廃墟文藝部 第伍回本公演【ミナソコ】感想まとめ

廃墟文藝部 第伍回本公演【ミナソコ】の感想まとめです。 (上演日:2018/07/28-29 場所:愛知芸術文化センター小ホール)
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みみまる @mmrosesignal

おまけ絵。ほんとすっごく良かったです、ミナソコ。また観たいくらい。皆様お疲れさまでした。切ない夏をありがとうございます。次の作品も楽しみにしております。 pic.twitter.com/dpoaqAFYUd

2018-08-04 19:46:04
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みみまる @mmrosesignal

廃墟文藝部「ミナソコ」 凄く面白かったです。好き。まず舞台の作りそのものが良くて、演出が素晴らしくて、その上で演じる役者さんたちがまた凄く良くて! 彼方と詩織の視線の先には本当に海と空があって花火があったのだろうなあ。終盤で二人が手を取って駆けるシーンは、美しくて涙が出ました。

2018-08-04 19:17:12
みみまる @mmrosesignal

よしミナソコの感想を呟くぞ…!一週間経っちゃったけど!

2018-08-04 19:12:54
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想21】→…「みっともないママも愛してるよ」「ずうっと見てるねぇ」 しかし…見苦しく…でも美しく運命を全うした兄妹と共に過ごし… 小指の先ほどの詩織の想いを受け止め、自分の業に対して「ずっと見ててね」…と向き合えるようになった彼方の姿も…また美しかったと思う。 pic.twitter.com/bqfIBwqtCz

2018-08-04 02:47:01
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I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想20】→…自ら精神を擦り減らすことで…次第に己が精神が「この世有らざるモノ」に変質していく様を…重ねている様に思えた。 一方で、その罪はその憎まれ口と同じ口で… 彼方に愛を囁くようにも見える。 詩織の文則への愛にも似た…一途な愛… 愛は呪いだ。…→

2018-08-04 02:44:56
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想19】→ 「罪の再生産」と彼方 彼方は…執拗なまでに自らを自己非難、自己否定に追い込む。 写真の先にある彼女の罪が囁きかける…彼女が生きることによる「罪の再生産」は、何となく筋ジスにおける「筋の自滅的な壊死と異質なものへの変性」に準えている様な気もした。…→

2018-08-04 02:44:19
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想18】→ 「食べる」 文則が背負った…「食べる」という償いにもみえる行為。 彼に隠されていた…詩織を…二重の意味で生み出した…この形で生み出したという罪への贖い。 「食材」と「贖罪」…同じ音になるのが何ともいえず皮肉だ。…→

2018-08-04 02:43:57
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想17】→…そして明かされる…1年前の文則の決意… 「一番綺麗なまま書き記すよ」 … 文則の気味悪い…独善的な振る舞いの裏に隠れた想いが垣間見える…どんでん返しとも言えるシーン。 しかし…紡がれた最後の物語に…彼のモチーフが見えないのは何とも悲痛だ。…→

2018-08-04 02:43:11
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想16】→…『書けるんじゃなくて、書かなきゃいけなんだ…』…詩織を永遠のものとするために。 そして紡いだ物語は…おとぎ話から…不意に現実へ飛び込んでいった印象だ。 それは…文則が望んでも望んでも…叶えてあげることができなかった… …幻のGood Endingに見えた。…→

2018-08-04 02:40:38
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想15】→…「人魚姫の決断」への非難。 しかし言うだけで自分は決して成し得ない…奇跡を生むナイフが存在しない現実を前に… 文則にとって彼方は憎悪の対象であり…また一縷の望みだったのかもしれない。 一転最後に、詩織を彼方に託そうとした文則の…拙い行為が悲痛。…→

2018-08-04 02:39:40
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想14】→…容易に推し量れはしないが… 最も凄惨な結末のこの人魚が重なって見える。 「人魚姫の心臓」と文則… そして彼方へ 心臓を廻る現実の行為と…文則が紡ぎ出した物語のギャップは非常に大きい。 人魚姫の結末が嫌いだった文則。明らかに「自己嫌悪」を投影した…→

2018-08-04 02:38:46
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想13】→…この作品では 「左足」と違って、人魚が好いた相手は人魚に何ら酷い仕打ちはしない。 しかし一方で、寄ってたかる島民は… 詩織の「病」そのものの様にも映る。 「すぐに消えてしまうモノが好きよ」と表される…消えてなくなりたい詩織の心情。 詩織の心境こそ…→

2018-08-04 02:38:14
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想12】→… 「人魚姫の左目」と詩織 貧しさが産む…恐ろしい集団の狂気。 本来は精神の自己防衛であるはずの「慣れ」が生み出した極限の悲劇。 島中の人間が、罪が、穢れが真珠に埋め尽くされる… 島は真珠でできた山となる。 あまりにも凄惨で…しかし美しい。…→

2018-08-04 02:37:21
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想11】→…どう重ねて見るのかが、ちょっと難しい。 現実世界のみで解釈すると「不死の悩み」は存在しないはずで、どう結び付けられるのか悩んのだが… 彼方も含めた3人に纏わりつく… …「永劫消えることのない罪の意識」 … これが「不死」と等価になるのかもしれない。→

2018-08-04 02:36:44
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想10】→ 「人魚姫の左足 」と水底家の狂気 作中小説「人魚姫の左足 」からは、支え合って生きた男女を狂気に突き落とした「不死の苦悩」の姿が印象的に描かれる。特に夫が陥った狂気は…その凄惨さから そうそう理解できるものではないが、…これを現実の水底家の狂気に…→

2018-08-04 02:34:07
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想9】→…後々咀嚼すると…それを踏まえて尚、見立てや暗喩を考えさせる奥深さなので、きっとバランスは良いのだろう。 そんな暗喩について、思い浮かんだものをものを、ちょっとコラム的に書いてみた。 ……どうでもいいよね。ほんとにさ。冗談だけど。(正しい使用例)…→

2018-08-04 02:33:42
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想8】→…仕込まれた違和感には皆しっかり理由が潜んでいて…伏線となり…後から唸る。時間の余裕なんて一切無かったけど、2度観たい芝居だった。 ミステリー部分にしっかりとした解をぶら下げて… 時に「序盤からバラし過ぎでは?」…と思う演出もあるのだが、…→

2018-08-04 02:33:14
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想7】→…落ち着いた空気から…不意を突く狂気を感じさせる精神効果も形成する。先に挙げた伏字で欠落させた情報により醸す怒涛の混乱など、廃墟きっての精神兵器である「音楽」にも迫る精神誘導ぶり。 展開としても…ギョッとする違和感が各所に散りばめられているが、…→

2018-08-04 02:32:40
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想6】→…正直、この組み合わせを発想した時点で勝ったも同然…やはりコンタさんは…人を奈落の底に突き落とすことにかけては随一の天才や。 演出としては…コンタさん得意の「テキスト・プロジェクション」が更に多様さと鋭さを増した。まるで小説を読んでいるかの様な…→

2018-08-04 02:31:22
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想5】→…これらピースの掛け合わせは、人魚の苦しみと幸せに…実に現実感ある苦悩を重ね合わせて、廃墟文藝部作品の中でも飛びぬけて「非現実感と現実感の融合」を果たし、想像し難い…なんとも薄気味悪い空気を作り出している(褒めてる)。…→

2018-08-04 02:30:51
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想4】→…「Y染色体が発症を阻害する因子」という巧妙な…おそらくはオリジナルの設定だ。これで人魚"姫"に繋げていると思われる。 こんなとこは気にせず受け容れて楽しんでも良いのだけれど、設定オタクの私としては、こんな拘りの工夫が嬉しい。 結果として得られた…→

2018-08-04 02:30:01
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想3】→…「シビアな境遇・関係・感情」を合理的に繋げていく仕掛けが また実に上手い。欠けた情報の奔流で興味を誘う演出も非常に効果的だったが、かなり明確に難病「筋ジストロフィー」をモチーフにしている。ただし真逆の設定が仕込まれており、それを成立させるのが…→

2018-08-04 02:29:27
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

ミナソコ(廃墟文藝部)感想2】→…見事なサイコミステリーとファンタジーの融合でした。 緻密な脚本もまた色々なものを重ね合わせてくる。 アンデルセン童話の人魚姫を筆頭に…八百比丘尼をはじめとする各種人魚伝承を連ね、多重なファンタジー感を醸しながら…今、目の前にある奇妙な人たちの…→

2018-08-04 02:29:00
I元(観劇残留思念体) @i_moto_y

#ミナソコ#廃墟文藝部)感想1】二室構造の舞台で重なる様に展開する芝居。各室に誂えられたプロジェクションが更に二重構造を形作り、終始 水底に揺蕩う感覚を醸す照明効果に…観る者の感傷を支配する音楽。 あらゆる面から絶え間ない波状攻撃を仕掛けて…観る者を多重に揺さぶり追い詰めてくる…→ pic.twitter.com/Xt2Gwvr0Ma

2018-08-04 02:27:54
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