八谷和彦×黒瀬陽平「展示を企画する2──展示指導6」【ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第4期#8】 #新芸術校
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今日の新芸術校はゲスト回、八谷和彦さんにお越しいただきます!八谷さんにはレクチャーと、受講生の「個展プラン」の講評をしていただきます。#新芸術校
2018-06-17 10:58:14本日の #新芸術校 は、八谷和彦さんをゲストにお迎え!黒瀬さんの学生時代の先生に当たる八谷さん。1限目は、インターネット黎明期からメディアアーティストとして活躍する八谷さんの活動をスライドとともに概観していきます! pic.twitter.com/WRagZL4Aal
2018-06-17 13:08:55今日は八谷和彦さんをお迎えしての講義です。八谷さんといえば最近はメーヴェで飛ぶプロジェクトで有名ですが、私にとってはポストペットの父という存在ですね。まずは自己紹介プレゼンから。 #新芸術校 pic.twitter.com/B3UjNkILoK
2018-06-17 13:17:20Open Skyプロジェクトの空からの映像から授業はスタート。ご自身の作品には、機能を設ける、という制限を課しつつ制作しているといいます。視界を交換してコミュニケーションできる先駆的な1993年のデビュー作「視聴覚交換マシン」や、アノーマリー展でのエピソードが話されます。#新芸術校 pic.twitter.com/8sKoysv2xE
2018-06-17 13:27:01メディアを絡めた形でスケートランプやブランコを体験できる作品も作ってきた八谷さん。自身の転機は、ジャパンアートスカラシップでの受賞だったそう。受講生に向け、自分に合うコンペへ優勝を狙って!と提言。また95年の大震災やオウム事件などの影響前後で制作した作品も紹介されます。#新芸術校 pic.twitter.com/F7S2N9kl3D
2018-06-17 13:49:56こちらはデビュー作「視聴覚交換マシン」。メディアアートのいいところは言語の壁を越えやすいこと、「不可視」なものに関心があると八谷さん。最近はマシンアーティストとも言われるようになったとのこと。 #新芸術校 pic.twitter.com/ANlG0Waq1p
2018-06-17 13:58:5190年代は年1で作品を発表していたという八谷さん。デ・ジェンダリズム展では、観客が裸にならないと鑑賞出来ない作品を公開。一方、情報を身体化する形で、メールを届けてくれるペットをやり取りする「Post Pet」でも有名に。モモ、とても懐かしいです。 #新芸術校 pic.twitter.com/WXyA9FQ08L
2018-06-17 14:09:43ポストペットの着想は『ジョジョの奇妙な冒険』のハーヴェストだそう。届け先でメールを開封しないとペットは帰ってこないから電話したりも。帰って来たペットは届け先で撫でられた殴られたを日記にしてる。黒瀬さんからは完全にゲーム性があるものと。今やってることは既にやってた。 #新芸術校 pic.twitter.com/C1LK4lYIIp
2018-06-17 14:15:55Thanks Tailは犬の尻尾のように車が感情を後方車両に伝えるギア。ハザードランプはハザードだからね。感情に合わせて数種類の動きをする。数年後にはちゃんと製品化もしていた。八谷さんは実現するまでしつこい(諦めない)そう。なるほど。 #新芸術校 pic.twitter.com/vJRHyXwwad
2018-06-17 14:24:34さて、話は今回の課題「個展プランを作る」へ。八谷さんの授業でも、個展のDMを作らせるそう。全員がアーティストになるわけではないが、美術を学ぶ環境でしか出来ないことあると八谷さん。最後はエアボードのパフォーマンス映像を放映。会場にはジェットマシンの音と笑いが響いています。#新芸術校 pic.twitter.com/jcdTotUXdr
2018-06-17 14:26:28そしてOpen Sky。イラク戦争での日本の立ち位置をインディペンデントな存在の『風の谷のナウシカ』になぞらえて考えたそう。戦争を止めようとするナウシカ的存在はまだいないけど、まずはメーヴェを作ろう!と2003年プロジェクトを始めた。ゲリラでなく航空局から許可を取り飛行。 #新芸術校 pic.twitter.com/nxReUwpQd3
2018-06-17 14:45:52休憩を挟んで後半は課題「個展をつくる」の講評。先週黒瀬さんから受けたアドバイスを元に改良したり、新たなものを企画したりして展示しています。先週お休みの人もいるので新たな作品もいくつか。 #新芸術校 pic.twitter.com/7TjaAK1Knr
2018-06-17 15:24:08出来るだけ多くの出席者の話を聴きたい、と八谷さんの気遣いから全員の講評を進める方向で個展プラン講評がスタート。まずは國冨さん、NILさん。共通してアウトプットが見えづらい、というコメントが。展示構成の上で受け手の感情のトーンを想定してみることなどが指摘されます。#新芸術校 pic.twitter.com/YfSnxuRGew
2018-06-17 15:42:27谷本美貴子さんは元々「人差し指」をモチーフに作品を作っていたのですが、お子さまが生まれてから方向性を模索しています。関心が変わるのは当然なので真面目すぎないようにとアドバイス。 #新芸術校 pic.twitter.com/ArWlsxOwSB
2018-06-17 16:05:28続いて谷本さん。指差しからテーマをどう絞るか。MTRさんはさらに試作を重ね、体験をもう少し複雑化、角度を変えて見せても良さそう。沈没船を作りたい伊賀さんには、自分の執着を見極めては。浦丸さんは作品は良いが、自己承認を展示に添加しない方が良いのでは等の助言が。 #新芸術校 pic.twitter.com/q2vhtkO3g8
2018-06-17 16:28:17絵画を考えるとき絵画のみに思考が集中してしまう、というすーちゃんは壁が飛び出る絵画展のプラン。青木さんのプランにはhiddenmotherをリサーチすることは良いが、リサーチを詰め込みすぎると本末転倒に、と八谷さん。酒井さんのアウトプットにはモチーフが必要では、と黒瀬さんの提案が。#新芸術校 pic.twitter.com/xyC5U0pAPr
2018-06-17 16:59:56酒井陽祐さんは水墨画で描いたモチーフをコンピュータープログラムにより画像処理した作品。ぼかしや滲みをアルゴリズムとして記述。黒瀬さんからはモチーフがあったほうが良いのではとアドバイス。※前回講評していない人を紹介してます #新芸術校 pic.twitter.com/EGJnZpzzQp
2018-06-17 17:08:09三浦春雨さんは幼少時にコップを割ってしまった時の危ないという大人の制止と裏腹に美しさに魅了された思い出から、破壊から生まれる創造をプランニング。ガラスビンを大量生産や窮屈な連帯感にも見立てられるのではないか。八谷さんからは面白いと好評価。 #新芸術校
2018-06-17 17:16:07画材から作る、という三浦さんには動機はおいてまずやってみよう、と講師二人から。リアリズム絵画に取り組み街路樹に関心を持つ宇留野さんには対象の中心を移してみてはと黒瀬さん。カビを育て、石を舐めるユニークな発想の小菅さんには、置く物が素朴なほど意味やセンスが重要、とお二人。#新芸術校 pic.twitter.com/JFRepMb1up
2018-06-17 17:26:39自画像としての人形を作ってきたBeBeさんは改めて祭壇の重要性を感じる講評に。礒崎さんには、自分の音楽の必要があるか、映像は必要なのか、と鑑賞者の環境を問う八谷さん。マスカーを使ったインスタレーションを企画する小林さん。プランは良いと、支持体や部屋の設定を追求していきます。 #新芸術校 pic.twitter.com/qm9m99HRBI
2018-06-17 17:53:01ホテルでカードゲームをする作品を実際のイベントを元に提出したアイコさん。記録方法を検討しては、と。プライベートブランドに着目した伊藤さんには、着眼点は良いがもう一歩作品として踏み込みたい。パールハーバー主題の西さんへは、作品の構想だけでなく、展示を詰めようとの講評です。#新芸術校 pic.twitter.com/PT9SBAGSTG
2018-06-17 18:23:11松枝さんは前回の空間全体を利用した写真作品プランを反省。過去作のチョコレート作品を再検討する展示を提出、作品は良いとして作家名を変える意味は、という問いかけも。F・貴志さんは時事的な新しい作品を携え、八谷さんにアーティスティック・インカムを贈呈。#新芸術校 pic.twitter.com/04fQ8vp2ZO
2018-06-17 18:59:18