1988年6月28日(火)の旅日記(94日目・モスクワ)
- namihei1224
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0630駅員に起こされ、ベンチに座る。ここはチケット売り場で、乗客がもうかなりいる。0820まで座って寝る。でもまあ足の疲れは取れたようだ。ソ連の列を観察。とにかく静かに本を読んだり、新聞読んだりしてる。多少窓口のとこはガタついているが。年季入りの行列なんだな。 pic.twitter.com/iOQLZeTNK9
2017-06-28 08:35:22ロシア人、顔の典型的ってのが多くいる。いかにもロシアの農民ってかんじのごつい奴とか、スターリンみたいに眉の濃いのとか。中国に比べ服装はやたら良い。西側の情報かなり入っているのだろう。
2017-06-28 08:37:12街へ出る前にトイレ10k。有料な分きれいだ。ここにはシャワーも併設。結局今夜もここベルロシア駅に泊まることにして、プロスペクト・マルクサのインツリへチケット受け取りに行く。地下鉄、本当に使いやすい。というよりバスがよくわからん。漢字がないと本当につらいね。
2017-06-28 08:38:33街で感じ見たこと。ルーマニア産トマト。チャウシェスクやってるな。ルーマニア、いかにもトマトよく採れ、みんな食ってて、余ってるから輸出して寒いロシアにわけてやるよってかんじ。箱の字体も洗練されてる。
2017-06-28 08:39:15ジュースの自動販売機。西側的なのはホテル内のみ。一般的なのは、ガラスコップを右側でジャーと洗浄して、左側に置き、コイン(1kか3kか10kか色々)入れてボタン押すと出てくる。他に果実入りジュースやアイスは人が売っていて、長蛇の列。 pic.twitter.com/IYLxlAXJzi
2017-06-28 08:40:20この国、何でも並ばんとだめらしい。シゲの言っていたように本当おばさんより上はみんな超デブ。しかし若い娘はおしゃれしてて美人が多い。多少化粧が濃いが。闇ではリーボックにリーバイ。これぞ最高級。俺のこの破けたブリジストンのシューズも買いたいという奴いた。 pic.twitter.com/YGhshtMuNR
2017-06-28 08:41:381000インツリ着、すぐ番が回ってきたが、まだできていない。しばし待てとのこと。ペーターを残し、インツリ前にたむろっているヤミ屋をひやかしつつ、一人あたりを散歩。英語の新聞を買う。Morning Star、英国左派の新聞だった。ソ連の英字紙探すがみつからず。 pic.twitter.com/2gqpRoe9mZ
2017-06-28 12:51:12ファンタとパン=0.35p。ファンタオレンジは今はやりのドリンクらしい。こうしてみると1p=500円札の価値あるね。近くに航空会社の支店通りがあり、JALに行ってみる。 pic.twitter.com/W7AXy7mavW
2017-06-28 12:53:44初めはロシア人がでてきたが、すぐ日本人の、元スチュワーデスっぽいおばおねえさんが出てきて、親切に地図までくれて、goodなベリョースカへの道教えてくれた。写真はそのときいただいた地図。KDDの広告が、目にしみる。 pic.twitter.com/GRZ3Jw4rjz
2017-06-28 12:55:53静かな緑の道通って、再び1055インツリに戻り、並びなおす。なんと非能率なことか、さすがは非合理主義の覇者だね、ソ連は。中国なんて目じゃないね。なにしろかれこれ70年も社会主義やってるんだからね。90%くらいの人が社会主義しか知らないのだから。
2017-06-28 12:56:50長い列にも涼しい顔で耐え、平然とヤミ、コネが横行し、不満も何もすべてあきらめ、達観したかのような趣。いかにもいかにもさすがソ連。旅行・交通に関する限り、中国の外人優先策同様に、団体優遇がまかり通っている。1220ようやく番が回ってきた。
2017-06-28 12:57:0610分後、どこかから俺のチケットを持ってきたおばさんが笑みとともに渡してくれた。微笑みか、諦めのシニカルな笑みか。いずれにしても中国の応対より全体的に良い気がした。よし、とりあえずこれでソ連から合法期間内に出国する方法を得た。同時に我々の野宿が完全に正当化されるに至った。 pic.twitter.com/1iN3ikrv5H
2017-06-28 12:57:49まずはめでたし。で、とりあえず飯だ。しかしレストラン(PECTPAH)がなかなか見つからない。あっても行列!出店もたいていはジュースかアイスだ。なんてこった。もっとも虎ノ門あたりで一膳飯屋探すようなもんだけど、それにしてもない。もう昼時なのに。やつらいったい何をくってんだ? pic.twitter.com/AHlvM5Ionw
2017-06-28 13:12:41まさかアイス食って腹一杯にしているわきゃないし、好食民族と聞いていたのに・・・腹減ってくると、イライラするもんだ。案の定俺の悪い性格が裸になってきて、心の中ではペーターといるからだなんて考えてくる。ペーターもそれを察したのか、赤の広場の脇で、2000駅で待ち合わせとして別れる。 pic.twitter.com/E2Ys6Uikze
2017-06-28 18:15:35おりしも、赤の広場閉鎖がわかり、俺がさらに頭に血を上らせたときだった。そうなんと今日から、広場は閉鎖されてしまったのだ!重要な会議のために!なんてこった!後悔先に立たず。昨日、写真の一枚でも撮っておけばよかった(>_<)衛兵交替も見損なった。 pic.twitter.com/updU4d2IPf
2017-06-28 18:24:51何よりモスクワに来て、クレムリンに入れないなんて、クリープのないコーヒーと同じだあ😥でも昨日少しでも広場にいたのがせめてもの救いと考えよう。要は考え方だ。写真のような歴史的会議だなんて、知らなかったし。 pic.twitter.com/05lBemuxZu
2017-06-28 18:27:241400グム百貨店にてめし。2.17p。立食ながら相当食った。駅より中身も味もよし。何となく、西武百貨店の中のスタンドでスナック食ってる気がしないでもない。しかしこの中暑い。 pic.twitter.com/u8SaSJIdWk
2017-06-28 18:32:42食ったもの。スープ、ゆで卵、マヨネーズ+ビーツの甘い漬け物、黒パン2つ、肉野菜ぐちゃ煮込みの皿、ジュース2杯、トマト付ローストポーク。あとで知ったが、ペーターも別れてすぐどこか見つけて飯食ったとのこと。やはり負の相乗効果で2人いっしょだと見つけられないのでは?
2017-06-28 18:34:31道連れの旅もいいけど、気心の完全にしれた、俺の場合、少なくとも日本人で日本での友達でないとあまりよい旅ができないように思う。
2017-06-28 18:34:40グム百貨店。ソ連最大のデパート。赤の広場に面して建っている。つまりはそれで入ったわけ。二階の毛皮や紳士服の店の窓から赤の広場を覗く。何カ所も移動して一通り満足行くほど見たが、レーニン廟の衛兵だけ、見えない!正時の交替どーしても見たかった!あきらめショッピング。 pic.twitter.com/kx6WTNXTgP
2017-06-28 18:37:31三色に塗り分けとても綺麗だ。今、ソ連は古い建物の息を吹き返さそうとうすいピンクとかのパステルカラーで塗りたくっている。 pic.twitter.com/VZiLTw0iYr
2017-06-28 18:40:16買った品。靴下1.6p(やっと買えた、日本の安物がここでは一番上等品。でも中国ではついぞお目にかかれず)、黄色いペレストロイカTシャツ17p。 pic.twitter.com/KVTs21YUsG
2017-06-28 18:41:32イヤリング3p(写真はレシート)この国もピアスが一般的みたいで、いいのがなく、よくあるやつしか買えなかった。ロシア来てわかった気がするのは、中国、日本、質の差こそあれ、女性のファッションや化粧は西洋人のまね。しかしまねはしょせんまねであり、貧しくとも基礎があるロシア人にはかなわん pic.twitter.com/eRjTQZVZNc
2017-06-28 18:47:00カメラ、TVコーナーへ。なんと商品の種類の少ないこと!中国の片田舎だって、もっとあるぜ。とにかくTV、オーディオ日本製なし。カメラも。今、この分野、日本製抜きでは語れないのでは?中国の旅で外人が持っていたカメラ99%日本製だったし。フィルムなんて隅っこに東欧製が一種あるのみ。
2017-06-28 18:52:40