【訃報】出崎統氏（アニメーション監督）　いろんな人の回顧

テリー・ライス @terry_rice88

しかし返す返す残念だ・・・・、しかし遺作って何になるんだろうか。源氏物語千年紀Gennji？　それとも去年のTAFで製作が発表になってたジョージ秋山原作のアシュラなんだろうか。http://d.hatena.ne.jp/moonphase/20100325　見る限りそれっぽいけど

テリー・ライス @terry_rice88

個人的には戦後日本TVアニメーションの正統派という印象（虫プロの出自ってことからも）だったんですけども、誰も正統派をきちんと受け継ぐことなく、なくなられてしまったような寂しさを感じますね・・・・＜出崎統死去

テリー・ライス @terry_rice88

別に宮崎駿をdisるわけじゃないですが、宮崎アニメの良さって、世界観であったり、作中の雰囲気だったり、ナウシカだったり、クラリスだったり、シータだったりするわけで、あんまりお話は重要視されてない気がします。

テリー・ライス @terry_rice88

けど、出崎統はまず「物語」ありきで。その物語の奥行きを深めるため、画面構成、演出をされていたようにおもいます。アニメが物語を引っ張るんじゃなくて、物語をアニメで引っ張る。一種の増幅装置みたいなものでそれに掛かるとどんなものでも出崎監督の色に染まってしまう。それが凄い。

テリー・ライス @terry_rice88

ベルばらもジョーもブラックジャックも原作があるはずなのに、感じられる出崎臭。しかも名作漫画といわれている作品。アニメが原作に負けてないのはやはり出崎監督の手腕というほか無いでしょうねえ。

（福） @dakkokko

出崎統監督の作品は、NHKのBSプレミアムで「雪の女王」が、東京MXで「宝島」が放送中ですね。 http://www9.nhk.or.jp/anime/snowqueen/ http://www.mxtv.co.jp/takarajima/

（福） @dakkokko

直接お話をうかがったのは6年前、「雪の女王」で取材させていただいた1回だけでしたが、「ガンバの冒険」は子供心に深く刻まれた作品です。 / ＴＶアニメ「あしたのジョー」出崎監督が死去 : エンタメ : YOMIURI ONLINE（読売新聞） http://t.co/b54rYzW

（福） @dakkokko

出崎統監督に、なぜ「AIR」をやったんですかと聞いたら「アニメブームなんてないころから、自分が今まで作ったことがない、わくわくするものを作ろうとしてきた。冒険する気持ちを忘れたくない」との答えが。「見ている人の心を揺さぶりたいと思いながら作っている。見た人が忘れないものを」とも。

popstyle編集部 @popstyle_yomi

(央)です。2009年１月14日、popstyleの見開きにご登場頂いたアニメ界の鬼才、出崎統監督が逝去されました。透過光、画面分割など斬新な手法は後に大きな影響が。ご冥福をお祈りいたします。http://bit.ly/feBU0w　その紙面から、名言を幾つかご紹介していきます。

popstyle編集部 @popstyle_yomi

「Genji」時の出崎監督。（Q弱者が強者に挑む名作が多い。源氏は対極的では？）　A　生まれながらに宮中で地位があるということは、一種の退廃、ストレス。枠にはめられているのはかわいそうですよ。それを乗り越え、源氏が父である天皇の愛人と恋仲になるのは、やっぱり反逆の精神なんです。

popstyle編集部 @popstyle_yomi

出崎監督名言２　“例えば「エース」のお蝶夫人、「おにいさまへ…」の宮さま、どちらも周りからキレイ、お金持ちの娘さん、て持ち上げられるけど本人はプライドを守るために人一倍苦労していたり道ならぬ恋に耐えていたり。悲しい存在感があるから僕は大好きなんだ。”

popstyle編集部 @popstyle_yomi

出崎監督名言３　「Genji」について（Q花びらやホタルが舞う、闇の強調や画面に差し込む光などは）　A今回もキラキラが飛びますよ（笑）。電気がない時代ですし、闇の怖さとか月の光のまぶしさも描ける。映像は突き詰めると光と影以外に何もないですから。“出崎調”めいっぱい出てきます！

popstyle編集部 @popstyle_yomi

出崎監督名言４　“葵の上っていいなあと思う。でも、六条御息所の回はああ六条いいなあって（笑）。…その都度女の人たちに心を持って行かれてます。女の人は強いよね。俺は必死に源氏の目線を追ってるけど、揺さぶられながら彼が成長していくのはいろんな女性のおかげ。男は結局女で作られるんだよ”

popstyle編集部 @popstyle_yomi

出崎監督名言５　“映画「グラン・プリ」（ジョン・フランケンハイマー監督、１９６６年）を見た時、３０分割ぐらいの画面がドーンと出てきてビックリした。あ、これおもしれえな、と思って分割画面をやるようになった。”

popstyle編集部 @popstyle_yomi

出崎監督名言６　“だから俺には賛否両論あるんじゃないかな。原作の面白い所を膨らませたりテーマを表現したり、自分流になっていく。観客が見た時に面白いか面白くないか。原作を読んで俺はこう思う、ていう感性を自分で主張していかないと、「映像の言葉」として送るのは難しいんです。”

popstyle編集部 @popstyle_yomi

アニメ内で止め絵が３回横や上からやってきて効果音と共にバシっとキメる手法について「歌舞伎の拍子木を打ち鳴らしている雰囲気のようですね」と申し上げたら、「歌舞伎で時空をポン、と飛ばす時の効果が、オレのアニメと似てるよね。でもオレは歌舞伎見始めてまだ10年も経たないけど(笑)」。

popstyle編集部 @popstyle_yomi

出崎統監督ご登場時のpopstyleブログ１。２年前のものですので、リンク先の動画やプレゼント情報は無効です。この動画で「３回止め絵」に挑戦したりしたなぁ…　「読め、読むんだ!　出崎統監督登ジョーぉぉぉ!!!!」　http://bit.ly/dHLfQM

popstyle編集部 @popstyle_yomi

2009年１月の出崎統監督見開きは社内外で大変な反響が。そのルポとしてpopstyleブログ２（過去記事なのでリンク先の動画やプレゼント情報は無効です）。力石だけでなく「ジョーのお葬式」もあった！　「燃え上がる出崎統監督記事反響」　http://bit.ly/fJjiVm