まどまぎ考察色々あるみたいだけれど。そもそもQBとは何か?と考えれば、魔法少女すなわち人間が抱く欲望、願望の権化なのだと思う。そのようなまかり間違えば負の作用を伴う想いが人類の文明をここまで発展させたのだと。(゜_゜)
2011-04-26 00:42:49まどかの「願い」の実現については、自らの魂を生贄に捧げて世界を変容させるという観点ではキリスト教的。「願い」が実現した世界をパラレルに創造すると言う事ならば仏教的な思想に合致するけれども。。どうなんだろうな?(´。`)
2011-04-26 00:48:23実は、ボクは最終話を見たときにすぐ劇場版ラーゼフォンを思い出したんだよ。これにはちょっとした事情があるんだ。まどかは「鏡の国」のアリスは知っているかい?
2011-04-28 00:46:39鏡の国のアリスは、最後にある詩が書いてあるんだ。どんなものかというと「不思議なる 国をさまよい 長き日を 夢見て暮らす つかのまの 夏は果てるまで 金色の 夕映えのなか どこまでも たゆたいゆかん 人の世は 夢にあらずや?」っていうんだ。これは岩波少年文庫の訳らしいけれどね。
2011-04-28 00:48:51これを劇場版ラーゼフォンではヒロインの美嶋玲香(遥)が冒頭と、最後の場面でつぶやいているんだけれど、劇場版ではちょっとした演出があってね。玲香がこれを読み終えた後、孫娘からこう聞かれるんだ。「お婆ちゃん、アリスは本当に現実の世界に戻ってきたの?」って。
2011-04-28 00:53:06さっきの詩の最後に「人の世は夢にあらずや?」は、人間が生きてる世界も夢じゃないのか? という意味なんだ。これは劇場版本編を見るとわかるようになっているんだけれど、大きな伏線になっている。なぜかというと、この最後に出てくる美嶋玲香は現実のものではないからね。
2011-04-28 00:55:17どうしてかというと、世界を調律するラーゼフォンというシステムでも劇場版には大きな制約があって「時間を戻すことはできない」ということをはっきりいっているんだよ。にも関わらず、美嶋玲香は中学の頃からの主人公綾人と過ごした記憶を与えられていたために、そちらの記憶もあるんだ。
2011-04-28 00:57:31これは何かに似ていると思わないかい? さやかとまどかの最後の会話で「さやかが魔法少女にならない未来もあった」とまどかはいっていた。それはつまり、まどかはそれ以外の未来も知っている、ということなんだ。
2011-04-28 00:59:19これは最後のボクと暁美ほむらの会話にも同じことがいえるね。ほむらはまどかと過ごした記憶を持っているけれど、ボクやマミ、杏子にはない。つまり、見方によってはまどかの物語のすべてが暁美ほむらの夢であったともいえるんじゃないかな。
2011-04-28 01:01:21今のはあくまでも、こういう視点で見ることもできる、という話しだから必ずしもそれが正しいとはいえないけれどね。大事なのはまどか☆マギカという作品は「こういう解釈もできる」というのを、色々な視点で楽しめるってことなんだ。
2011-04-28 01:07:12作品そのものの評価に関していえば、これは魔法少女アニメの王道を外さないようにしながら、最終的にそこへ結びつけた作品、とはいえるんじゃないかな。
2011-04-28 01:09:02