そういえば昔、坂本真綾の「DIVE」から「Lucy」への変化に激しく落胆している方がいて「現実肯定のためにファンタジーを否定する必要なんてないのに」とかなり強い口調で仰っていた。
2010-04-04 03:39:11とは言っても、当時真綾さん20そこそこでさ。それまでの真綾さんの歌世界っていうのは、他の大人たちが上手にあつらえたものであって。さあこれから色々な色にチャレンジしようと、本人が能動的に選ぶ段階になって「あなたの良さはそれじゃない」って言われてしまう状況もすごいなと。
2010-04-04 03:40:58まあなんかそれだけ、聞き手にそういう感情を呼び起こさせるような何かを、元々持っていたのかもしれないし、あるいは菅野Pとの組み合わせで生まれた奇跡だったのかもしれないけど。
2010-04-04 03:41:58ただ一般的に、初期に多大な期待をかけられたアーティストの「ファンの好意にその後の挑戦を全部潰される」フラグを、きちんと受け止めたり受け流したりしつつ、結果的に今もきちんと「坂本真綾」として存在感があるっていう事は、相当すごい事だとも思う今日この頃です。
2010-04-04 03:43:42ガワからコンセプトを固めるアーティストなんていくらでもいるわけでさ。時には「等身大の自分を表現する」という「ガワ」な事すらある音楽の中で、きちんとそれを模索する姿勢を維持する事も希有な事だし、それを認める環境も希有なものだし。
2010-04-04 03:46:56ファンっていうのは常に「俺の好きな○○」っていう箱に、アーティストの方を押し込めてしまおうとしまいがちで。(それに答える事が生き甲斐、義務だと思ってるアーティストさんもいるけど)
2010-04-04 03:49:07多くの人に注目されるっていうのは、そういう無数の「箱」と対峙する事でもあり、これは避けようのない事で。アーティストの活動はいわばファンを生んだ源泉でもあるのだから。
2010-04-04 03:53:22ただ「アーティストは源泉なんだから親のようにファンを気遣えよ」っていうのは行き過ぎだし、逆に「アーティストの負担になりたくないので口をつぐみます」ってのも時と場合というか。コール&レスポンスを求められてる時にデリカシーを主張するファンもそれはそれで空気読み違えてるし。
2010-04-04 03:55:04うーん、@iciro のスマートで読みやすく、バランスの取れた意見は憧れだ。 RT @ichi_3: https://twitter.com/iciro この方も菅野真綾の話からファンとアーティストの関係性について興味深いことをおっしゃってる
2010-04-04 12:49:45