【憑依：TS/R18】氷井町ストーム「蜜の沼」

九重七志@憑依特化 @yorishirosama

こうして―― たった一人の男が引き起こした、この狂乱の舞台は。 いつ果てることもなく、続いた――

九重七志@憑依特化 @yorishirosama

――

九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「あれ、まだ前のクラス終わってないみたい」 「おかしいね？ ちょっと見てこようか？」 「そうだね、何かあったら大変だし」 次にそのプールを使うはずだった、別のクラスの少女たちは。

九重七志@憑依特化 @yorishirosama

どろり。 ぐちゅり。 ぴちゃ、ぴちゃぁ―― 生臭い粘り気を帯びた、汚れた水を湛える。 肌色たちが絡み合う、おぞましい水溜まりを見た。

九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「なに――あれ！？」 「おかしいよ！ 誰か呼んでこなきゃ！」 「うん！ クラスのみんなに知らせなきゃ！」

九重七志@憑依特化 @yorishirosama

気づいていなかったのだ、少女たちは。 「……」 プールサイドに倒れた少女の一人が、更衣室の方を見ていたことを。

九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「――あっ――」 「どうしたの？ ミサ」 「……ううん、なんでもない。それより早く――」 「うん、誰か呼んで――ンン！？」 あぶれた男の分身が、更衣室で張っていたことを。

九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「ちょ、ミサ、なにすんの！？ ちょ――待――」 抱きつき、拘束し、唇を塞ぎ、動きを止める。 さすれば、即ち――

九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「――ん――ンンッッ！！！！ ……っはぁ～～」 「んちゅ……ツイてるぜ、"俺" 　"おかわり"だ」 「そうね、アキ。早くみんなを呼んで――」 「「――"第二ラウンド"を、始めようぜ」」

九重七志@憑依特化 @yorishirosama

【氷井町ストーム：蜜の沼】 おしまい。