「嫌なら辞めればいいのに。教師というのは辞めたくても辞められない奴隷なんですか?」という人の論理
肝心なところで「いやです」「できません」「お断り」「ノー」「だが断る」がいえなければ自身の精神的な独立は保てない。そして理不尽な要求を突きつけてくる相手を喜ばせたり、養分になるだけなんだよ。
2018-06-15 11:12:55ブラックな労働環境を(しぶしぶでも)受けている人たちは被害者であると同時に、ブラック企業を存続させ、利益を与え、新たな雇用者を生むことで加害者に加担している一面もあるんだよ。本人たちはまったく自覚がないと思うけど。
2018-06-15 11:35:13長期間に渡って大きな問題が続いているとき「改善すればいい」という人は、実は何も考えていない。文字どおり口先だけ。「改善すればいい」→「改善できました」で済むなら問題なんて即消滅だ。長期間に渡って改善できなかったからこそ、大きな問題になっているんだよ。
2018-06-15 13:31:03ブラックな職場はよくない。当たり前だ。それを解消するために労働基準法の見直しなど様々なことが行われている。しかし現実問題として、ブラックな職場はまだ存在し、運悪くあなたは就職してしまった。死にそうなほどつらい毎日。当面改善も期待できない。「では、どうしますか?」という話。
2018-06-15 14:10:03ブラック企業、過重労働、追い出し部屋、派遣切り、離職・転職の難しさ。これら労働問題のすべては、ただひとつ「正社員は解雇できない(極めて解雇しにくい)」に帰結する。「解雇されるのは嫌だ」「解雇されたらかわいそう」という単純な願いや同情が雇用の流動化を妨げ、より深く大きな闇を産んだ。
2018-06-16 11:58:20労働者が真に恐れたのは「解雇されること」ではない。「職を失うこと」、つまり収入源を失うことであるはずだ。逆にいえば、今月解雇されたとしても来月次の就職先がすぐに見つかるのであれば問題はないし、失業期間中の収入に不安がなければそれでもよかったはずだ。
2018-06-16 11:58:59真の解決は「転職しやすい社会」「仕事を選びやすい社会」にすることだったのに、政治は判断を誤った。「職を失うこと」を恐れた国民に迎合した結果、直接的に「解雇されること」自体を法で厳しく制限した。そして正社員の解雇は事実上不可能となり、雇用の流動化が失われた。
2018-06-16 11:59:56その結果、企業は正社員の雇用を控えて非正規を増やした。解雇できないから、辞職させるために追い出し部屋を作った。陰湿なハラスメントも横行した。弱い立場の社員を徹底的に使い潰すブラック企業が現れ、心身を病む人が増えた。すべての根源は、雇用の流動性を低下させた正社員保護にあると思う。
2018-06-16 12:01:36なにか問題が生じたとき、政治は往々にしてこうした誤りを犯す。「問題がある」→「禁止」、「かわいそう」→「補助」という単純な対応を選びがちだが、法による規制や補助が行われることによって、より大きな問題になる危険性を忘れてはいけない。規制や補助は社会全体を大きく歪めるのだ。
2018-06-16 12:14:05しかし、こうした話はなかなか通じない。有権者の多くは「〇〇は嫌でしょう? 法で規制します」「〇〇は大変でしょう? 補助金を出します」という言葉に弱いからだ。法による規制が新たな問題を生んだり、補助金の財源が自分たちの税金であることはあまり考えない。そして問題はさらに複雑怪奇になる。
2018-06-16 12:32:02@george_komazawa 多々リプライがきたからなのか、当初の論調と変わってきているよね。ただ、「当初の論は変わっていない」とのふりをしているところが「誤ると死ぬ病気」に掛かっているかんじだ。
2018-06-17 20:37:10