【スヌーピー】ペギー・ジーンというピーナッツ史上最も残酷な女の子についての備忘録
C.Bの3大ドリームガールの一人ペギー・ジーン登場記念日おめでと! (ドリームガール他二人は言わずもがな赤毛の子とあとエミリー) pic.twitter.com/YKtAuxTN7w
2018-07-23 21:47:30ペギー・ジーンは一見理想的美少女のようでいて、ボールを蹴るか否かで相手の信頼を測ろうとするとんでもない子ですからね。そこが好きなんだけど。99年のラスト登場回は子供の頃読んで「シュルツさんいくらなんでもえげつなさすぎだろ!!」と本気で思ったものです。 twitter.com/a_brick_head/s…
2018-07-23 22:11:11ペギー・ジーンの残酷さの一例 ・チャーリーがトチって放ったどう考えても現実に存在しない「ブラウニー・チャールズ」をずっと呼びまくる ・プレゼントとして手袋を買おうとしてるチャーリーに「お母さんに買ってもらったの!」と同じ手袋を見せつける ・再会してすぐにに振る ・これら全部無自覚
2018-07-23 23:47:54ピーナッツに出てくる女の子は大抵悪意丸出しなんだけど、ペギー・ジーンのヤバさは本人が悪意なくやっていることが結果的にチャーリー・ブラウンを容赦なく傷つけている点にあるんですわ。それを一度のキスだけで舞い上がるとか、チャーリー「いい人」にもほどがあるだろ...
2018-07-23 22:16:26是非ともペギー・ジーン最後の登場である99年7月11日の回を読んでいただきたい。ペギーが去った後のチャーリー・ブラウンの行動がもうね... お情けホームラン騒動の時みたいにブチ切れてもええんやで... gocomics.com/peanuts/1999/0…
2018-07-23 22:23:54両思いだと考えていた女の子に振られ、人生で何度目かの絶望の淵に立ったチャーリー・ブラウンが、最後に信頼を寄せたのは家族でも友人でもなく「飼い犬」だったというのは特筆に値すべきことだと思う。これぞチャールズ・シュルツの人間観であり、人生の結論だったように思えてならない。
2018-07-23 22:34:16実はペギー・ジーンのキスの瞬間は直接描かれていない。親愛の情のほっぺキスだったかもしれないし、チャーリーの空想の可能性さえある。シュルツ氏はこういう余白を作るのが実に上手い。そしてルーシーの扱いの雑さよ。 gocomics.com/peanuts/1990/8…
2018-07-23 22:47:49かつて某評論家のM山氏は「ピーナッツはシュルツが再婚して幸せになった70年代末以降どんどん面白く無くなった」と発言していた。彼はペギー・ジーンのエピソードをまともに読まなかったのだろうか?9年かけて描き切った孤独な男の情けなくも愛らしい一大ロマンスの顛末を。シュルツ的恋愛観の総決算。
2018-07-23 23:07:1380年代以降のピーナッツはスラップスティックや哲学性から徐々に撤退してコミュニケーション不全、老人性、そして絵画主義に移行していくのだが、その中でもペギー・ジーンのエピソードは少女の残酷性と少年の孤独を徹底的に無駄なく描いた屈指の出来だと思う。その結末も含めて。
2018-07-23 23:11:56少年の孤独に対するシュルツ氏の結論、血縁主義ともいえる『未来のミライ』と比べると物凄く際立つなぁ...もし生きてたらあの映画にどういうコメントを残すんだろう。 twitter.com/mimimomak/stat…
2018-07-23 23:17:27