芝居屋風雷紡『ロンギヌスの槍』感想まとめ

くろかわ @twinkle_fiber

真が最期に遺した「七生報国」は、自分の意志は変わらないという意味なのか……？と。国のために（と思って）人を殺したこと、生まれ変わっても「国を守るため」という信念は変わらないことを明示した……？真実は永遠に語られることはないのだけれど、唯一分かるのは全ては真の意志であるということ。

くろかわ @twinkle_fiber

パンフに「16歳は結婚が許される、18歳は選挙権が得られるけれども17歳は何もない」というようなコメントがあり、なるほどそういう考えもあるなと。真も本当なら何も起こらないはずの17歳だったろう、時代と自分の周りに起きてしまったことがこの事件になってしまったんだなと。

くろかわ @twinkle_fiber

真を演じていた雪乃ちゃん、兄と話していた声のトーンと取り調べの時や自分の意見を主張する時の声のトーンが全く違い、時間の経過と心の変化が顕著に現れていたのは本当に凄かった。強くも脆い、本当の17歳の姿を感じました。

くろかわ @twinkle_fiber

最初に教唆を疑われた白瀬、事件の黒幕なのかと思いきや誰よりも真を大切に思っていたし、真の危うさも全て受け止め諭し、第2の父のようであったなと。端的に言えば悪い人じゃなかった、多分……きっと。

くろかわ @twinkle_fiber

そしてそのままほぼすべての時間、全員が舞台上のどこかしらにいるというあまりない光景の中で物語が進みます。 前回の刑事も立花さん、今回の刑事も立花さん。世界線は違うかもしれないけれども、きっと真実を追い求めるために存在しているんだろう、「立花刑事」は。

くろかわ @twinkle_fiber

やっとなんとか書けたので、改めて芝居屋風雷紡「ロンギヌスの槍」の感想を。 事前に「始まる前から始まっている」というツイートを見かけて、観る前から謎を出された気分でしたが、開演10分前から出演者が一人また一人と出て、開演時間には全員が舞台上に。 （続きは連ツイ） #ロンギヌスの槍

めぐたん＊ @goo09_01fy

今日は時々「#ロンギヌスの槍」のあんなシーンや、こんな台詞あったなぁって思い浮かべながら仕事してました！ 「十字架につけよ！十字架につけよ！」 「真ちゃんは生まれ変わりを信じるかい？」 「7回生まれ変わっても国に尽くす」 「あんまり突っ込むなよ？辛くなるだけだぞ」 など #芝居屋風雷紡

やっすん @Ya_S_N33

母はやはり私とは違う考えで、見方も大きく違うので ロンギヌスの槍の考察や感想の意見交換が親子の良いコミュニケーションになっています(笑)

やっすん @Ya_S_N33

芝居屋風雷紡さんの作風が凄く好きで…！というか吉水さんの脚本が本当に好きで…！ フラグの立て方が凄く上手なんですよね…最後にこのフラグはこうだったのかな…？となる感覚がたまらなく好きです…💕 色々な観点から自分の持っている知識を絞って考え、観劇後も考察できるのが凄いなぁと思います

やっすん @Ya_S_N33

分からなかったからこそ導いて欲しかったんじゃないかなと思います なので可愛がりながらも叱ってくれる白瀬さんが彼女の中での理想の父親像だったんじゃないかな… だから最初は尖っていた真ちゃんも懐いたんだと思いました きっと親身に考えてくれる白瀬さんが彼女にとって凄く嬉しかったと思います

やっすん @Ya_S_N33

父親の自由主義で一個人として娘を扱うその姿が真ちゃんにとって見放されているように感じたのかなって お兄さんが亡くなって真ちゃんは何が正しくて何が間違いであるか自問自答しているように思えました きっと真ちゃんは父親に叱って欲しかったんじゃないかなって… #芝居屋風雷紡 #ロンギヌスの槍

スノー @_brwygp_

1 番最初の山之内兄妹のシーンで真が「こわい夢を見た」と言っていました。私は最終的にこの結末が全て真のこわい夢だった…なんて形の終わりだったらいいのになぁなんて思いました。 最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。 #芝居屋風雷紡 #ロンギヌスの槍

やっすん @Ya_S_N33

お友達が言っていて気付きましたが、舞台に最初出てくる順番が真ちゃんに関わりの深い順に出てきたのかなぁと🤔 そしたら1番最初がお兄さんで最後が真ちゃんなのが納得できるかなあと 刑事さん2人は関わった月日が1番若いですし🤔 #芝居屋風雷紡 #ロンギヌスの槍

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

@yomishizumama 観ていて、兄を失ったあとの彼女は孤独だったんだろうなと思っていました。 怖かったのは、まったく自分の言動を疑わない日教組の教師ですね……あんなクラスには、おそらく彼女は居場所はなかっただろうなと。そんななか、右翼団体は魅力的な場所だったでしょう。 また来年の夏を楽しみにしてます。

スノー @_brwygp_

そして立花刑事はやっぱり去年の作品『しょうちゃんの一日』のしょうちゃんのお父さんだなってわかりました。「娘が2人いてそのうち1人が年頃」と話してましたし…タバコも良く吸うひとでしたし…そんなことを思いながら2回目の観劇をした時にたくさんの伏線にきづきました。↓続く

スノー @_brwygp_

「真の字…汚くて……俺にそっくりだ……」と泣くシーン それまでなんの抑揚もなく淡々と喋っていたお父さんがあんなに感情を出すのは初めてだったのでついついこちらも泣いてしまいました。このお父さんのシーンは何度観てもボロボロと泣いてしまうくらい感情移入してしまいました。↓続く

スノー @_brwygp_

今回は3回観劇させていただきました。 そしてパンフレットを見たときまず思ったのは《立花刑事》という名前… すぐに去年の作品を思い出したました。それから1回目の観劇は最後の方に展開が早すぎてあっという間で…その中でも気持ちが一気に溢れたのが真が自殺したあとに真のお父さんが↓続く

スノー @_brwygp_

千秋楽から2日経ってしまいましたが ロンギヌスの槍 感想つぶやいていきます！ #芝居屋風雷紡 #ロンギヌスの槍

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

【槍】今回、役者たちは出番のない時は、舞台を降りたところに並べられた椅子に座っている。舞台の上で半狂乱になって娘にとりすがる母親が、暗闇に沈みながら舞台から降りる瞬間、すっと表情を消す姿に凄みがあった。演説に熱狂する群集は全員で演じる。個を失い、声をあげる大衆に溶けていくようで。

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

【槍】彼は人間へと引き戻される。少女のイメージの中の「十字架にかけられたキリストと彼の脇腹を貫いたロンギヌスの槍」が、「一人の不器用な人間と小さなジャックナイフ」へと戻る瞬間でもある。物語を最初から観てるわたしには彼女の気持ちはよくわかったけど、刑事たちには理解できないだろうな。

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

【槍】そうしてイメージを帯びて聖性化されたのは、凶器だけではない。彼女のターゲットとなった政治家も、彼女の中でどんどんイメージが積み重なって、元の姿が見えなくなっていく。彼については、ずっと名前だけで、どんな人かわからない。でも最後に遺された妻が現れて生前の彼を語ることで、

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

【槍】妹への愛情に満ちた兄との絆だったんだろうな……と思う。それがなくなったところに入り込んできた「日本を守る」というイデオロギー、そりゃあ先鋭化するよ。喪失感への代償行為だもの。そうして、小さなジャックナイフが、彼女のイメージの中でどんどん聖性を帯びていく。ロンギヌスの槍へと。

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

【槍】「日本は革命前夜だ」という右翼団体のイデオロギー。思えば、彼女はイデオロギーに囲まれている。安保闘争最中に父親が自衛官であることの正義、日教組に属する教師が無自覚にばらまく中国の理想化、母親が家に持ち込んだキリスト教というイデオロギー……それらに対抗できていたのは多分、

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

【槍】自衛官の父親の転勤で親しい友達もおらず、双子の兄だけが親しい友だった少女。この兄との距離が、兄妹ってこんなだっけ？と思うほどに近いのだけど、彼女の中を満たしていたのは、この兄との親密さだけだったのではないかと思う。それがなくなって、ぽっかりと空洞になったところに現れたのが、

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

【槍】芝居屋風雷紡『ロンギヌスの槍』、山口二矢による浅沼稲次郎刺殺をモチーフにした作品。千秋楽終わったから、もういいかな。 少年から少女に移し変えられた政治家刺殺犯は、亡くなった双子の兄の死をきっかけに、どんどん右傾化を強めていく。あの姿を見ていると、なんだかかわいそうになる。