twblnovel 2017年12月～2018年6月

ハウリル @how_howlite

「エイプリルフール」そう言い放ち、生卵を一気飲みした。 #twblnovel 「本当に子供が欲しいなら今から作ろうか」「えっ？」「今、卵で精力付けたし、必要なら栄養ドリンクも追加してあげる」「えっ？えっ？」「だから、今日はしっかりと、中に出してね？」「……えっ？」

ハウリル @how_howlite

日常になれば忘れる。 忘れれば新たな人に恋するだろう。 #BL短歌

ハウリル @how_howlite

天然の天使苦笑し天国はてんで暇だと天狗に愚痴る #短歌

ハウリル @how_howlite

望めば叶った恋だろう。望まなかったからこその君の娘。 #BL短歌

ハウリル @how_howlite

プリンには名前を書くこと。アイスには名前を書くこと。食べる前に名前を確認すること。そんな簡単なルールすら破るものだから、あまりにもムカついて。だから、自分の名前を書いたアイスに媚薬を入れてやった。案の定食べてやがるけど、今日の俺は外泊予定なので知らなーい。 #twblnovel

ハウリル @how_howlite

糠床の匂い染み付く男の手 捏ね繰り回すことがお得意 #BL短歌

ハウリル @how_howlite

階段を二段昇らなければ目も合わない。望まずとも伸びた奴と、望めども伸びなかった俺との身長差だ。そんな二人の目が、今はガッチリと合っていた。「…」「…」二人して寝転がったまま、気不味い沈黙を保つ。昨日の夜、何があったかは覚えていない。しかし、二人は裸だった。 #twblnovel

ハウリル @how_howlite

アラームに伸ばした手が重なって僕らは二度寝をすることにした #BL短歌

ハウリル @how_howlite

指先に落ちた雨粒を宝石にして指輪としようじゃないか #BL短歌

ハウリル @how_howlite

うわごとのあふれる口ははくはくと僕の唇を誘っていた #BL短歌

ハウリル @how_howlite

点pが直線上を動く時、点qはただpを眺める #BL短歌

ハウリル @how_howlite

今時手紙なんかで告白するシチュエーションなんて見たことがない。しかし今、実在してしまった。下駄箱の中に入っていた手紙は、ただただ俺への思いが書かれていた。名前も、所属も、他には何も書かれていない、神経質で真面目そうな、男の書いた文字だった。 #twblnovel

ハウリル @how_howlite

昼間に会った人と夜に会い、およそ昼間にはしないことをする。 #BL短歌

ハウリル @how_howlite

本当の意味で孤独に寄り添うことなどできぬと知る、遅い朝 #BL短歌

ハウリル @how_howlite

スピーチはできないけれど、弔辞なら読めると思う。友達として。 #BL短歌 #葬式に呼んでください

ハウリル @how_howlite

結局のところ、人が人を好きになるには見た目が重要なのだ。僕だから、じゃない。僕の見た目が女の子のように可愛いから、好きになったのだ。デートでスカートを履いていけば、学校で会う時よりも、ズボンを履いている時よりも、嬉しそうな顔をする。そういうことなのだ。 #twblnovel

ハウリル @how_howlite

メールをしただけなのに　夜中に窓を　叩く君 返信よりも　長い切望　#短歌　#きみには敵わない