1988年7月10日（日）の旅日記（106日目・ポーランド：ジェラゾヴァヴォワ）

桃岩荘人 @namihei1224

7/10　なかなか起きれず、0750起床。急いで0805出発。靴下乾いてないけど後は完璧😃✌️髪とかしたし、髭剃ったし、ポロシャツ着たし。ショパンを聞くのに身だしなみ整えた。ただ残念なことに天気悪い😞💨昨日買ったチョコケーキをトラム停で食い朝飯とする。 pic.twitter.com/gfH9DOKf4J

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🚌への乗り換えポイントに着いたら、あつあつのフランクフルトソーセージがあり、ラッキー✨102zlにパンとジュース50zl.バス、トラムとも空いている。立ち乗りあるけど立つ場所選べる。夏のバカンスシーズンって東欧にもあるのかな？国営企業とか。

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バス駅のinfoも中国の問事処よりはるかに使いやすい。手振りで0945発と教えてくれた。切符購入窓口に40分並ぶ。長い列。あと少しで割り込み。どなる。🇵🇱来て初めて。あと5分。しょうないあきらめ、🚌２番のとこへ行き直接交渉。外人しょうない作戦発動！

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なんだ楽勝！はじめっからこっちにくりゃよかった。座席半分しか埋まっていず、交渉するまでもなく、運ちゃんすぐ切符切ってくれた。ショパン生家、ジェラゾヴァヴォワまで180zl。予定通りすぐ0945出発。カケ大成功。晴れてきたし。 pic.twitter.com/uVIako6ZEJ

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7/10朝、ワルシャワバスステーションで購入したショパンの生家のあるジェラゾバボーラまでの🚌切符🎫。180zl はヤミ両替レートで18円、公定レートでも60円くらいだが、帰りの国鉄よりかなり高かった。窓口並ばず、運ちゃんから直接買ったので、正規料金でないかも。 pic.twitter.com/yeUCUSlGtN

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アウトブスでも混んでいるのもあるんだね。通勤？いやいや今日は日曜だし。ま、いーや。でもこのバスは70％ほど。日本の地方の観光バスレベル。うーん快適すぎて寝てしまう。ポーランドの田舎道。富良野そっくり。緑のじゃがいも畑の白い花、黄金色の麦畑。なだらかな道。 pic.twitter.com/QruGh3oZqG

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道祖神マリア？道端にときどきみかける。1100ちょうど、Żelazowa Wola着。ダッシュ。駐車場にはORBISの観光バスや自家用車でいっぱい。うわあ、生家も人でいっぱい！二階建ての白い小さな家から、ピアノの調べが・・・ pic.twitter.com/QdY3D2siGN

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ここはショパンの生家。夏の日曜、毎週のピアノコンサート。一番うしろの石に座ったり、立ったりして、ひとしきり聞き入る。正面奥、燭台の影にショパンの像がある。ピアノは人混みで見えない。聞き覚えのある曲が次々と。日本人もいっぱい。フランス語も耳に入る。天気上々。時々ぱっと日が差す。 pic.twitter.com/bC4Du1NEkO

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木々のさざめきと鳥の声。自分の音楽的才覚・知識の無さを痛感するが、聞き入る人々の表情を見ているうちに、音楽は小難しいことを言うのでなく、心から楽しむものだということがわかってきた。それをやっとわかってきたころ、1200コンサートは終了。1100に開始したらしい。

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演奏者の姿が見えた。少々太ったオバチャンだった。ブラボー！生家を見学。右奥にピアノ。メーカーは「KAWAI」！おっとたった今、目の前を「東京」と書いているTシャツ着た子が通り過ぎたぞ。テーブルなど調度品とショパンの絵が数枚。コンサートを終えて人々が去った後のベンチで日記を書く。 pic.twitter.com/YbRlpK4txg

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今はカセットかなんかの曲が流れているが、やっぱちゃうね。ショパンの手の石膏のお土産。公園内を散歩しアイス50zl食って、ハガキ2枚買ってレストランへ。チキン丸ごと、スープにジュースで1800zl、いやあそれだけの量とうまさあり。お菓子買ってパン幾切れか夕食用にいただき。

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1400再び、今度はちゃんとお金払ってコンサートに参加。学生料金50zl。トイレに行き、今度は一番前に座る。待ち時間、ハガキ書く。隣の家族が話しかけてくる。田舎もんって感じのオヤっさん、少し英語解す。少し話していうちにコンサートスタート。とてもいい。 pic.twitter.com/m5t94f4YVl

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かなり日差し強いが、午前中より充実した時間が送れた。ピアニストの紹介から見れた。ショパンコンサート1500からの午後の部は観光客も少なく、地元の人が多い感じ。かなり浸って浅い夢まで見た。良くも悪くもない夢だったが。 pic.twitter.com/TfFzNLzQTm

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1600終了。ハガキを妹など2通出す。さて今日は早めに帰ろうかという時、さっきのオヤっさん、ポーランドの農家の暮らしを見せたい、家に招待したいという。ありがたく受けさせていただく。ああ今日も充実しすぎになりそうだ。

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オヤっさんの名前はスタニスラフ。一家5人。とても陽気な奥さんと長男ダリウス、次男スタニスラフ、妹カロリーナ。富豪のようだ。陽気な奥さん、懲りなくポーランド語で話しかけてくる。東ドイツの自家用車、ラーダで家へ。7年前に購入。 pic.twitter.com/WRMU4v20bl

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20kmほど西へ行った隣村Młodzieszyn（ムウォジェシン）。家に着き、アイスもらう。広ーい畑、牛、豚50頭、一年で80頭、鶏は毎日2羽つぶして食う。スタニスラフオヤっさんの大好物だそうだ。他犬数頭などいろいろ。トマトのビニールハウスで1個食う。豚小屋の規模には驚いた。 pic.twitter.com/ETrxlABJdx

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1km四方全部私営。驚いた。ここら一帯私営農家ばかりらしい。とはいえスタニスラフはこのあたりで一番の富豪だろう。彼も米国狂。３人の兄妹が米国在住、遊びに行ったことも。ポーランド系って米国に多いんだよな。英雄コシューシコもいたし。いただいた写真の裏にはMay1987とある。 pic.twitter.com/NlsixVkN8t

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小雨。赤ワインから始まってコーヒー、ケーキ、お菓子。コーヒーはドロドロでスプーンで掬って飲んでる。そして圧巻はローストチキン！スタニスラフはさかんに奥さんの手料理を褒め、食べろ食べろと勧めてくれる。こういう風になりたいな。昼チキン食ったばかりなんだけど、にんにく風味特に旨い。

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ダリウス達とも打ち解けてきた。スタニスラフの英語、アンゲルスキがムチョ低レベルなのでつらい。口癖は「ムチョムチョ」＝「many many」。奥さん、肝っ玉かあちゃんって感じで容赦なくポーランド語で話しかけてくる。夫曰く「She is good people.」可笑しいけど羨ましい

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圧倒されているスタニスラフ、英語話せないのに圧倒している肝っ玉母ちゃん。クンフー、柔道の模範演技に正座。サービスサービス。しかし金持ちだ、すげえ洋酒が置かれたバーまである。10年前に建てたらしい。もちTV、ダブルラジカセなどなど。トイレ借りる。立派なお風呂場もある（当然か）。

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写真を撮り、手紙を約束。次回は結婚して夫婦で遊びに来るよと言っておいた。車で母ちゃんと泣きじゃくったカロリーヌが最寄りの鉄道駅ソハチェフまで送ってくれる。 pic.twitter.com/uLUrcGmf8m

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2025。IDカードで学生割引が利き、ワルシャワまで27zl。次の列車は2104のはずが、2030に列車が来た。ラッキー。2004の便が遅れて来たようだ。超ラッキー。 pic.twitter.com/J9jrhsaeL3

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ソハチェフからワルシャワまでの切符の裏面。 pic.twitter.com/Eagd6o2aZQ

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ポーランド平原の夕暮れ。前に座るおっさんと話す。元セイラーで日産サニーを持ってる。マツダ車、人気あるみたい。 pic.twitter.com/P5IaCoDtA9

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ローカル列車だが意外とキレイ。座席は朱色のプラスチック製。今日も日記書けないくらい充実した一日だった。 pic.twitter.com/CryPr99HmG

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