄🐬 @katukawa

核実験やチェルノブイリでは、放射性物質が、大気を通じて、広範囲に降り注いだので、被害が広範囲に及ぶ反面、海での濃度はそれほど高くならなかった。海に直接、高濃度の放射性物質を流した事例としては、セラフィールド再生工場や、ロシアの核廃棄などが上げられる。

2011-04-13 13:19:24
勝川 俊雄🐬 @katukawa

福島から海水中に流出した放射性物質の量は公表されていない。大気中に出た放射性物質は37万~63万TBqと推定されている。ロシアが海洋投棄した放射性物質とは桁が違う。 http://www.47news.jp/47topics/e/204670.php

2011-04-13 13:25:32
勝川 俊雄🐬 @katukawa

旧ソ連の放射性廃棄物海洋投棄の実態はここ。20年間で数百テラベクレル程度の廃棄となっている。 http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/11/11020504/01.gif

2011-04-13 13:27:02
勝川 俊雄🐬 @katukawa

英国のセラフィールドの場合、1970年代に、プルトニウムを含む放射性物質を大量に流していた。放射性セシウムを年間に4000テラベクレル流した翌年には、周囲のタラから、日本の基準値を上回る600ベクレル/kgのセシウムが検出された。

2011-04-13 13:48:17
勝川 俊雄🐬 @katukawa

4000テラベクレルというのは、福島原発から大気に放出された放射性物質の数%のレベル。「海は広いし、薄まるから、大丈夫」と、手放しで安心できる状況ではないだろう。

2011-04-13 13:54:28
勝川 俊雄🐬 @katukawa

セラフィールドについては、このPDFにデータがまとまっている。Table22に、漁業者の水産物由来の内部被曝量の一覧がある。セシウムはすでに低くなっている。 http://bit.ly/hIdrtP

2011-04-13 14:13:38
勝川 俊雄🐬 @katukawa

セラフィールドの場合は、セシウムは放出を止めたら数年でレベルが下がった。現在は、5Bq/kg程度の水準に落ちついている。セラフィールドの水産物では、貝類に蓄積されたプルトニウムとアメリシウムが主要な内部被曝要因となっているようだ。

2011-04-13 14:22:37
勝川 俊雄🐬 @katukawa

情報をありがとうございます。待望の和製海流シミュレーションが出ました RT @tmiyama: @katukawa でたようです。予測計算のリリース http://bit.ly/eECXmo

2011-04-13 17:24:51