ゴローちゃん飯屋の引き良すぎ問題。あるいは「孤独のグルメ」のテーマについて

あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

そういう視点で読んでたので、あの「モノを食べる時は自由で救われてなきゃダメだ」という台詞、俺初読時にかなり本気で感動したんだよね。　この漫画は「飯」ではなく「食」を描いているんだ、というのを痛感した瞬間。

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あと、さっき「食の自己決定」が重要ポイントだって言ったんだけど、そういう意味で言うと新装版にオマケとして病院食という「受動的な食」が挿話されてるのも結構味わい深いんすよね。

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あのエピソードが孤独のグルメの中で結構浮いてて、あのエピソードが浮いているという事実が逆説的に「孤独のグルメで何が描かれていたか」を浮かび上がらせている。

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ちなみに例のアームロック回のハンバーグランチの洋食店、やっぱりモデルになった店はちょっと困ったりしてたらしいですよ。

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ただ、実はあのバイトに当たり散らす極悪店長が過去にマジで実在してたのを地元民が証言してる上に、後々店側もインタビューで「昔1年間、雇われ店長をやっていた人」と実在を認めてるんすよね…。すげえ話だ。

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コレよ。／東京・板橋の洋食店が困惑　「孤独のグルメ」で誤解広がる - グルメ - Jタウンネット j-town.net/tokyo/gourmet/…

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まあなんか話が色々あっちこっち行ったけど、なんつーかな。「あー◯◯食いたいなー」って思って街ふらついてる時に「お、良さそうな店」って思って入ったら、店の名物メニューみたいなのがあって散々迷ってそれ頼んだら思ったより案外で、「あー素直に◯◯頼んどきゃなあ」って思いながら食う訳よ。

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そん時に「このメニュー選んでなかったら『あれ実際どうだったんだろう？』って思ったまんまだしな。ガッカリすんのも旅の旅情よ」とか自分で自分に言い聞かせんのよ。で、やせ我慢して「美味かったぜ」って店を出てく。　そういうのが俺にとっての孤独のグルメごっこなんすよねー、とな。